地獄の年度末、このところ残業続きの上に土曜も出勤でへとへとでしたが、そんな私に神様からステージ・シートのプレゼントをいただきました。
ステージシートXAは完全に舞台の上なので役者さん目線で観劇できるけれど、役者さんを背後または横から見ることになります。でも今日のお席はおいしかった!まず、役者さんの登場が、客席後部ドアを開けてはいってくるところから全部見えます。内野さんが森さんの後ろから登場するのは前回で確認してましたが、通路脇のお客さんのコートを「おいはぎ」してるのも目撃~
舞台上でも、センターで芝居している役者さんたちに奥の方からツッコミいれてる声が聞こえたりして、とっても楽しい!新発見は、ボブ・ブーティ/ベティ・ドクシー役のKumaさんの歌声。深いバリトンの、素晴らしい声でした。何せ私のポジションは、橋本トムの部屋のまん前なので、そこでコーラスする森公美子さん、橋本さとしさん、島田歌穂さん、村井国夫さんの生声を間近で堪能でき、本当に贅沢な気分にさせてもらいました。頭の上から、後方から、前方からシャワーのように美しい歌声がふりそそいでくる感じ。そのここちの良さといったら、言葉では言い表すことができません。あらためてこの作品の音楽の素晴らしさに感動。なんと60曲以上もあるそうです。
休憩ごとに演出のジョン・ケアードさん一家がカルガモみたいに前を横切っていきました。幕間には、トム部屋の前に差し入れを持ったお客さんのすごい行列ができましたが、さとしさんはひとりひとりにじっくり向き合ってお礼を言って握手。森クミさんから「ここは握手会か!?」と言われてました。私も、このままだと2幕はじまりが遅れるんじゃないかとちょっと心配でしたが、変な風にお客さんを切ったりしないさとしさんの態度に惚れ直しました。その一部始終を座って見られるのもまた美味しい。ただ、村井さんは若い役者さんたちがお土産袋をたくさんさげてウロウロしている姿にちょっと不機嫌な感じで「早くしろよ!」って言ってました。
千穐楽のご挨拶の様子は、きっとすぐにHPにアップされるでしょうから詳しくは書きませんが、最後にケアードさんが300年の時と距離を超えて原作者のジョン・ゲイに届くように拍手をお願します!とおっしゃった後、内野さんが感慨深げに、またゆっくりと、満場の客席と天上をぐるりと見上げ、とても真摯な表情で拍手をされていたのが印象的でした。(これも手がとどくほど目の前!なんという幸せ!)何度ものカーテンコールが終わって舞台の袖にはける時、橋本さんと内野さんがハイタッチしてくれましたし・あ・わ・せ~でも、内野さんの後ろでアホ面してるのがHPに映ってたらヤダナー・・・
ぽーっとしたまま劇場を出ようとしていたら、miniさんが声をかけてくださり、素晴らしいプレゼントをくれました。「ベガーズ・オペラ」「祝☆千秋楽」の文字の入った特製落花生!もったいなくて食べられな~い!本当にありがとうございました!