箱ストの傑作OPTIMUS 8R、そのご先祖様として以前紹介したのが№8。
そしてその後、そのバリエーション違いを簡単にご紹介しておりました。
アルミケースの№8
そしてその際、「ちょいと正体不明」と言っていた№8
この左側、今回はこいつに関してのお話しです。
実は先日なまはげさんから、№8のタンクとチューブの分離についてご相談があったのです。
というのも、8Rとはちがい№8のチューブにはレンチをかける六角ナットが損じあしないのです。
でも奥はタンク側に筒状の面時部分が溶接されておりそこにねじ込む形となるのですが、
こんな感じ
ですが、その方のはこのようにナット状のものがあるので、
チューブを回すのか、このナットを回すのかと悩んでおられていたのでした。
(答えはただいま検証中ですが、
その後なまはげさんご自身がネット上で似たモデルの画像を見つけてこられ、
それを見る限りは、どうもタンクにナットが溶接され、
そこにチューブをねじ込んでるっぽい感じ。
今後は、なまはげさんご自身で清掃し確認されるとのこと。 )
で、その際
「確かここが溶接止めのけったいな№8があったよな…」
と思い出し、ひっくり返してチューブの取り付け部分を確認したのです。
それが前述の「ちょいと正体不明」君。
溶接したらウイック交換がでけへんようになんのに、
なんでまたこういうことするんやろ?
とか思いながらじっと眺めているうちに、
「ん?これなんかおかしいぞ?!」
チューブとヘッドの接続が、普通のと全然違うやん!
チューブがヘッドの真下に接続されている!
だって、ほら、普通のはこのように横から接続されているのに!
というか…
タンクとチューブの接続位置かなり低くね?
なるほど、ほぼタンクの底面にチューブが取り付けられているので、
ヘッドの横ではなく下に接続できるというわけか。
そういうわけで、普通ならあるはずのヒートガードの切れ込みもない。
でもなんでわざわざこういう変更をしたのだろう?
たしかに、ヘッドへの接続を横から下に変更したらば、
その部分(スピンドル周辺)のパーツ形状がかなりシンプルになるから、
それでコストカットを狙ったとか?
スピンドル周辺のパーツ造形がかなりシンプルでしょう?
ん?
待てよ待てよ…
チューブがタンク底面に位置して、
おまけにウイック交換が不可能な形状ってもしかして…
そう思いタンク内をよく見れば!
やっぱ!ウイックがない!
そう、この№8は実はレアなウイックなしバージョンであったのです!
そうか、ウイックがんしでは、高低差があると燃料を送れなくなるから接続がタンク底面。
で、チューブ位置が低くなるので、ヘッドとの接続が横ではなく下側。
そういう順序だったのか…
でもなぜそううややこしい変更をわざわざ…?
やはり前述のように結合部パーツのコスト削減かな?
とはいえ、それが主流にならなかったのは、
何らかの問題があったか、製造するのが難しかったからでしょうね。
実はまだ、これを手付かずの未再生ですのでテスト燃焼させておりませんが、
ウイックなしのこの構造でも全く問題なく燃焼すると思います。
(OPTIMUS 111Bと同じ構造ですものね)
ですので、おそらくは製造時の手間が半端なく面倒だったのではないかと思います。
だって、低目にきっちり穴をあけ、そこに溶接し、
更に先端をきっちりヘッド位置に合うように曲げる。
この一連の作業は、ある程度熟練した食に出ないとかなりめんどくさい。
一方、ウイックありだと、各パーツを組み込みタンクねじ込めば完了だから、
その作業に熟練は不要。
ですのでオパーツでコストカットできても、
製造面でよりコストがかかってしまうこととなったのではないでしょうか?
そういうわけで、この「ちょいと正体不明」君は、
なかなかに面白いやつだということが判明しました。
でも、ずっと気づかず放置していただけに、今回のなまはげさんのご相談には感謝!
だって、あのままならいまだに気づかず放置していたから。
ヽ(^∀^)ノ なまはげさんありがとう~!
**動画**
オプティマス№8 ウイック無しタイプ~OPTIMUS №8wickless type~
そしてその後、そのバリエーション違いを簡単にご紹介しておりました。
アルミケースの№8
そしてその際、「ちょいと正体不明」と言っていた№8
この左側、今回はこいつに関してのお話しです。
実は先日なまはげさんから、№8のタンクとチューブの分離についてご相談があったのです。
というのも、8Rとはちがい№8のチューブにはレンチをかける六角ナットが損じあしないのです。
でも奥はタンク側に筒状の面時部分が溶接されておりそこにねじ込む形となるのですが、
こんな感じ
ですが、その方のはこのようにナット状のものがあるので、
チューブを回すのか、このナットを回すのかと悩んでおられていたのでした。
(答えはただいま検証中ですが、
その後なまはげさんご自身がネット上で似たモデルの画像を見つけてこられ、
それを見る限りは、どうもタンクにナットが溶接され、
そこにチューブをねじ込んでるっぽい感じ。
今後は、なまはげさんご自身で清掃し確認されるとのこと。 )
で、その際
「確かここが溶接止めのけったいな№8があったよな…」
と思い出し、ひっくり返してチューブの取り付け部分を確認したのです。
それが前述の「ちょいと正体不明」君。
溶接したらウイック交換がでけへんようになんのに、
なんでまたこういうことするんやろ?
とか思いながらじっと眺めているうちに、
「ん?これなんかおかしいぞ?!」
チューブとヘッドの接続が、普通のと全然違うやん!
チューブがヘッドの真下に接続されている!
だって、ほら、普通のはこのように横から接続されているのに!
というか…
タンクとチューブの接続位置かなり低くね?
なるほど、ほぼタンクの底面にチューブが取り付けられているので、
ヘッドの横ではなく下に接続できるというわけか。
そういうわけで、普通ならあるはずのヒートガードの切れ込みもない。
でもなんでわざわざこういう変更をしたのだろう?
たしかに、ヘッドへの接続を横から下に変更したらば、
その部分(スピンドル周辺)のパーツ形状がかなりシンプルになるから、
それでコストカットを狙ったとか?
スピンドル周辺のパーツ造形がかなりシンプルでしょう?
ん?
待てよ待てよ…
チューブがタンク底面に位置して、
おまけにウイック交換が不可能な形状ってもしかして…
そう思いタンク内をよく見れば!
やっぱ!ウイックがない!
そう、この№8は実はレアなウイックなしバージョンであったのです!
そうか、ウイックがんしでは、高低差があると燃料を送れなくなるから接続がタンク底面。
で、チューブ位置が低くなるので、ヘッドとの接続が横ではなく下側。
そういう順序だったのか…
でもなぜそううややこしい変更をわざわざ…?
やはり前述のように結合部パーツのコスト削減かな?
とはいえ、それが主流にならなかったのは、
何らかの問題があったか、製造するのが難しかったからでしょうね。
実はまだ、これを手付かずの未再生ですのでテスト燃焼させておりませんが、
ウイックなしのこの構造でも全く問題なく燃焼すると思います。
(OPTIMUS 111Bと同じ構造ですものね)
ですので、おそらくは製造時の手間が半端なく面倒だったのではないかと思います。
だって、低目にきっちり穴をあけ、そこに溶接し、
更に先端をきっちりヘッド位置に合うように曲げる。
この一連の作業は、ある程度熟練した食に出ないとかなりめんどくさい。
一方、ウイックありだと、各パーツを組み込みタンクねじ込めば完了だから、
その作業に熟練は不要。
ですのでオパーツでコストカットできても、
製造面でよりコストがかかってしまうこととなったのではないでしょうか?
そういうわけで、この「ちょいと正体不明」君は、
なかなかに面白いやつだということが判明しました。
でも、ずっと気づかず放置していただけに、今回のなまはげさんのご相談には感謝!
だって、あのままならいまだに気づかず放置していたから。
ヽ(^∀^)ノ なまはげさんありがとう~!
**動画**
オプティマス№8 ウイック無しタイプ~OPTIMUS №8wickless type~