粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

風とともに

2013年03月18日 | 12~13シーズン

3月16日(土)午前8時、万座に到着。
このところの暖かさに、万座の道路や駐車場、建物の屋根には
ほとんど雪がありません。

万座スキースクールのレッスンが始まる前に、第5ゲレンデ山頂へ。

この時期に、黒い白根山山頂を見るのは珍しいことです。

第5ゲレンデ山頂では最近、各種看板が充実してきました。
 

看板のおかげで、方向音痴の私にも山の名前がよく分かります。
 

万座山山頂にある『矢羽看板』。

ここからは、北アルプスを存分に眺めることができます。
 

10時から『オフピステ』のレッスンを開始。
午前中は基礎練習。

午後からオフピステで実践です。
リフトには梶先生と参加者のTnさんが同乗し、山頂へ。

裏山も新雪ではありませんが、ゲレンデでは味わえない爽快さが
あります。

滑り終えたあと自分のシュプールを見るのも、自然の野山を滑った
ときの楽しみの一つです。

裏山の最下部はU字のような窪みがあり、そこへまともに滑り込ん
で背中から落ちるように転んでしまい、両肩の痛みにしばらく起き
上がれませんでした。

それでも裏山にはゲレンデにはないサプライズがあり、連続して
もう一度裏山を滑りました。

 

翌朝、万座は雲一つない快晴。
予定どおり坊主山へ向かうことに。

まずは、朝日山を登ります。

目指す坊主山の大斜面。

朝日山を登っていると不思議なシュプールがあり、何のシュプール
だろうと梶先生、Tnさんと談義。

それが何のシュプールかが、坊主山を滑り終え朝日山の麓に帰り
着いたときに分かったのでした。

2月に朝日山を登ったときは雪が深かったため、登攀に1時間半
かかりましたが、この日は雪が締まっていたので1時間で登り切る
ことができました。

朝日山山頂から30分ほどのところから見る坊主山。

雪が溶けが進んでいることが、少し気にかかります。

ここから万座山と第5ゲレンデ山頂、その先に北アルプスを見ること
ができ、絶景です。
 

横手山を見ながら進んでいくと、志賀方面から来たパーティーと遭遇。
この方たちは、ここまで2時間ほどで来れたとのことでした。

坊主山の雪原と横手山をバックに、記念撮影。
 

この斜面を登り切ると、坊主山山頂。
青空に伸びる一筋の飛行機雲を見ながら、もくもくと登攀。

坊主山山頂に到着したところで、軽く昼食。

 

いよいよ2シーズンぶりに、念願の坊主山大斜面を滑走。

周りに誰もいない大自然の雪原を思うがままに滑っていると、不思議
にも「風とともに滑っている」ような気分を感じました。

大斜面を滑り終えたあとは、林の中を滑走。

これも自然を満喫できる、楽しいひととき。

林を抜け出ると、懐かしい熊四郎へ。
ここから、昨日滑った裏山に残る自分たちのシュプールを眺め、満足感
に浸ります。
 

朝日山の麓に戻ると、山田峠の手前で出会った志賀方面から来た方
たちが下ってきました。

この方たちの手に、お尻で滑ることができるプラスチック製の円盤のよ
うなものが握られていました。
我々が見た謎のシュプールは、この円盤のようなもので滑ったものだっ
たのでした。

ゲレンデから坊主山を望みましたが、残念ながら自分自身のシュプール
は確認できませんでした。

このあと裏山に行き、一本だけ滑走。
ここでも、風とともに滑っているような気持ちに。
 

 

雪原に吹き渡る「風のように滑りたい」と思っていたら、「風とともに
滑っている」、そんな感覚の大自然でのスキーを味わって、万座での
今シーズンを終えることができました、

帰路、渋川の道の駅で、夕焼け空とそこに引かれた一本の飛行機
雲の風景が印象的でした。


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