退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「目の保養あるいはそろそろ潮時であること」について

2016-03-30 02:49:16 | Weblog
晴れ。おだやか。

似内(にたない)惠子「和のビーズと鑑賞知識」を見て読む。

英語の解説付きなので海外へアピールする意味もある模様。
たまには「目の保養」もということで借りてきた次第。

副題は「ビーズバッグの意匠、製作技術、由来から着物の取り合わせまで」。
京都古布保存会」のHPを載せておく。

個人的に「これは凄い」と思ったバッグの数は二桁くらい。
色の鮮やかさと落ち着きやデザインのセンスなどを楽しむ。

ビーズバッグを作り続けている「平田袋物工芸」もついでに。
この種のお洒落はきちんと受け継いでいかないと。

心ある女子たちにお願いしておく。
もっとも性別に関係なくて構わないのは言うまでもなく。

中野剛志「世界を戦争に導くグローバリズム」を読む。

昔懐かしいE・H・カーの分析は現代でも有効なようで。
「現実主義」と「理想主義」というのが二つの大きな枠組みらしい。

もっとも「帯に短し襷に長し」でそれぞれに一長一短があり。
どちらにも偏らない見方を教えてくれるのがうれしい内容。

「権力の空白」はむしろ「混沌を生み出す」という複雑さをあらためて知る。
わが国のアメリカへの軍事力依存がパワー・ポリティクスに対する無理解の原因だとも。

彼らの戦略が「中国との共存」にある以上
「日米安保」を軸に中国を牽制するというやり方にあまり効果がないのは自明。

一方でアメリカはわが国が独自の「戦力」を持つことを押さえようとしていたりもして。
その種の「複雑さ」にわれわれが対処できるのかというとこれまた微妙で。

がしかし。

「難問」だからこそ「やりがい」が生まれる事実もあるのだから
そろそろ本格的にわが国の「ザ・ベスト&ブライテスト」が出動してもいい頃。

どうにも貧しいばかりの既成政党を蹴散らす勢いで
新たな「戦略」を国民に示すのはいかが。

とりあえず諸外国の言語や文化に通じ
「確かな情報と判断」を手に入れられる「人材」を集め育てて。

「わが国の存亡の危機」は案外身近にあったりするので
ヤクザな「国際社会」を生き延びる手立てを本気で考えたいもの。

繰り返すがスポーツの世界では世界に「伍する」実力はあるのだから
あとは「人的資源」をどう政治に配分するかだけだろう。
コメント
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