-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

山家城址でカンジキのお試し

2022-01-17 15:26:16 | その他

 私の近くの野伏山には中世の山家城址があります。畑沢の背中炙り峠の楯跡よりも幾分、小さい感じですが、最上義光の家臣である山家氏の「城」だったそうです。ここで私が作ったカンジキの試し履きをしました。カンジキは何回も畑沢で使用していましたので、「いまさら」なはずですが、今だもって自信を持って履き方をマスターしていません。ところが、インターネットで様々な履き方を比べているうちに、ある履き方を思いつきました。

 そこで、そのお試しを山家城址で行いました。山家城址はへは自宅から5分程度です。下の写真の正面に見える山の上にあります。斜面には何重にも帯曲輪と思われる地形があります。それらを縫うようにして登り道があり、尾根に到達して写真の右側に行くと主曲輪と櫓台跡に到達します。

 

 ここが登り口です。小さな看板があり、自動車も3台ぐらい止まれる駐車場もあります。登り道には、何方かの足跡がありました。残念、新雪で試したかったのです。それにしても、雪で覆われているのに、私のように物好きな御仁がおられるようです。

 

 勿論、踏み跡は狭い幅です。私がカンジキで歩けば、少しだけ拡張されます。

 

 肝心のカンジキは、このように紐を結びました。意外としっかりと結ばれています。カンジキの輪っかはアブラチャンというクスノキ科の潅木です。

 

 登り始めて直ぐに鳥の羽が散乱しており、血の跡もみえます。何者かが鳥を捕まえてここで食事したようです。食べられた鳥は鳩かなと思います。食べた鳥は鷹か隼のどちらかでしょう。こんな近くで自然界の厳しい現実を見せつけられました。

 

 登り始めて10分も経たないうちに、展望台に到着です。遠くに山形駅西ビルが見えます。我が家は近くにあるのですが、小さすぎて見分けることができません。

 

 展望台で息が切れていたので、登るのを止めようかと思ったのですが、カンジキのお試しにはまだ不足だと悟り、さらに足を伸ばしました。主郭の櫓台跡に到達しました。遠くの黒っぽい横長の大きな建物は、県立中央病院です。田んぼの真ん中にポツンと立っていますので目立ちます。私はまだお世話になった事がありません。「何とかは風邪をひきません」

 

 この山にはクヌギと思われる大木が林立しています。畑沢にはない樹種です。昔ならば薪炭材として最高だったでしょうが、今は全く利用されずにスクスクと成長しています。

 

 クヌギと同じくドングリの木であるコナラらしき木もあります。こちらは畑沢でよく見かける樹皮です。ただ私はコナラとミズナラの樹皮の違いが分かりませんので、コナラではないかもしれません。

 

 息を切らしながら登り、息を切らしながら降りてきました。運動不足がこれほどとは思いませんでした。恥ずかしや、恥ずかしや。

 ところで、主目的の「カンジキのお試し」は大成功でした。カンジキの紐は全く緩んでいません。今までこんなことはありませんでした。畑沢でカンジキを履いてから何十年も経って、ようやく免許皆伝です。


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