Queso(ケソ)
Queseria(ケセリア)と言えばチーズ屋さん。メルカード(市場)で、大きなチーズの塊が積み上げられているのは、圧巻である。
どれもこれも食べてみたい私は、真空パックになっている、お試しセットをスーパーで買う。だいたい5種類ぐらい入っている。
できれば、大きな塊から「これを1キロください」なんて言ってみたいものだが、チーズだけで何十キロも買ってしまいそうなので、黙ってニタニタ笑いながら、店の前で見ている。
スペインは実にチーズ造りに適した土地である。チーズの原料となる動物たちが住みやすい土地なのだ。
スペインはメリノウールで、一時代を築いたが、羊はチーズももたらした。さらに、絶壁や岩場などをものともしない山羊にとっては天国。
気候も文化も北部、中央部、南部で、まったく違うと言ってもいいスペインでは、数えきれないくらいのチーズが生まれた。
北部の湿度の高い地域では洞窟や、山中で熟成させたブルーチーズが豊富。
おまけにワインの国である。ワインと言えばチーズ。スペインには、赤ワインに漬けたチーズもある。
バルのカウンターでつまみに始まり、ボカディージョ(サンドイッチ)、ドルセ(デザート)に至るまで、チーズづくしでも、おそらくいやになることはないであろう。それほど、見た目も、触感、味も様々である。
スペインの昼食と言えば、フルコース(メヌ)が有名である。マドリードの小さなバルで、絶品チーズデザートの店がある。
メヌにタルタ・デ・ケソ(チーズケーキ)や、フラン・デ・ケソ(チーズプリン)を出す店は、10ユーロ以下の店ではほとんどない。その昔、一度食べそこなってから、同じ店に何度も通ったことがあるが、最初の一回目に聞き間違ったのかと思いたくなるぐらい、出てこない。
だから、フラン・デ・ケソが得意料理のこの店を発見した時は、食べるのが惜しいような、続けて3個くらい食べたいような、お宝を発見した気持ちになったものである。
スペインチーズは、どれも大好きだが、私が好きなのはマラガあたりで作られているカブラ。アンダルシアの血が騒ぐのか、カブラと言う名の町で、いつの日か心行くまでケソ・デ・カブラを食べるのが夢である。
今度スペインに行ったら食べたいのが、ケソ・ティティジャ。おっぱいチーズという、名前の通りの形と、ふんわりとした味を楽しめるという。
スペインチーズについては、スペインのおいしい食卓からに、記事が満載なので、堪能してもらいたい。このブログをつまみにワインが飲める。[a]
欠かせませんよね(笑)
ああ、また食べに行きたいです~~~♪
いつか一緒に行こうネ^^
ええ、いつの日か!!
ああ、妄想で旅ができますねえ。
赤ワインの美味しい国はチーズも美味しい。
チーズは胃に幕を張り、胃壁の過度のアルコールの浸透を防いでくれるといいますが、鱈腹飲んだ後にチーズを食べても意味があるのかなぁと思いつつ、食後のチーズは欠かせない私です。
フラン・デ・ケソを是非一度食べてみたい!
というか、気がついたらいろいろ出来ちゃっていたのでしょうか?(笑)
私も飲んだ後に食べた派。
フラン・デ・ケソ…ああ、魔法にかけられそうな言葉です。
いつヨーロッパに舞い戻れるのかしら…