悠々自適か?

2015-10-04 10:22:47 | タナカ君的日常
 このブログを見て下さっている2名の方にお会いした時に、 「タナカさんの様子を(ブログで)見ていると 悠々自適の生活してますね!」 と言われた事がある。 お一方は僕より5歳近く年上の方、 もうお一方は現役バリバリで会社経営をなさっている60代の御仁。

 暑い夏には安曇野の古い農家で避暑生活
 雪の降らない時期には撮影装置の製作
 雪の降る時期には雪の結晶の撮影

 囲碁の対局で頭を使い
 山歩きで身体を動かし

 季節には山菜を採り
 栗の実を拾って茹でて喰い
 梅の実を拾ってジャムを作り
 車を運転して長岡花火見物に出掛けたり
 どうやら生活資金に窮乏している様にも見えない

 こんな様子を傍からみたら、「田中さんの生活は悠々自適」 そう見えてしまうのだろうな・・・ と思うけれど、 言葉の持つ本当の意味合いに合致する心持ちで日々を過ごしているか? 心の内を見つめると、 意外とそうでも無いんだよ。 その心の内をさらけ出して見たい気持ちも少しはあるけれど、 流石にブログにそれを全て書く気はおこらない。

 それでまあ、生活資金の点についてだけ触れてみる。

 我が家では25年間の夫婦共働きをして来た結果、 二人の年金支給額で生活費の基本部分は賄えているのだ。 そして以前にも書いた事があったと思うけれど、 それぞれの遊びに使う金はそれぞれが蓄えて置いた資金を振り当てている。 だから確かに生活資金には当面不足していない。

 しかし、 成人した子供や孫の誕生日などに僕が何かを買ってプレゼントしてあげた記憶が無い。 プレゼントを買う金の余裕が無い訳じゃないのだけれど、 質素な生活が身に沁みついてしまった僕。(もっとも別会計の妻はプレゼントしてあげているかもしれませんが)

 そう言えば子供が小学生低学年だった頃にこんな会話がありました。

  子供 : 家は貧乏か?

  俺  : どうして?

  子供 : だって他の家には車が有るのに、家には無いから

  俺  : 俺の家には全員に一台づつ自転車がある。
        それで充分だよ!

そんなだから、 今でも金の使い方に関して言えば
金の使い方に余裕が無い

と感じる事が多々あって、

悠々自適じゃ無いよな~!

 の気分が頭をもたげるタナカ君なのでありました。

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