小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

NHKスペシャル

2007年12月23日 | その他
今夜放送のNHKスペシャル「自民VS民主・二大政党の苦悩」は見応えがありました。
10年の年月をかけて形作られたきた二大政党制ですが、先の参議院選挙で民主党などが過半数を制し、衆議院とねじれ現象にあります。
過去にもこうした現象はありましたが、現在の小選挙区による二大政党制のもとでのねじれ現象は国民にとって始めての現象であり、そのことについてルポした内容です。

番組で、小沢党首の「残念ながら日本人は論理的思考で投票行動をとる人が少ない。人と人との繋がりを優先する。だから国会議員にとって何よりも重要なことは日常活動である。自民党は日常活動をしっかりやっている。だからいざ選挙になると強い。人と人との関係をきちんと作っていくことが民主党の一番の課題である。」の言葉は説得力がありました。

また他にも、「ねじれ国会は最低3年、場合によっては6年間続く。これを解決するには民主党が政権を担当する以外に方法はない。そして、もしそれで政権が駄目ならば、また、自民党に政権を戻せば良い。それが民主主義というものだ。」との発言も、あたり前の発言ですが妙に説得力がありました。

国会が混乱しています。これをどう判断するかは人それぞれです。一本も法案が通らないから国民生活に支障を来たして困ると言う人があります。一方で、参議院で民主党などが過半数をとったおかげで選挙前に繰り返された強行採決による誤った法律の通過がなくなって良かったとする意見もあります。どちらの意見に納得できるか判断するのは有権者自身です。

なお、「国会がねじれで混乱している。正常化しなくては」という意見を良く聞きます。全くその通りですが、それを解決する唯一の方法は次期衆議院選挙で民主党が過半数を獲得することです。
他には大連立しかありません。