ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

トニー.スコット

2012年08月21日 | 映画

 

トニー.スコット(映画監督)が自殺したというニュースはちょっと驚きだった。水準以上の映画をコンスタントに製作していたし、一体何故、と思うが、自殺の原因は本人しか分からない。唯、60代で自殺する人間が少なくはないというのは紛れもない事実だ。

ニュースではリドリー.スコットの弟でトップガンの監督と紹介されていたが、このことに関しては異論がある。一般的にはその方が通じるということは分かるが、個人的には、今や兄より上であると思っている。代表作もトップガンよりはマイ.ボディガードサブウェイ123激突を挙げたい。

トップガンの頃は、正直しょうもない娯楽作品の、兄のリドリースコットとは対照的な監督と思っていた。つまり、当時はリドリー.スコットを作家性のある監督と評価していたのだ。その兄が、人気と共に大掛かりではあるが中途半端な作品を作り続けてどんどん評価を下げていくのとは対照的に、弟のトニースコットは、アクション映画作りに徹底し、いまや名人芸というレベルにまで達し(時にやり過ぎという面もなくはないが)、良質なアクション映画を撮り続け評価も高めたのだ(個人的に)。ドン.シーゲルの後継者はトニー.スコットか、と思っていた中での自殺。残念であった。

話は変わるが、香川、マンチェスターUの先発メンバーとして今日デビューしたが、試合は0-1で負け。ニュースだと良いところしかやらないので全体は分からないが、シュートの意識はもう少し持たないと、とは思った。いずれにしろ、評価は監督が下す。こちらとしては活躍を望むだけである。

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