退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「どうでもいい『思い通り』と豊かな娯楽」について

2016-03-18 03:20:51 | Weblog
快晴。急にあたたかくなる。

ジェイムズ・ロジャー・フレミング
「気象を操作したいと願った人間の歴史」を半分くらい読む。

どうやら「思い通りになる」という人間の幻想をつぶすのが目的の作品のよう。
「レインメーカー=雨を降らす人」という山師の話もあれこれ。

ただ昔のSF小説の紹介部分が長すぎて今のところいささかうんざり。
まるで「量が自説の質を担保するのだ」と言わんばかり。

おそらく明日には「結論」がわかるので
さっさとそこにたどり着きたいもの。

「スイング・ホテル」(’42)を観る。

ビング・クロスビーの甘い歌声とフレッド・アステアの華麗なステップよ。
アーヴィング・バーリン作曲の「ホワイト・クリスマス」は本作が初出。

マージョリー・レイノルズ、ヴァージニア・デールの女優陣は
踊りは悪くないものの魅力的かというと今日の眼からは微妙。

むしろルイーズ・ビーヴァーズのマミーの方が。
ふたりの子役も可愛く。

時代が時代だけに「愛国的な部分=アメリカが正義」という宣伝部分もあり。
「物語」は「繰り返し」が使われていてシンプルな作り。

アステアが婚約者に逃げられ酔っぱらって踊るのと
爆竹や「かんしゃく玉」が「リズム」として使われているのがポイント。

さて。

クロスビーがデヴィッド・ボウイと歌うこの曲を。
アステアのステップは「スイングつながり」でこちらを。

文字通りの「ザッツ・エンターテインメント」。
この種の「豊かさ」は知っておくべきだと思う。
コメント
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