四月ごろから雪が融けた畑沢の広葉樹林内に咲き始めます。畑沢では「ジジババ」と呼んでいたようです。花弁の斑点が老人班に似ているのでしょう。畑沢に限らず、どこの山でもいつでも見られた植物ですが、最近は中々、見つけることが困難になっています。私がこれまでも書いていました「業者による乱獲」によるものです。特にラン科の植物は、野生蘭ブームによって一株が五百円ぐらいで乱売されていたのを見たことがあります。それも、とある有名な観光地で「地元産」として売られていました。地元産どころか他の地区で盗掘してきた物を店頭に並べているものと思います。まだあのころは、シュンランが山に行けば沢山ありましたので、一篭いっぱいで何万円かになったでしょう。それを何回も繰り返せば、大きい金額です。
春先に畑沢には業者と思われる「よそ者」が、篭を背にして盗掘し始めます。あれほどたくさんあったシュンランが、ほぼ消えてしまいました。
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