-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

今季二度目の雪降ろし

2017-02-05 16:18:11 | 近況報告

 前回の雪降ろしは、平成29年1月15日でした。それが第一回目の寒波の襲来の翌日でした。そして1月の末から2月3日までに再び寒波が来て、大雪になってしまいました。天気予報によると、2月4日に天候が大きく変わり、俄かに気温が上昇することになりました。まだ雪降ろしをするには余裕があるとの情報もありましたが、2月6日に肺炎球菌のワクチンを接種することにしていましたので、その前後は体力を温存する必要がありました。そこで、4日のうちに雪降ろしをやっておけば安心していられるだろうと畑沢へ出かけました。

 畑沢でも「雪降ろし」風景はほとんど目にするとができなくなりました。昔の茅葺(かやぶき)屋根なら当然、その作業が必要ですが、どこの家でもトタン屋根に替えていますので、屋根の雪は自然に落下します。しかし、我が実家の小屋はトタン葺きながらも、屋根から雪が落下しないように「雪崩止め」なるバーを取り付けています。元々は自然に落下させるため茅葺からにトタン葺きにしたのですが、そこに住んでいないので家全体が冷え込んでいるために、雪の滑りが悪くなって大量に雪が積もります。かなりの重量になってから落下すると、隣接する道路を通る人や自動車にとんでもない惨事を招く恐れがあります。そこで、雪崩止めを設置しました。 確かに雪降ろしは重労働ですが、昔のように大きな茅葺屋根を二棟も雪降ろしていたころから比べれば、大したことではありません。

 さて、畑沢の実家に到着したのですが、下の写真のように道路には高い壁ができていました。最近、米国でも「壁」が流行っています。私も流行りの壁なるものをぶち壊さなければなりません。3mには不足しますが2mは優に超えています。

 体力の消耗を極力抑えるために、1m程度の最小限の幅で階段を作って奥に入りました。

 雪降ろしは、小屋の道路側だけです。反対側は道路がありませんので、そのまま自然に落下させることができます。この場所は、中学生のころから一人で雪降ろしをしていましたので、全く危険性を感じていません。しかし、一人で雪降ろしをすると言うと周りが騒ぎます。この日は妻が山形から同行しました。もしも、雪に埋もれたら助ける役だそうです。別にそのような心配はないのですが、それで気が済むならと同行させました。

 屋根の上からの眺めは、すこぶるいいものです。道路向かいの杉林も、しばしの晴れ間を楽しんでいるかのようでした。下の写真は静寂な感じを与えるかもしれませんが、実際は大変に賑やかです。枝に積もった雪が融けだして滴と雪の小さな塊が絶えず落下し、バラバラと下の枝にぶつかって切れ目なく音を出しています。

 この日、一台の軽トラックが家の前に止まりました。私ぐらいの年齢の人が、道路脇につけられている獣の踏み跡を目で追っていました。声をかけところ、猟友会の方で、イノシシの猟をしているとのことでした。以前この近くで四頭のイノシシを目撃しているとのことで、足跡で居場所を特定できれば、仕留めるつもりだったようです。残念ながら、その日の猟を諦めて帰ってしまいました。


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