-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

畑沢の新緑がさらに進んでいました。

2020-05-03 17:39:00 | 自然

 一週間前に楯跡を調査したのですが、どうも出来が良くありません。調査は平板測量の真似ごとみたいな方法で行いました。三回目の挑戦でしたが、一人での作業は効率が悪いこと限りなしです。もう一人がいれば、測量用のポールを持ってもらうことができますので、基準点と観測点を何度も往復する必要がありません。一人での測量だと、基準点と観測点の間を最低でも2往復しなければなりません。それを観測点ごとに何度も行わなければなりれません。しかも急斜面の往復ですから、この暑い日では大変な労力となりました。その結果、観測点は少なくなってしまいました。観測点のデータは大きな誤差がありますが、それでも楯跡調査には十分に耐えうるものです。しかし、観測点はあくまでも「点」ですので、点と点の間には線がありません。点と点を結ぶ線は、現地を眺めながらのフリーハンドで行わなければなりません。絵心がなく面倒くさがり屋でもある私には苦手とする作業です。そのために前回までの調査では不十分となりました。仕方なく、再び楯跡に行ってきました。

 令和2年5月2日(土)に妻を同乗させて背炙り峠越えをしました。いつものように私だけですと、途中で景色を眺めるなどの余計な事をするのですが、今回はひたすら畑沢へ向かいました。

 直ぐに楯跡がある山へ行きますと、一週間前とは大分、様相が変わっていました。登り口にはキバナイカリソウが咲いていました。畑沢には花の色が異なるイカリソウが2種類あると思っていたのですが、私の誤りでした。同じ種でも色が異なっていただけのようです。この日のカメラは、娘が捨てようとしていたコンパクトデジカメです。それでも結構、上手く接写できました。

 

 楯跡一帯のブナは、葉をさらに広げていました。調査がさらに一週間遅くなっていたら、測量での見通しが利かなくなっていたでしょう。いつ見てもブナ林の新緑は美しいものです。測量なんかやめて、ゆっくりと新緑を鑑賞したかったところです。

 

 楯跡の片方は、再周辺部の曲輪から急斜面が落ち込んでいて、潅木も生えることができません。当然、人が登るのは極めて困難です。などと説明しているのに、写真には太いブナの木が写っています。でも斜面の木はこれだけです。春先に見た時には、この斜面には雪崩の跡が見られました。積雪期は絶えず雪崩が発生します。

 

 楯跡調査を終えて、実家の近くで山菜(実際は元は畑ですので、「山菜」と言えるのでしょうか。)を採っていると、カルガモが近くの水田に舞い降りてきました。普通なら人に近づかないのですが、かなり近い距離です。恐らくこの近くに巣があるのでしょう。年を取ってもまだ野生児のような私が鳥に好かれる訳がありません。

 兄が川からサワガニ(沢蟹)を捕まえて見せてくれました。蟹の体をひっくり返してみたら、雌でした。これから交尾が行われ、初夏に子ガニが独り立ちします。撮影はマクロモードしたのですが、明るさが足りなかったので、かなりボケました。撮影後は川に戻してやりました。

 ところで、カニを放した川のそばにシマヘビかいたのですが、蟹を食べたりしないものかと心配になりました。一応、ネットでシマヘビの食性を調べましたが、獲物の中に「サワガニ」は入っていませんでした。でも心配です。畑沢でもサワガニは希少になりました。


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