Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

試験官の判断に文句を言わない

2010-09-04 23:27:52 | Weblog

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昨晩、ある弁護士の講演を聴いてきた。
日本初のパワーハラスメント訴訟に携わった人なので、
興味深い話であり、また、大変参考になった。
しかし、確かに弁護士としては優秀なのだろうが、
鼻に付く(耳に付く?)表現が言葉の端々に見られたので、
彼の人間性については疑わざるを得なかった。

その表現とは、
被告側の弁護士や裁判官を批判するものだ。
それも、“反論”とかのレベルでなくて、
自分と異なる意見を初めから受け容れない姿勢から出る言い方だった。
40年くらい前の学生運動では、
自分と異なる意見を「ナンセンス」と断じ、“議論”を排する傾向があった
と聞くが、それとよく似た構図を見た気がした。

まあ、被告側の弁護士については、
言わば“敵”なのだから、悪く言うのも理解できないではない。
しかし、裁判官が、自分たちに都合の悪い判決を出したことについて、
「訳の分からない事を言った」と言うのはどうだろうか。
裁判官は、当事者双方の言い分を聞き、
また、当事者ばかりでなく判決で影響を受ける第三者のことも考えて、
一段高い見地から判断しているはずだ。
その裁判官が信用できないというのなら、
法曹でメシを食う資格が無いのではなかろうか。
もっとも、聴くこちら側にも、
「労働者側に立つ弁護士はアウトロー」という先入観があるので、
多少のバイアスが掛かっていたことは否めないが。

ところで、運転免許の試験に際しても、
試験官の悪口を言う人がよくいる。
「試験官が偉そうだった」とか「嫌味を言われた」とかなら、
“愚痴”のようなものなので言っても許されるが、
「採点基準がおかしい」といった類のことは、
絶対に口にすべきではない。
そりゃ、試験官だって人間なのだから、
採点ミスが全く無いとは言いきれないが、
少なくとも受験者よりは運転への見識が高いはずだ。
その試験官が信用できないというのなら、
試験場での受験を考えるべきではない。

試験官が「訳の分からない事を言った」と思えたのなら、
受験者側に、試験官の意図が理解できるだけの知識や経験が無かった、
というだけのことだ。
試験官の言葉がすべて理解できるよう、練習を積むしか無い。


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