Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

スイッチターンも「転回」です

2011-10-24 23:51:28 | Weblog

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同一の道路を逆向きに進もうとするには、「転回」をします。

「転回」のことを「ユーターン」とも呼びますが、
必ずしも「U」の字を描くように向きを変えることばかりでなく、
1回で曲がりきれずに切り返したとしても、
また、左の路地に一旦入り込んで方向変換するのも、
いずれも「転回」にあたります。

左(別に左とは限らないのですけど)の路地に一旦入り込んで方向変換するのを、
一般には「スイッチターン」と呼びます。
本当は「スイッチバック」と呼ぶのが正しいのだそうですが、
それだと、山間部を走る鉄道が急勾配を登ったり、
東武野田線の柏駅や西武池袋線の飯能駅や小田急江ノ島線の藤沢駅のように、
駅や線路の関係で、もと来た線路を戻る形で進むこと、
いずれにしても鉄道に関する用語とのイメージが強いので、
このブログでは「スイッチターン」を使うこととします。

さて、そのスイッチターンが転回であるかどうかについては、
昭和の頃に最高裁の判例で決着が付いています。
すなわち、「転回」とは、
「同一路上において車両の進行方向を逆に転ずる目的でおこなう
運転操作の開始から終了までの一連の行為」と定義されましたので、
スイッチターンもこれに該当し、転回ということになります。

ただ、完全に道路外に出てのスイッチターン、
例えば、コンビ二の駐車場を使ってのスイッチターンとかでは、微妙ですね。
完全に私有地に入って、そこで一旦車を停めて、それから再び動き出したのなら、
「転回ではない」と主張できるとも思えますが、
それが最高裁の言う「一連の行為」とみなされれば、転回と断じられそうです。
まあ、判断するのは裁判所ですから、
リスクの高い行為は慎んでおいたほうが良いでしょうね。


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