Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

発進はアクセルを踏んで!

2007-05-10 11:57:51 | Weblog
発進の時は、自分の進むべき道に向かって、アクセルを踏んでください。

AT車はアクセルを踏まなくても進むクリープ現象というのが有りますが、
狭い路地でのすれ違いなど意図的な場合を除き、
クリープだけで発進せず、必ずアクセルを踏んでください。
それは、「車に操縦させられている」という意識を排除する意味も有ります。
特に、下り坂の途中からの発進や、一時停止後に右左折する場合に、
アクセルを踏まないままズルズルと進んでしまうドライバーが多いようですが、
感心できるものではありません。
(繰り返しますが、クリープが必要な場面は有ります。臨機応変に対応願います。)

MT車の場合は、当然アクセルを踏んで発進するわけですが、
あまり半クラッチを意識しすぎてクラッチを滑らせないようにしてください。
クラッチが切れている範囲ではペダルをサッと上げて行き、
半クラッチからは慎重につなぐようにするのをお勧めします。
教習では、初めて運転する人には、
「先にアクセルを踏んでおき、それからクラッチをゆっくり上げていく」
と教えていますが、慣れてきたら、
「先にクラッチを上げ始めて、半クラッチの所でアクセルを踏む」
という練習をしてみましょう。
そうすると、半クラッチのポイントを“足”で捉えることができるようになり、
スムーズな発進ができるようになると思います。

と、足(ペダル)ばかりに意識が向くと、
自分が進むべき道の先を見るのが疎かになりがちなので、
それも忘れないようご注意ください。
やはり、「前見て加速!」が運転の基本ですから。

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ファシリテーター facilitator

2007-05-08 22:30:39 | Weblog
 4月15日の記事は反響が大きく、パイロットアカデミーのサイトを通じて感想もお寄せいただきました。感謝の極みです。
 調子に乗って、今日は、「ファシリテーター」という用語について書いてみたいと思います。日常使う言葉ではないですが、改まった場で自分の仕事のスタンスを端的に示す際に、小生が好んで用いることの多い言葉です。

 「ファシリテーター facilitator」は、辞書には「容易にさせる物・者」「促進する物・者」「後援者」という意味が載っていますが、日本語では「事務局」とか「世話人」とか「(宴会の)幹事」と言った方がピンと来ると思います。つまり、「自ら表舞台に立つのでなく、裏方に回って役者が演じるのを手助けする」という役割を果たしたいと考えているわけです。
 「スタッフ staff = 参謀」というのが本当は近い概念かも知れませんが、日本語で「スタッフ」と言うと単に「職員・事務員」とかに思われがちですので、しっくり来ません。
 また、「コーチ coach = 指導者」(※)は最も自然で普通に用いられそうな表現ですが、この語には「自分の高さまで引き上げてやる」というニュアンスを感じてしまうため、極力使わないようにしています。どちらかと言うと「下側から高い所へ押し上げてやる」というイメージですし、そう在りたいと常に願っていますので。

 でも、まあ、普段の仕事中は、日本語で「指導員」と呼んでいますけどね。

※この記事を書くために英和辞典を引いたら、「coach」には「セダン型の自動車」という意味も有るのですね。こんな商売やっていながら恥ずかしい話ですが初めて知りました。

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雨の日は歩行者の飛び出しが多い

2007-05-06 22:29:29 | Weblog
 雨の日はよく歩行者が飛び出しますね。
 傘を差しているので車が見えないとか、雨のために車の音が聞こえないとか、も有りますが、何よりも、「なぜか、みんな急いでいる」というのが大きな理由だと小生は思います。
 特に、信号待ちの車の間を渡るのは、勘弁してください。歩行者は、横断歩道まで歩く労を惜しんでのことと思いますが、まあ雨なのでその心理が解らないでもないですが、でも、雨だからこそ、落ち着いて安全に歩いてほしいものです。

 ところで、突然歩行者が飛び出して来たら、車で走行しているあなたはどう対処しますか。
 正解は、「ブレーキを踏む。」です。
 当たり前のように聞こえますが、実はとっさの時に「ハンドルを切ってよける」動作をする人があまりに多いのです。これは非常に危険な行為です。
 また、ブレーキを踏まないことの正当性を唱える人もいますが、極めてナンセンスです。確かに高速走行中はブレーキを掛けることが逆に危険な場合も有りますが、そもそも歩行者が飛び出しそうな道でスピードを出すこと自体、安全運転とは程遠いと言えますので。
 とにかく「危ないと思ったら、迷わずブレーキ」を心掛けましょう。

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対向車を意識して「右」に寄る?

2007-05-04 21:13:55 | Weblog
路上走行中、対向車を意識しすぎると、却って右に寄ってしまいがちになります。
ちょうど、ボール投げの時に、大事な物が近くに有ったりすると、
狙ったかのように、その大事な物にボールをぶつけてしまうのと似ています。

その心は、車はドライバーの見た方へ、ボールはピッチャーの見た方へ向かうからなのです。
「この車は、綺麗な女性がいるとそちらへ向かっちゃうんだよね。」などと話す人がいますが、
「そりゃ、アンタがそっちを見てるからだよ。」と返したくなります。
あ、話が脱線、失礼。

さて、話を元に戻して、対向車の話ですが、
つまりはドライバーが対向車線を見てしまっているから右に寄ってしまうというわけです。

まず、自分がラインを踏んで走っていないかは、サイドミラーで位置取りを確認してください。
そのうえで、対向車もセンターラインを守って走っている限りは
全く気にする必要が無く、自分の車線を見て走れば良いだけです。
もちろん、対向車がはみ出して来そうな時には注意しなければなりませんが、
そう考えると、ラインを越える時にウインカーを出すことの重要性も理解できるんじゃないでしょうか。

もっとも「対向車がはみ出して来そうな時」というのが予測できるようになるには
かなりの時間をかけて練習しないといけませんけど。

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右折していると対向車からパッシングされた?

2007-05-02 15:58:26 | Weblog
右折中に対向車線の直進車がパッシングしました。
このパッシングの意味は何でしょうか。
「右折するんじゃねえよ!」or「早く行っちゃえ!」?

せっかくのご質問でしたが、結論として、そんなのは「どちらでも良い」のです。
相手が加速しながらのパッシングと減速しながらのパッシングとで違いますし、
パッシングの意味も地方によって違うという話を聞きます。
そもそも、パッシングするしないでなく、相手の車の挙動を見れば
相手のドライバーがどういうつもりなのかは推測できるはずです。

第一、パッシングの意味が分かったとして、では、自分はどうするというのでしょう。
パッシングされたために右折を中断したところで対向車線を妨害しますし、
かと言って慌てて加速しては、右折した先の歩行者を轢くのがオチです。
自分が「対向車があの距離ならば右折できる」と判断して右折を開始した以上は、
そのまま右折を続行すれば良いだけの話です。

相手(対抗の直進車)はパッシングできる余裕が有るほど充分な距離が有って、
しかも自分(右折車)の存在に気がついているわけですので、
臆せず騒がず、何事も無かったかのごとく、普通に右折を完了させてください。

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