退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「見るだけで『うれしい存在』とロシアの古典小説を上手に描けなかった映画」について

2021-04-01 02:18:43 | Weblog
晴れ。おだやか。

水口博也「クジラ イルカ 生態ビジュアル図鑑」を見て読む。

「ホエール・ウォッチング」はしたことがないけれど。
こうした生き物が目の前に現れたら相当にうれしいだろうという予測はつく。

ただそこにいるだけで「うれしい存在」。
それが人間なら「スゴい人」になるわけだが。

「害になる物質」を「濃縮」してしまっている現実もあり。
どうにか生き延びてもらいたいものだと思うことしきり。

イゴール・バラノフ「ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚」(’18)を観る。

ゲオルギー・クロパチョフ「妖婆 死棺の呪い」(’67)を思い出し。
原作はニコライ・ゴーゴリの「ヴィー」。

本作では主人公がゴーゴリその人で。
ただし彼の過去にあれこれあるというのがポイント。

ロシアの俳優陣の顔や雰囲気を十分に味わった次第。
もっとも物語そのものはあまり面白くはないのが残念か。

「聖書の引用」が頻繁に。
「ロシア正教」の世界がここに。

「シリーズ第二作」ということでまたまた「横から見ること」に。
「水の妖精」オクサーナのユリヤ・フランツが好ましく。

「リザ」のタイーシャ・ヴィルコヴァの魅力が微妙。
原作者にちなんで「ディカーニカ」という土地の名前も登場。

「ディカーニカ近郊夜話」「タラス・ブーリバ」「狂人日記」「鼻」「外套」「死せる魂」。
彼が「ウクライナの出身」だということも覚えておこう。
コメント
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