小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

靖国神社について

2006年08月16日 | 私の考え
ここ最近、靖国問題で世間が騒がしくなっています。靖国神社についての私の考えを紹介します。

稲田朋美衆議院議員が産経新聞(平成18年6月3日)で、靖国問題は日本の安全保障問題だとの記事を書かれていましたが、私も同じ考えです。

国のため命を捧げることを崇高なものとする価値観がない国に戦争は出来ません。
国のために命を捧げた英霊に国家国民が感謝し最高の礼を尽くしてこそ、国のため命がけで戦えるのだと思います。

我が国で英霊を祀る施設はあくまで靖国神社です。英霊を祀る施設を、訳のわからない妥協の産物のような代替施設にして、国のために命がけで戦う人などいなくなってしまいます。

つまり、靖国神社は国のために命がけで戦うための精神の拠り所です。
戦争を遂行するためには、何よりも国民に強靭な精神力が必要です。戦前の一部にあった精神力一辺倒の精神主義のことを言っているのではありません。
戦争は人と人との殺し合いですから、余程の精神力がなければとても戦えるものではないということです。

自ら戦争をしない国というのと、戦争が出来ない国とでは、天と地ほどの違いがあります。
日本は自ら戦争はしませんが、絶対に戦争をしない国という訳ではありません。他国の侵略に対して命がけで国を護ることができる体制は整えておかなければなりません。国家存亡の危機に際して、国を護るために戦うことが出来ないようでは戦う前から既に亡国といわざるを得ません。

従って、靖国神社に英霊を祀り国家国民が最高の礼を尽くすことは国家の安全保障上不可欠なことです。

中国はこのことを正確に読みきっているから、あれ程、靖国問題に干渉してくるのだと思います。靖国の弱体化は日本の国防力の弱体化であり、そのことは中国の国益に適うのです。

靖国について考えるとき、最も大切な視点だと思います。