退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ロシア・アヴァンギャルドとアメリカン・フォークロアあるいはわが国の歌手たち」について

2016-08-04 00:57:06 | Weblog
晴れ。雷は鳴るも雨は降らず。

海野弘解説・監修
「ロシア・アヴァンギャルドのデザイン 未来を夢見るアート」を見て読む。

色彩は地味なものも少なくないけれど
「社会主義的迫力」のあるデザインがなかなか。

映画「戦艦ポチョムキン」のポスターや「シュプレマティスム」のプレート、
テキスタイル・デザインなどが素敵。

ただそれぞれのアーティストたちが「革命時」にはいったんロシアに戻るものの
束の間の夢破れてヨーロッパに帰るのは少し哀しい。

老舗バーのマスターに借りた「ハリー・ベラフォンテ at カーネギー・ホール」(’59)を聴く。

「コットンフィールズ」「聖者の行進」「ダニー・ボーイ」「シェナンドー河」などの「オールディーズ」が耳に残る。
歌い上げる「take my mother home」ありお馴染みの「バナナ・ボート」も。

ラストの「マティルダ」ではシンプルなフレーズで客を巻き込んでの大盛り上がり。
見事なエンターテインメントにしばし酔うのみ。

現在のアメリカ人はこのアルバムをどう聴くのだろう。
もっともその存在を知らなければ聴きようもないけれど。

ちなみに「カーネギー・ホール」は「鉄鋼王アンドリュー・カーネギー」が建てたもの。
わが国の歌手ではアイ・ジョージと朱里エイコがそれぞれ63年と76年にその舞台に立っている。

硝子のジョニー」と「北国行きで」をとりあえず。
後者の「あの鐘を鳴らすのはあなた」を和田アキ子と比べて楽しもう。

ついでに大西ユカリの「北国行きで」も。
いやはやこういう時間は楽しい。
コメント
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