退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

’16盆休み2

2016-08-13 02:20:48 | Weblog
晴れ。当然のように暑い。

近くのシネコンで庵野秀明「シン・ゴジラ」を観る。

キャストの豊富さとともにある意味で「オール・ジャパン」といった趣き。
3・11以降のわが国の状況を「リアル」に描いている。

冒頭の「政治家・官僚のダメさ」は会議の多さでわかる仕組み。
変態するゴジラの姿はあらためて「放射能」の影響を思わせる(当初「血」を流す姿に注目)。

その圧倒的な尻尾の大きさにふむふむ。
ただ怖さは思ったほどではなく。

とはいえ被害の描写はまさに「津波と地震の後」。
「ヤシオリ作戦」は福島原発を束の間冷やした現実そのもので。

ゴジラが発する光線の「容赦のなさ」がいい感じ。
倒れる高層ビルと電車の使い方は素晴らしい。

昭和29年(1954)の第一作の「志」を受け継いだという意味で素敵。
もっともそれから60年以上たって「同じことが繰り返される『現実』」はいささか微妙ではあるけれど。

昔の東宝映画同様外国人が出演しているのにもニコニコ。
「人間のドラマ」が薄い演出を覚えておこう(「アルマゲドン」(’98)との比較)。

TVで「コクリコ坂から」(’11)を観る。

今となっては「なかなかいない人々」がたくさん現れる。
男女や子どもと大人のあり方も同様。

「コクリコ=ひなげし」「カルチェ・ラタン=ラテン語地区」「メル=海」などフランス語があれこれ。
宮澤賢治「春の修羅」が映ったりディオゲネスが出てきたり。

キャラクターとしては徳丸理事長(スタジオジブリ創設もした徳間康快がモデル)が印象に残る。
広小路幸子の「とぼけた雰囲気」も。

清潔感満載とでも言ったらいいのか。
「悪人」がひとりもいない「ユートピア」。

さて。

TVではニュースも含めてオリンピック一色。
メダルを取った選手たちの「物語」がうんざりするほど繰り返され。

わが国のメダル獲得数はそれなりに多い模様。
こうした「人材」がもう少し異なる分野にもあったらいいのにと思うことしきり。

この「アンバランスさ」はわが国特有のものなのか。
「適材適所」がもっとシンプルにあちこちにあればいいのだけれど。

もう少し飲んで寝る予定。
やはりわが国はある種の「パラダイス」だと言ってよさそう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする