異例の速さで真打昇進が決まり、映画の吹き替えなども評判の神田松之丞さんと、抜群の安定感桃月庵白酒師匠に柳家三三師匠とくれば、行かなくてはなりません。
こんなマイナーな会場でも、チケットはかなりの争奪戦。最近は寒くて夜公演避けがちなんですが、頑張って行ったかいがありました。
白酒師匠の「抜け雀」、つい一文無しばかり泊めてしまう宿屋のぼろぼろ加減が目に見えるよう
松之丞くんの「吉岡冶太夫」は、寛永宮本武蔵伝の中の第8話だそうですが、武蔵出てきません「吉岡」でピンとくる方もいらっしゃると思いますが、これは武蔵が一条下がり松で決闘した吉岡一門の、吉岡道場開設当初のお話。いや、武蔵 出てこなくても、十分面白かったです。松之丞くんおそるべし。これからも注目していきたいです。
トリの三三師匠、「吉岡冶太夫」を時々パロってましたそして、始まった噺は、妾馬の お鶴が殿様に見染められた顛末から始まる「井戸替え~妾馬」。いや~これ、本当にうなりました。うまい!やっぱり「小三冶」を継ぐのは三三師匠だな。と、思わせる一席。妾馬、八五郎出世はいろんな噺家さんで聴きますが、ダントツに面白かったです。殿じゃないけど、余は満足じゃ