退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「微妙なものふたつ」について

2016-03-26 03:05:29 | Weblog
晴れ。昼からやや冷えて夜まで。

木下長宏訳・解説「岡倉覺三著 新訳 茶の本」を読む。

ふーむ、こんなかたちで「茶の本」を読むことになるとは。
何やら不思議な気分。

読んでみた感想は微妙。
内容がそんなに魅力的には思えず。

洋の東西のあれこれに通じていたらしいことはわかるものの
ちょいとハイブローすぎるような。

詳細は関係各位におまかせすることにする。

ジョージ・シドニー「錨を上げて」(’45)をまたまた久方ぶりに再見。

ジーン・ケリー、フランク・シナトラにキャサリン・グレイソン。
4日間の休暇をもらった水兵ふたりの恋の行方はというお話。

「トムとジェリー」との共演や後半の「ロミオとジュリエット」のシーンなど。
観るべきところはあるものの全体としてはいかにも長すぎる印象。

ホセ・イタルビはキャラクターも演奏もいい感じだけれどいささか露出が多すぎる。
若き日のシナトラはまだ「澱」も薄く内気な青年。

キャサリン・グレイソンの歌にはさほど魅力なし。
当時はこの高い声が好まれたのだろうかと思うのみ。

ジーン・ケリーの踊りはやはりアクロバティックで。
全体に微妙というかスッキリとしない思いが残る憾みあり。

パメラ・ブリットン演じる「ブルックリン娘」のキュートさはむしろ「救い」。
一番の問題は姿も見えぬ「ローラ」だったり。

アメリカ海軍伝統の曲「錨を上げて」を挙げておく。
作曲はチャールズ・A・ジンマーマン。
コメント
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