小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

3月定例会 一般質問

2004年03月05日 | 一般質問
今日は一般質問です。私は4番目に登壇し質問しました。質問と答弁内容について報告します。

質問1:財政状況の公表と町民への予算説明について

【質問(小幡)】高浜町はここ数年、基金(町の貯金)が減少し地方債(町の借金)が増加しており、これを憂慮する声も多い。財政の将来計画をたてて財政の見通しを明らかにしておくことが大切である。また、町の予算は、町民みなさまのものであり、予算の使途、貯金や借金の残高、今後の見通しなど、きちんと町民に対し説明する責任がある。この点高浜町の取組みは不十分であり、今後、町民への説明が必要であるが理事者の考えを問う。

【答弁(理事者)】町の財政状況や予算内容を、町民に説明することは非常に重要であると認識している。これまで、町広報誌やホームページ等で広報しているが、不十分な面もあった。今後は財政見通しも含め、町民に分かりやすい広報のあり方を研究・検討していく。

【再質問(小幡)】(財政状況の公表)安土の埋立事業や下水道整備などの借金の返済や、少子高齢化の進展に伴う介護費用の増大、税収の先細りなど、心配の種はいくらでもある。これらをシミュレーションし、今後とも健全財政が維持できる財政の見通しを立て「町財政の中長期見通し」の作成・公表を早急に実施すべきである。また最近、バランスシート(貸借対照表)を作成公表する自治体が増えており高浜町でも早期に取り組むべきである。
(町民への予算説明)最近、住民向け予算説明書を作成・配布している自治体が増えている。北海道ニセコ町の住民説明書が有名で、先般、現物を取り寄せたが感心するほどわかりやすく書かれている。高浜町でも住民向け予算説明書の作成を検討すべきである。

【答弁(理事者)】普通会計の中期見通しについては国の財政制度の不透明さもあって、正確な見通しをたてることは難しいが、現在、鋭意取り組んでいる。この作業ができ次第、町民へも公表していく。また、バランスシートの作成公表については、必要性を吟味して作成・公表について検討する。

質問2:行財政改革の取組みについて

【質問(小幡)】高浜町では「第2次行政改革大綱」(以下大綱と表記)に基づいて、行政改革に取り組んでいる。しかし、厳しい財政状況や国の構造改革に伴い、高浜町を取り巻く情勢が大きく変化しており大綱を現在の状況に照らすと、内容に物足りなさを感じる。また、取組み内容やその成果が町民に説明されていない。従って、高浜町が今後も勝ち組として残れるプログラムを示した「第3次行改大綱」の制定に取り組むべきと考えるが理事者の考えを問う。

【答弁(理事者)】第2次大綱は、平成13年度からの5ヶ年の計画で、毎年実施時期等の見直しを加えながら出来る事から推進している。この期間が終了した時点で、その成果を町民にお知らせするとともに必要ならば第3次行政改革大綱を策定する。高浜町を取巻く行財政環境が激変し大綱の見直しは必要であるが、あくまで第2次大綱の修正ということで対応する。

【再質問(小幡)】先月、地方議員同士による研修会に参加し、各自治体の行財政改革の取組みを勉強してきた。各自治体とも行革目標を数値化し、その成果について、補助金や経費の節減、職員数の見直しなど金額換算できるものは削減額を示して住民に公表している。今年度の大綱の見直しで数値目標を追加し、成果を金額換算して定期的に成果を説明すべきである。

【再答弁(理事者)】数値目標の設定については、実施計画の見直しの中で検討する。

【要望(小幡)】行政改革は誰も進んでやりたくはない。今の仕事のやり方を変えないほうが楽だからである。従って行政改革はトップの強いリーダーシップがなければ実現しない。地方自治体の主役はそこに暮らす町民であり、我々公務員は、その町民にサービスを提供する提供者である。町民は我々のサービスに満足しているだろうか。中にはよくやっているという人もいるだろうが、改革が必要だという人もたくさんいるはずである。町長はそうした住民の声の代表者として、責任を果たす義務がある。強いリーダーシップで、行政改革を成し遂げていくことを要望する。


質問3:公共施設の運用と管理方法の改善について

【質問(小幡)】町内の公共施設は、どれも同じ休館日に設定されている。グラウンドや公民館など同じ利用目的の施設の休館日をずらせば、利便性が向上する。また、インターネットでも予約状況の確認や申し込みができるよう検討すべきと思うが管理者の見解を問う。

【答弁(理事者)】公共施設の休館曜日は全国的にも統一されているのが一般的である。休館曜日を変えることは、管理や運営面でのデメリットもある。利用者からの改善要望もないので当分は現行の運営体制としたい。また、インターネット申し込みについては以前より検討しているが、幾つかの課題があって、これらに対処できる目処がたつまで待ってほしい。

【要望(小幡)】利用者からの要望はないとの答弁だが、私は町民からの要望を聞いて質問しており、要望がないということにはならない。ぜひ検討をお願いしておく。インターネットの申し込みについても、例えば予約状況だけでも確認できるようにするなど、できることから実施するよう要望しておく。

【質問(小幡)】地方自治法の改正により、公の施設管理に指定管理者制度が導入された。この制度は自治体のリストラ策のひとつだが、今後の厳しい財政運営を見据えて、直営で運営されている施設についても可能なものはこの制度を活用して民間参入を図るべきである。現在の検討状況等について問う。

【答弁(理事者)】この4月から供用開始する青郷駅で指定管理者制度を導入する。また、他の施設についても、法改正の主旨に沿うよう検討することを各施設の所管課に指示している。

質問4:病気回復期児童の一時保育施設について

【質問(小幡)】病気回復期児童の一時保育施設、いわゆる子供デイサービスセンターについて、現在、策定中の次世代育成推進基本計画の中で、設置について調査・検討して頂きたい。理事者の考えを問う。

【答弁(理事者)】現在、行動計画策定に向けたニーズ調査の調査項目に、病気回復期児童の一時保育に関する調査等も含まれている。ニーズ調査結果や行動計画策定委員会の意見も踏まえ検討するが、当事業を実施するには、効果をはるかに越えた投資が必要であり、現時点では施設の設置は考えていない。

【要望(小幡)】検討はするが設置はしないとの答弁であるが、他の自治体では、高浜町と規模の変わらない町でも複数の町で合同実施するなどの工夫をして実施されている事例もある。また、病院に委託するケースが多い。現在、高浜病院の存続問題が取りざたされているが、例えばこの高浜病院への委託など、ぜひ前向きな検討を要望しておく。

夜、原子力平和利用協議会の大飯郡合同のフォーラムに出席しました。青山繁晴氏(たけしのTVタックルにイラク問題などでよく出てくる方)の講演会を聞いたあと懇親会に出席しました。講演会はエネルギー問題と日本の真の独立に関する講演で、約1時間半ほど熱弁を振るっておられました。非常に興味深い内容で少しはまってしまいました。



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