小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

一般質問について

2007年12月10日 | 私の考え
一般質問について日頃感じていることを述べてみたいと思います。

一般質問とは、議員が行政全般に対して質問できる貴重な機会です。
高浜町議会の場合、議員が質問することを希望すれば必ず質問する機会が与えられます。一人当たりの質問時間(議員の質問する時間で、町の理事者の答弁する時間は含みません)は40分間ですから、議員に当選すれば、定例会毎に40分間は必ず町長以下、副町長、教育長、課長全員が自分の質問に耳を傾けることになるのです。
私は過去に一度だけ定例会で質問しなかったことがあります。議員に初当選して2回目の定例会でした。
ただ何となく、毎回はしないほうが良いのではないかなという漠然とした考え方でしたが、それ以降は、考え方を改めて、せっかく町民に選んでいただいて与えていただいた権利ですから、1回でも無駄にする訳にはいかないという考えになって、その後は毎回質問しています。

ところで、この一般質問について以前から残念に感じていることがあります。
それは質問の「すり合わせ」についてです。
私は一般質問については、ある程度は事前に「すり合わせ」を行った方が良いと考えています。(異論がある方もおられると思います)
どこかの会議室で交渉をしている訳ではなく、本会議場で、ルールに基づいて質問をしている訳ですから、事前にどういった観点で質問するのかを十分に「すり合わせ」しておかないと中味のある議論になりません。

ところが、高浜町議会ではほとんどこの事前の「すり合わせ」ということをしていません。
質問の事前通告書を出しただけで、どういう観点で質問するのかといったことを聞いてくることは(たまにはありますが、)ほとんどありません。
事前通告書に書かれた内容だけで答弁書を書いていることになります。
そしてほとんどの場合、再質問については出たとこ勝負といった感じがしています。
質問の真意を本当に理解してくれているのかなといつも気になりますが、何も聞いてこないので、こちらから説明に向かうのも変な話ですし(たまに説明に行くこともあります)、全くお互いの意思疎通がない状態で本番となります。
ひょっとすると私だけかなと考えて他の議員に聞いてみたこともありますが、他の議員も同じでした。
結局、本番の質問を聞いていると共通の認識で議論されていないように感じることもよくあります。

学芸会のごとく一から十までシナリオ通りというのも考えものですが、行き当たりばったりでは深まりのある議論は期待できないように感じます。