地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

アイスクリーム

2008-08-20 11:43:07 | トルコ語

Dondurma(ドンドルマ)

 日本でも一時ブームになったトルコのアイスクリーム、ドンドルマ。トルコ語でアイスクリームをドンドルマと言うのかと思っていたら、違うという。
 ドンドルマとは、「凍らせたもの」のこと。アイスクリームだけでなく、とにかく冷たいお菓子は全てドンドルマという。
 ドンドルマと言えばのび~るアイスクリームとして話題になった。伸びたのは、ラン科の植物、サーレップとミルク(ヤギや羊が多いようだ)、砂糖を練ることで粘り生まれる。伸びれば何でもドンドルマだと日本人は思っている節があるが、サーレップが入っていないとドンドルマとはいえない。
 そもそもなぜサーレップを入れるようになったかと言えば、地中海寄りの暑い地方のこと。すぐに融けてくる氷菓を融けにくくするために、粘りのあるサーレップを加えて練ったのが始まりだと言う。
 トルコの有名なお菓子屋さんMADOは、各地にチェーン店があるので、トルコに行ったことがある人は、入ったことがあるかもしれない。
 トルコ人なら誰でも大好き。イスタンブールで友達になった人は、毎日ドンドルマを食べに行くと言っていた。この時は、「この人アイスクリームが好きなんだ」ぐらいにしか思わず、「MADOのアイスクリームは特別なんだ!」と言っていたのを、確かに覚えているが、それは、「彼にとって特別だ」と解釈したのは大きな誤りだった。このMADOの総本店、ヤシャール・パスタネスィ(Yasar pastanesi)はドンドルマを売って150年の老舗。伸びるアイスクリームを作った店だと言われている。
 ヤシャール・パスタネスィは、シリアに程近い、地中海寄りにあるカフラマンマラシュにある。
 マラシュとも呼ばれるこの町発祥のアイスクリームなので、トルコ人は、伸びるアイスを、マラシュ・ドンドルマと言うそうだ。
 MADOの名前は、このマラシュ・ドンドルマ(Maras Dondurma)の頭文字をとってつけたそうだ。
 ドンドルマの楽しみは、美味しいことだけではない。注文すると、渡してくれるときにおっことしそうにしたり、コーンだけくれて、のっている筈のアイスが消えていたりと、いろんなパフォーマンスを見せてくれる。
 何度体験しても、「あ!」と、いつも驚いてしまう。
 この伝統、ドンドルマの味と共に、継承されていくことを願う。[a]
 
  夏の風物詩ギリシャのアイスクリームもなめて、残暑を乗り切りましょうね!
 
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ドンドルマって (yuu)
2008-08-22 21:37:38
アイスクリームを指すのですね~。
よく聞く名前だけど、何かな?とずっと
気になっていました^^
サーレップ入りの真正ドンドルマ、
いつか食べにいきた~い♪
yuuさん (碧)
2008-08-25 00:01:39
覚え安くてかわいいですよね。
日本でも横浜やナンジャタウンあたりで食べられるそうですよ。
でも、是非トルコで食べてくださいね!
もう!本当に落としそうにしたりするんですよ!(笑)
食べたーい! (マーク)
2008-08-26 19:04:31
まだ、食べたことないですこれ(>_<)
あ、でも、ちょうどこのコメントをしている頃は、雨が続いて涼しくなってしまったので(8月なのにぃ)食べてもイマイチかなぁ!?

でも、いつか挑戦するぞ!
マークさん (碧)
2008-08-27 23:48:06
食べてください!
日本でも売っています!
ただし、トルコ料理屋で!

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