Lluvia(リュビア/ジュビア)
私がマドリードにいると雨が多い。雨季に行っているのか?そんなことはないと思うのだが、マドリードを思い出すときはいつも雨の景色。
私がはじめてマドリードに降り立ったときに感じた色は灰色。エンデの『モモ』に出てくる灰色男が似合う町のイメージだった。
いつのころからか、雨の降る街に靄がかかって、車のテールランプの赤い光がぼんやりと光るのを窓から見下ろすのが好きになった。
マドリードは美術館の宝庫。雨の日の美術館めぐりは最高。空気がしっとりとしていて、作品たちがつやつやしている気がする。雨の日が一番似合う美術館はMuseo Sorolla(ソリョーリャ美術館)。
ソリョーリャ画伯のアトリエだった美術館の門をくぐると、アンダルシア風の庭があり、タイルとレンガの地面は雨で輝いている。
バレンシアの海岸の絵などを見ていると、外の雨音が地中海の波の音に変わってくる。
マドリードにlluvia de estellas(満点の星空)はないけれど、
lluvia de regalos(たくさんの贈り物)がつまった街であることは確かだ。
さあ、モノトーンのシックな傘を持って、マドリードへ
雨のそぞろ歩きを楽しみに
「ジュビア」と声に乗せると、雨粒の宝石が零れ落ちる気がする[a]
雨だれになってクリックしてね
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ソローリャという画家を知りませんでした。美術館の公式サイトで絵を見てみると、見覚えがあるような人物画。サイトで見られるものの中では、「Los Guitarristas, Costumbres valencianas」「Trata de blancas」あたりが好みです。
http://museosorolla.mcu.es/colec_pintura.html
特に地中海好きには気に入られることと思っております。
「CLOTILDE CON TRAJE DE NOCHE」のようなグアッパに生まれ変わったらなりたいです。
雨。
なるほど。
人気ブロ、3位ですね。
凄い。
お互い、頑張りましょうね。
夏にザーッと降ってカラッとした空気を運んでくれる雨、しとしと降る優しい雨は好きです。
写真の葉にカタツムリが乗ってるのかな?
黒ぽくて珍しいですね。
それに葉を見るとアジサイぽいけど
花は黄色、もしかして黄色いアジサイ?
新鮮でかわいい♪
子供のころさした赤い傘を思い出しました。
あ、赤いテールランプと同じ!
雨の日は赤が似合うのかしら(笑)☆
いつも読んでくださってありがとうございます。
目指せヨーロッパランキング3位です!
ellyさん
ellyさんのコメントに切なくなりました。今ではいろいろと本当に雨粒の宝石が磨かれて、マドリードという宝石箱に落ちて輝いています。
実は今回文章にしてみるまで、ソローリャの庭がアンダルシア風であると意識していませんでした。
なんだかんだ、私はイスラームから離れることが出来ないようです。
Beijinglotusさん
私も雨に赤が似合うと思います。
夕立が一番好きです。
青好きの私も長靴はいつも赤でした。
この花はランタナで、地中海地方でも見られます。
写真は家のものですが。
花は3センチくらいのもので、カタツムリは5ミリぐらいです。
この写真は撮るのが変でした
トラックバックありがとうございました。
マドリッドの雨、今日は降りませんでした。
でもずっと曇っていて、いつ何時また
降り出すか・・・という雲行きです。
今回の雨、かなりまとまって降ったので、
10年ぶりくらいじゃないか、と
今日乗ったタクシーの運転手が言ってました。
ガリシアのほうでは洪水が起こっているみたいですし・・・。
マドリッドに住む私にとって、トルメンタは良いのですが、
しとしと降る雨はこの街には似合わない!というのが持論です。。。
洪水ですか!ちょっと心配ですね。
自称雨男さんが、ただいまスペイン入りしているので、それでかしら?なんて思ってしまいました。
とにかくマドリッドでは良く降られるので、10年ぶりというのは驚きでした。
晴れたころ遊びに行こうっと♪
と書きましたが、その後夜になって降り出しました。
そして今日も午前と夕方、そして夜と断続的に降っています。
自称雨男さんがスペインから脱出するのは
いつ頃ですか?
できるだけ早い時期が良いです。
洗濯物が乾かなくて困っています。
碧さん、今度マドリッド入りされる際には
是非ご一報を!
お会いできるのを楽しみにしています!
雨男さんはもうパリではないかと、想像しています。
とても素敵なブログを持っていらっしゃいますから、
ぜひ遊びに行ってみてくださいね!
匂いのいい花束。
http://nioinoii.exblog.jp/