冷えてるからこそうまい！

実は私、温かい弁当、いわゆる「ホカ弁」をほとんど買いません。
というのも、「弁当は冷えているからこそお弁当」とそういう固い頭の持ち主ですから。
だって、温かい弁当はただのテイクアウトじゃない？
そんな気がしちゃうのと、
それより何より冷えてるからこその美味しさってものがるし、
だからこそ、「冷えても美味しいおかずづくり」に皆さん腐心されてきたのですもの。
だからそこを無視したホカ弁は、もはや弁当ですらないとも思ってしまうから。
（=^^=）ゞ

さてそういうわけで、冷えた状態で食べることを考えている弁当は、やはり温めずに食べるのが絶対美味しい。
そういう意味では、レンチン前提のコンビニ弁当も私の中ではチョイと違う。
だから今となっては駅弁が私の理想に最も近いのだけれども、
最近はひもを引っ張って温めて食べるタイプなんかも多く徐々にずれてきている。
というか、世間的には妻耐弁当は好ましく思わない人が主流なのかな？
「で出来立てホカホカが一番おいしい」とそういう考えが主流なのかな？
だとしたら、かなりもったいない気がする。

例えばご飯ひとつにしても、ホカホカご飯と冷や飯の味は全く質が違うので、同じ土俵で評すべきではないのに。
無論炊き立てのホカホカご飯は最高においしいけれども、
わっぱ（木の容器）によそわれ適度のに水分が抜け、木の香りの移った冷や飯のうまさはそれとは全然別もの。
ほら、お茶碗によそったご飯と、そいつを握ったおにぎりは味が全然違うでしょう？
だから美味しくできた冷や飯は、もはや炊き立てご飯とは別の料理と言っていい気がします。

だからこそ、弁当を食べる際はご飯はもちろんおかずも含めも、そういう特別な冷えて美味しいお弁当を食べたいのです。
でも最近はこれがなかなかむつかしく、贅沢なちゅうもんになっちゃってるんですよね～。

そうそう、ついでに言うと、
同じ理由で飲み屋さんでは、作り置きの大鉢の料理が大好きです。
ナスの煮びたしとか最高ですもん♪

（=^^=）ゞ