東寺の後は東福寺。
こちらも何度も行った、折にふれて生きたくなる不思議な魅力のある寺。
紅葉で有名だが、四季のいつ行ってもいい。
私はことに東福寺の庭が大好きで重森三玲の市松模様の庭が特に好きである。
学生時代から毎年のように訪れ従っていい思い出もそうでない思い出もある。
今日は特に目的もなく、近所を散歩するような気分で訪れている。
何気に好きなものの回りをあるくというのは結構な幸せである。
この後、何も予定がないのをいいことに境内を隅から隅までぼんやりと回ってみた。
芬陀院(ふんだいん)雪舟寺にもよってみた。
ここは東福寺の塔頭寺院の一つ、雪舟作の庭園がある。
芬陀院は鎌倉時代後期に関白一条家によって創建され「一条家」の菩提寺となった。
室町時代、雪舟は東福寺参拝のつどに訪れ、方丈前に「鶴亀の庭」を造った。
明に渡る前の作ということになるそうだ。
昭和年代に荒れた庭を重森三玲が「鶴亀の庭」を復元し、さらに東庭を造った。
重森の庭をたくさんみているうちにもう夕方。
東福寺は五山のひとつだったが、大通りをはさんだ反対側に万寿寺があり、こちらもかつて五山のひとつだった。
拝観を受け付けていないので遠望するのみ。
京の正月、ぶらぶらするのは大変おもしろかった。
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