古代遺産の破壊@イラク

2015-02-28 09:55:21 | タナカ君的偏見
 昨日のテレビ報道の中では、 ISが支配する地域の中にあるイラクの博物館内部の展示品を破壊する映像が流された。 過去にアルカイダ系の集団に依るバーミヤン遺跡の岩壁に穿たれた巨大石仏の爆破破壊映像を見たことがあるが、 それと同様な行為が博物館の展示品に対してなされたものだ。

 今迄はジハード・ジョーなる黒覆面の男が日本人の後藤さん達、朱色の囚人服を着せた人質を脅し殺害する様な映像を見せられても、 「あんな危ない地域にノコノコ出かける、あんたが悪い」と思ったり、 「アメリカ軍などによる空爆による被害を受ける地域の住民としたら、それに加担する国々は敵とみなす」そんな感情にも共感を覚えていたものだ。 

 だけどねー!!  「偶像崇拝を忌み嫌う、そんな自分たちが信ずる宗教観に基づくもの」かもしれないが、 こんな古代遺産の破壊行為には嫌悪感を覚えてしままいます。 また、 かってイギリスの大英博物館やフランスのルーブル美術館などを見物した際の、「お前らの国って、泥棒と同じじゃねーか?」との感情も、 違う色合いの物になって来たりするのです。
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