Dondurma(ドンドルマ)
日本でも一時ブームになったトルコのアイスクリーム、ドンドルマ。トルコ語でアイスクリームをドンドルマと言うのかと思っていたら、違うという。
ドンドルマとは、「凍らせたもの」のこと。アイスクリームだけでなく、とにかく冷たいお菓子は全てドンドルマという。
ドンドルマと言えばのび~るアイスクリームとして話題になった。伸びたのは、ラン科の植物、サーレップとミルク(ヤギや羊が多いようだ)、砂糖を練ることで粘り生まれる。伸びれば何でもドンドルマだと日本人は思っている節があるが、サーレップが入っていないとドンドルマとはいえない。
そもそもなぜサーレップを入れるようになったかと言えば、地中海寄りの暑い地方のこと。すぐに融けてくる氷菓を融けにくくするために、粘りのあるサーレップを加えて練ったのが始まりだと言う。
トルコの有名なお菓子屋さんMADOは、各地にチェーン店があるので、トルコに行ったことがある人は、入ったことがあるかもしれない。
トルコ人なら誰でも大好き。イスタンブールで友達になった人は、毎日ドンドルマを食べに行くと言っていた。この時は、「この人アイスクリームが好きなんだ」ぐらいにしか思わず、「MADOのアイスクリームは特別なんだ!」と言っていたのを、確かに覚えているが、それは、「彼にとって特別だ」と解釈したのは大きな誤りだった。このMADOの総本店、ヤシャール・パスタネスィ(Yasar pastanesi)はドンドルマを売って150年の老舗。伸びるアイスクリームを作った店だと言われている。
ヤシャール・パスタネスィは、シリアに程近い、地中海寄りにあるカフラマンマラシュにある。
マラシュとも呼ばれるこの町発祥のアイスクリームなので、トルコ人は、伸びるアイスを、マラシュ・ドンドルマと言うそうだ。
MADOの名前は、このマラシュ・ドンドルマ(Maras Dondurma)の頭文字をとってつけたそうだ。
ドンドルマの楽しみは、美味しいことだけではない。注文すると、渡してくれるときにおっことしそうにしたり、コーンだけくれて、のっている筈のアイスが消えていたりと、いろんなパフォーマンスを見せてくれる。
何度体験しても、「あ!」と、いつも驚いてしまう。
この伝統、ドンドルマの味と共に、継承されていくことを願う。[a]
夏の風物詩ギリシャのアイスクリームもなめて、残暑を乗り切りましょうね!
人気blogランキングへ も、どーんと伸びていきますように!!
よく聞く名前だけど、何かな?とずっと
気になっていました^^
サーレップ入りの真正ドンドルマ、
いつか食べにいきた~い♪
日本でも横浜やナンジャタウンあたりで食べられるそうですよ。
でも、是非トルコで食べてくださいね!
もう!本当に落としそうにしたりするんですよ!(笑)
あ、でも、ちょうどこのコメントをしている頃は、雨が続いて涼しくなってしまったので(8月なのにぃ)食べてもイマイチかなぁ!?
でも、いつか挑戦するぞ!
日本でも売っています!
ただし、トルコ料理屋で!