もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

生きる価値

2011-07-23 12:30:08 | 雑談
昨日友人の日記をちらりと読んだ。
で、よく考えてからコメントしようと思ったら、消えていた。

だからここでその考えを書いてみる。

端的にいってしまえば、「生きる価値・意味がない人間がいるのか。」というもので、
友人は、障がい者を不要なものと切り捨てる者たちに対しかなり憤っていた。

そして、そのものたちの言い分は、「社会的に生産性のないものは、不要な存在だ。」
という類のものだったと思う。

でもそこには、そういう存在を大切に思い、その存在を心の糧に生きている、
そういったもうひとつの存在を完全に忘れている。
というか、気づいていない。

誰かが存在すべき価値が、誰かのために必要となるものであるとするならば、
それは単純に、生産性や社会への貢献などだけではなく、
誰かが愛し、必要とし、ただそこに「存在してくれればよい。」という一点でも十分価値がある。

これを認めない人間は、今後の生活において、
飲食では必要な栄養素のみを口にし、味わいや、風味、などという楽しみを捨て、
日常生活では、娯楽などは認めず、仕事と休息運動以外はしない。
そうした生活をよしとすべきです。

生産性のみを突き詰めるというのは、そういうことです。

ちなみに、やらしい話ですが、障がい者の人たちも、今ではその存在の規模から、
ある一定の大きな市場カテゴリーを形成する核となっています。
その意味においても、生産性、社会貢献性がないなどとはいえるはずもない。


そう考えれば、世の中に無駄な存在などほとんど皆無になってくるはず。
たとえ、天涯孤独で、だれからも必要とされていなくとも、
自分自身が生きたいと思えば、それだけで十分生きる価値があるはず。

でないと、それを否定すれば、人類そのもの、
ひいては生き物全体の存在理由を否定することになるから。

だって、人間なんか自分たちの都合だけで地球上の生き物や資源を好き勝手にいじりまくってるから、
その進歩や社会貢献なんか、他の生き物からしたら全く意味がなく無価値。
人類自身が必要思っているからこそ、必要であって、
人類自身からすれば、人類が存在することそれだけで十分意味がある。
これを、規模を縮小すれば先ほどの話しになるはず。

つまり、自己の存在を自己が認めないのならば、
逆説的に、すべての世界をも否定することとなるはずです。

だから、軽々しく他者や、自己が無価値などと言うべきではない。

それは、その者や、自分自身にかかわりのあるものすべての思いを
一方的に否定するものだから。

そんなこと、していいはずがないし、できるはずもない!


結局のところ、当事者の存在意義なんて、第三者が指摘することではなく、
第三者が指摘できるのは、その第三者にとっての利用価値でしかないのです。

そう思うと、一番最初に障がい者を槍玉に挙げている連中は、
自分以外のすべての存在を、自分が利用できる・利用するためだけの存在だと宣言しているに他なりません。

なんとまあ、思いあがった、しかも頭の悪い・・・

そういう連中に言いたい。

「そういうあなたは私にとってどれだけ利用価値がありますか?」

ないのならぜひ消えて欲しい。



ややこしい話&長文でごめん!

なお、文中の「障がい者」、「人間」を、「犬猫」「家畜」「ペット」「虫その他」と置き換えてもらって、
そしてもう一度読み返してもらいたいとも思います。
コメント (5)
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魂の色 ⑧

2011-07-23 11:15:23 | らんちゃん
13日の朝、いつものように診察と点滴を終え病院を後にするとき、

何か不気味な、なんともいえない不安を感じ、

今までは口にしたくなかった話題で先生と短い会話を交わしました。

その夜、ふらふらになりながらも立ち上がり自分でおトイレに行く、らんのその姿が辛くて、

少しでも足元が安定するようにと、コルクのシートを敷き詰めました。

そして、その日は夫婦揃って、横で添い寝をすることにしました。

その夜、らんは何度も嘔吐を繰り返し、そのたびに便の方もお漏らしもしてしまいました。



14日明け方の午前5時、らんがもがいているのに気づき姿勢をずらしてやろうとみてみると、

なんと四肢が痙攣し、表情がこわばっているではないですか!

慌てて奥さんが抱え込み声をかけると、徐々に弛緩し表情も穏やかになってゆきました。

体をさすり、顔を抱え込み、額をつけるようにして声をかけました。

すると、白熱灯の光を受けらんの被毛が美しく輝きだした気がしました。


今まで気づかなかったのですが、らんの被毛は黄金色だったのですよ。

しかも、大きく輝く太陽のフレアのように、美しく大きくうねっています。

その黄金色の炎の中から、真っ黒の美しい瞳がこちらをじっと見つめています。


辛い治療と、いやな食事、そして体のしんどさにずっと耐えながらも、

頑張って、頑張って、ずっと頑張って、私たちのそばにいてくれているらん。



我慢して、我慢して、

我慢して、我慢して、

我慢して輝気続ける金色のフレア

つぶらな黒点で私たちを追うあなたは、

まさに太陽

今はもう我慢しなくていいから、

輝かなくてもいいから、

ゆっくり休んで待っていておくれ

必ずそこへ会いに行くから。




そのあとは、ときおり尻尾を大きく揺らせたり、鼻を鳴らしたりしていましたが、

痙攣は定期的にらんを遅い続け、最後は午前9時12分に起こりました。

…その少し前、らんは何やら、キャンキャンでもクゥ~ンでもなく

何やらお話しているかのような抑揚で結構長い間、声を出していました。

「らんちゃん、ありがとうね。もう いいよ。ごめんね。ありがとう。」

そう言うと、らんは安心したかのように口を閉じたのでした。



その後らんちゃんは、大好きなものに囲まれて穏やかに寝ていました。

楽しみにしていた春の花の香りをかげなかったらんのために、

私はベランダで咲いていた、いつのあの子がクンクンしていた金魚草の花を添えました。


「虹の橋 そこまで供せよ 金魚草」



(大好きなミルクと豆乳ドーナッツをお弁当に持たせました)

【虹の橋】

天国に渡るすぐ手前、
「虹の橋」、そう呼ばれる場所がある
生前可愛がられていたペット達は、
みなその「虹の橋」のたもとに集う

なだらかな丘が、草原が広がり
互いに、走り、じゃれあえる
飢える事も、渇くこともなく
陽は優しく注ぎ、
誰もがみな暖かく快適に過ごせる

老い、病んでいた者たちは活力を取り戻し
失った手足までもが再び強く蘇る
そう、
夢のような
楽しかった、あの日々のように

すべては満ち足りて、幸せに暮らせる
たった一つを除いては…

「あなたがいなくて寂しい…」

誰もが、大切な誰かを残してきてしまっているから



今も、彼らはともに走り、そして遊んでいる

しかし

ある日突然その時がやってくる
彼らの中の一匹が、突然足を止め、遠くを見つめる
その目はキラキラと輝き
体は喜びに震える
突然、群れから離れた彼は
矢となって飛ぶように草原を駆け抜ける

速く、もっと速く!

「見つけた!」「見つかった!」

最愛のあなたと彼が再び出会った
これが最後の再会、もう二度と離れることはない

あなたの顔全体に彼のキッスが
彼の体中にあなたの掌が
やがてその掌は その最愛の頭を抱きしめる

そして
あなたは その瞳を再び見つめる

ずいぶん長い間無くしていた
しかし、決して忘れることのなかった
信頼に満ちたその瞳を

そして
あなたは虹の橋を渡る
彼とともに…

************************************
(原文英語☆作者不詳・日本語意訳☆ぷ♂)
コメント (4)
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