Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

人体5、脳が記憶力を高める極意! 2018年2月11日

2018-02-11 17:40:53 | 日記・エッセイ・コラム

昨日からここ加古川の冷え込みは緩み、ベストを脱いで教会まで少しジョグしただけで汗ばんだ、今朝の日曜礼拝のメッセージは、“二心(2Hearts)”のテーマで、ヤコブの手紙1章1~8節『主イエス・キリストのしもべヤコブが国外に散っている十二の部族への挨拶のなかで言った・・貴方方は様々な試練に会う時、この上ない喜びと思いなさい、そのとき信仰が試されると、忍耐が生じると云う事を知っているからです、貴方方の中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、誰にでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい、そうすれば、きっと与えられます、ただし、少しも疑わずに信じて願いなさい、疑う人は風に吹かれて揺れ動く海の大波のようです、そういう人は主から何かを頂けると思ってはなりません、そういうのは二心のある人で、その歩む道の全てに安定を欠いた人です。』が、タッド伝道師から通訳を介して伝えられた・・・

礼拝後いつものように昼食を摂って、カフェでJグループの兄弟たちとコーヒー飲みながら談笑したあと家路についた、早速、NHKにチャンネルを合わせて吹雪の中で行われた男子ノーマルジャンプ決勝を観ていたが強風のため競技続行が困難をきたしていた!そのうち始まった“クロスカントリー男子スキーアスロン15km+15km”に釘付けになった、先頭集団の中には北欧勢が切磋琢磨していた、この種目は北欧が強すぎる、何と、ノルウェーのクルーゲルが1°16′20″で優勝し、ノルウェー勢が金・銀・銅メダルを独占した!日本から一人出場した吉田圭伸は2°03′00″で25位に終わった、開会式からまだ3日目だが日本勢は皆、伸び悩んで苦戦を強いられている、このあとの日本勢の躍進を期待したい・・・

さて、人体第5集“脳”へ進もう、前回で閃きの極意とは、どうやら、ぼ~~っとした状態で大脳皮質に散らばっている記憶を結びつけることの様だった、と云う事は、閃くためには記憶の断片をシッカリ蓄えておくことが必要である、そこでお次の手順は記憶力を高める極意が必要になってくる、ではその極意なるものを徳と拝見させて頂くことにしよう!・・すさまじい記憶力を持つケネス・ロングさんと云う人物が、ロンドンにあるヘビーメタルロックンロール・コンサート会場の入り口に立って居た!同じ能力を持つ仲間と共に、指名手配されているテロリストの顔を記憶し、群衆の中から見つけ出す仕事についていた、その日は全然見つからず難航していた、ロングさんには人の顔を一度、観たら二度と忘れないという並外れた能力が備わっていた!ロングさんらはスーパー・レコグナイザ(Super Recognizer)と呼ばれていた・・・

    

スーパー・レコグナイザーの能力が注目を集めたのは、7年前の2011年にイギリスで起きた暴動事件にあった、一部の若者が商店や車を襲い、放火し略奪を繰り返した!この時、ロングさん達は防犯カメラに残された映像などから、200人を超える犯人を割り出し検挙につなげた、「当初、私達はAI(人工知能)の顔識別技術が犯人捜しに役立つと期待しました、そこで防犯カメラに映った全ての顔画像を機械にかけました、4000人以上照合にかけたのですが、AIが割り出すことが出来たのはたった一人でした!」とロンドン警察元警部のミック・ネビルさんが苦笑いしながら明かしてくれた!・・・

 

あっ、いかん、明日は第九コンサート本番の日だ、そろ、そろ、寝なくっちゃ、ならなくっちゃ、市民会館に朝10時半までに行かなくっちゃ、我等が歌うのは第九4楽章だけではないよ、“Ave verum Corpus”も“気球に乗ってどこまでも”、“大地讃頌”もおまけに着くよ、我等が加古川第九合唱団と一緒に、アムサティーク合唱団も赤穂高校合唱団も歌ってくれるよ、加古川第九30周年記念と指揮者・川辺甲子郎先生傘寿記念コンサートだ、そしてエレクトーンのスペシャリスト・神田将(ゆい)氏がバックを盛り立ててくれる第九コンサートだよ!また、いつもは加古川第九合唱団の伴奏をして下さる河岸先生と、神田将氏との 二人によるラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲演奏も聴けるよ、もしよければ、皆さんも、加古川市民会館まで足を運んでみてください、さあ、寄ってらっしゃい、観てらっしゃい、聴いてらっしゃい!一般3500円と安いよ・・・

あっ、フリースタイルスキー男子モーグルで原大智 (20歳、日大)が、五輪男子モーグルで初となるメダルを獲得し、モヤモヤした日本勢に渇を入れる今大会初メダルとなる銅を獲ったぞ~~~!あっ、スキージャンプ女子個人ノーマルヒルで、高梨沙羅(21歳、クラレ)が待望の銅メダルを獲ったぞ~~~い!あっ、高木美帆(23歳、日体大助手)が、得意のスピードスケート女子1500mで、金メダルにたった0.2秒及ばない1°54″55のタイムで銀メダルに輝いたぞ~~~え!このメダルダッシュで日本勢に勢いが着くこと間違いなしだ!・・それにしても、満席近い加古川市民会館中ホールで行われた第九コンサートは大成功の感触をつかんだ!そのあと小ホールで行われた打ち上げ会も大いに盛り上がり、大成功の余韻に慕った・・・

      

今度こそ、人体5の“脳”にマジ戻ることにする・・人の顔を記憶するとき脳の中では何が起きているのか?スーパーレコグナイザのケネス・ロングさんの脳の中をMRIで覗いてみると、ロングさんは目の前のモニターに映し出される画像を観て、次々と記憶を作り出していった、その時、ロングさんの脳で活発に反応していたのは歯状回と云う場所だった、歯状回とは脳のネットワークの真ん中にある海馬と云う部分の中に位置していた、その臓器そのものを観たところ、5,6cm前後ぐらいの大きさだろうか?その中には約4000万個もの細胞が詰まると云う!海馬の断面を観ると、青く光っているのが歯状回の細胞で、紫色がそれ以外の海馬の細胞である、歯状回と云う名前は並んだ細胞が歯のように見えることから名付けられた!・・・

          

この様な細胞が如何やって記憶を作り出しているのか?想像が着かない、最先端の科学では、ロングさんの目が一つの顔を捕らえた時、その顔は電気信号となり、海馬の中に張り巡らされた糸のように細い神経細胞を通って歯状回へと伝わっていった、すると、歯状回の細胞が電気を発生させ、次の細胞へ、更にそれが次の細胞へとリレーされて行った、こうして電気信号が流れる一つのルートが出来上がって行った!実はこの電気信号のルートこそが、記憶の正体だった!一つのルートに一つの記憶が対応すると考えられている!歯のように並んだ歯状回の細胞が、次々入ってくる情報を異なるルートに振り分けることで、様々な記憶が作り出されて行く仕組みになっていたのだ!こうして作られた記憶は、数年のうちに、脳の表面にある大脳皮質へと移され生涯に渡って蓄えられると考えられている!・・・

         

超相貌認識師なるスーパーレコグナイザのケニス・ロングさんは、この日もロンドンの街角で警戒に当たっていた、類い稀なロングさんの記憶力は、歯状回の活動が極めて活発なことと深い関係があると考えられている!次回は海馬(かいば)の中に潜む、歯状回の記憶力アップの極意を追い求めていくことにしよう・・・

  

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人体5、脳がひらめきを生む秘策とその仕組み! 2018年2月8日

2018-02-08 14:15:46 | 日記・エッセイ・コラム

今日の日中、加古川の気温が8℃まで上がり、あのしばれるような極寒は少し弱まり穏やかになった・・7競技102種目で競い、参加90か国から選手2900人が集うピョンチャン冬季五輪の開会式を明日2月9日の夜8時に控えている、なんと韓国・北朝鮮の合同チームも花を添えてくれる!2014ソチ冬季五輪で発覚したロシアの国ぐるみのドーピング違反のため、スポーツ仲裁裁判所は、169人のロシア選手だけを個人資格で出場を認めている!因みに日本選手団は124人だ、今日8日に、カーリングの混合ダブルスと男子ノーマルヒル・ジャンプの予選が、早々、ピョンチャン山岳地区とカンヌン海岸地区の各会場に分かれて始まるようだ、あっ、どうやら7日の500mの試走で、スケートの強豪国オランダに単身武者修行に行き、鍛え上げてきた小平奈緒が、いきなり五輪レコードを更新する37″05をマークしたらしい!今から18日、女子500m決勝本番の滑りが楽しみだ!・・・

さて、人体5の又吉直樹の脳の閃きに移ろう、お笑いから文学作品まで、斬新な閃きで多くの人々を楽しませる又吉直樹(37歳、大阪・北陽高、吉本興業東京)であるが、2015年度芥川賞を受賞した小説 “火花”にも、型にはまらない言い回しや、独特のストーリーが満載であった!では又吉さんの脳は、如何やって優れた閃きを生み出しているのだろうか?・・まだ多くの謎に包まれた“ひらめきの秘密”を探るため、今回、又吉さんにちょっと変わった実験に協力してもらった、磁場発生装置が備わるMRIの中で上向きに寝ころんびながら、ある小説のストーリーを考えて貰う、そして良いアイディアが閃いた瞬間に、ボタンを押してもらうと云う実験である・・・

   

10分間の実験中、閃いたと思った瞬間が3回あった、この3回のうち2回について、興味深い脳の活動の様子が捉えられていた!又吉さんが閃いたという時に、電気信号が流れていた場所を示していた映像が捉えられていた!ひらめく脳の姿を世界で初めて、国際電気通信基礎技術研究所によって可視化された映像として撮られていたのだ!脳の中心部分から前後・左右まで広い範囲で、電気信号が一斉に活動する不思議な映像が撮られていた!この閃いたとき脳の状態を、計算をするなど何かに集中している時と比べてみると、集中している時は電気信号の流れが細切れになっているのに対し、閃いた時は電気信号の太い幹が生まれ全体を繋げていた!・・・

 

閃く時、脳は集中するだけでは生まれない特別な状態になっていたのだ!では、如何すれば私達は閃く脳の状態を作り出すことが出来るのだろうか?実は、誰でも人は、自分の脳を閃く状態に近づけられる取って置きの方法があることが、医科学研究によって究明されてきた、その方法とは、閃きが来た時もボタンを押さずして、ただMRIの中で“そのまま8分間、ただ目を軽く開いたまま、なるべく何も考えないようにしてください!”の技師の合図に従えば良いのだ、こうするだけで電気信号は、何も考えない時も何かに閃いたときでも、同様に電気信号は太い幹で繋げられるのである!何でだろう?何でだろう?ななな、なんでだろう?・・・

 

その事を、米ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるドレクセル大学のジョン・クニオス教授ら3人が『何もせず、ぼ~~~っとすること!』こそが、閃きの謎を解き明かす鍵であると究明したのだ!クニオス教授は続けた『例えば、貴方が何かに行き詰ったとしても、その解決策が突然、思わぬ時に、頭に閃くことがあります、それは全く関係ないことをしている時、例えば、朝、目覚めてぼ~~っとしている時などに起こるのです!我々は その状態のことをDefault Mood Network(デフォルト・ムード・ネットワーク、怠慢精神状態の脳ネットワーク)と呼んでいます!』と語ってくれた、デフォルト・モードとは、特に何もしていない脳の状態を指しているようだ、このデフォルト・ムードが、何故か意外にも閃きを生み出しているのだ!・・・

  

良く観てみるとこの時の電波信号の先には、脳の表面にある大脳皮質と呼ばれるが場所が広がって居る、ここ大脳皮質には私達の無数の過去の記憶の断片が保管されていた!私達の脳は、ぼ~~っとしている時にこそ、無数の記憶の断片を自由自在に繋(つな)ぎ合わせ、新しい発想を生み出していると考えられている、これこそが斬新な閃きを生み出す秘訣だったのだと、今大注目されているのだ!・・ここで人体シリーズの山中伸弥先生の解説が入った、『これこそが脳科学にとってのパラダイム・シフト(当然のことだと考えられていた認識・思想・価値観が革命的・劇的にくつがえされること)なるものだ!人は、ぼ~~っとしている時でさえも、デフォルト・ムード・ネットワークは、脳が頭の活動のために使う全エネルギーの70%を消費している!』と断言した・・・

   

ここでタモリも、古代ギリシャ時代、散歩しながら思索を深めた逍遥学派(しょうようがくは)と呼ばれる哲学者のグループのタモリメモを入れてくれた、そして又吉も、「どんな時にネタが思いつくのか?」と好きな先輩や後輩に訊ねてアンケート調査した“又吉調べ”なるものによると、散歩とお風呂が圧倒的に多かったらしい !すかさず山中伸弥先生も負けじと山中メモを挟んでくれた、それによると、20年前に凄い謎に挑戦をしていた時があって、その謎を解くため色んな論文を読みあさり、色んな実験を試みたらしいが、全くアイディアが浮かばず苦戦していた、だがある日、家に帰って、我が子をお風呂に入れ、自分がぼ~~っとシャワーを浴びている時に、突然、その謎を解く名案が浮かび、どんな臓器細胞にも分化できるあの“万能細胞”たるiPS細胞発見に繋がった!そして2012年のノーベル医学・生理学賞の受賞に至ったようだ!?・・・

 

デフォルト・ムード・ネットワーク恐るべし!どうやら、閃きの極意とは、ぼ~~っとした状態で、大脳皮質に散らばっている記憶を結びつけることにあった!と云う事は、閃くためには、記憶の断片をシッカリ蓄えておくことが必要であることが判明した!そこで次回は“記憶力を高める極意”を追い求めて行こう・・・ 

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人体5、電気信号でひらめく悩の極意! 2018年2月5日

2018-02-05 10:49:43 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の日曜礼拝は、250人しか入らない、いつもの礼拝堂から場所を変えて”シティサービス~隣人のために尽くす(ローマ15章1~6節)”のタイトルで、400人以上の教会員が一同に収容できるアラベスクホール(560人収容可)を借り切って行われた、2,3か月に一度くらいは礼拝とミーティングをアラベスクで行うようだ、普段なら2回に分かれて行われている日曜礼拝が、アラベスクホールなら1回で執り行うことが出来る由縁だ、昼食の後、1時半からは、教会の将来を占うべく勉強会となるクリスチャン・ミーティングも3時過ぎまで開かれていった!・・・

極寒4℃の寒空の下で行われたMGCシリーズ第67回別大毎日マラソンは、トラック勝負で南アのモクゴブに2°09′31″で優勝を許したが、園田隼(28歳、熊本国府高、上武大、福岡・黒崎播磨)が日本人1位(総合2位)の2°09′34″でゴールテープを切り、東京五輪代表選考会(MGC)の出場権を獲得した!日本人2位(総合3位)には2°10′12″の大塚翔平(九電工)が入り、日本人3位(総合5位)には小山司(SUBARU)が入った、何と、我等が人体シリーズMCの山中伸弥先生(55歳、京大iPS細胞研究所所長)も、この別大に出場していたのだ、何と、彼は、自己ベストの3°27′45″で完走していた、凄い!因みに55歳の頃の小生はと云うと、3時間8分台で完走していたが(^^ゞお疲れさん・・・

 

さて、今回から人体第5集、“徹底解剖!ひらめく脳の秘密”が始まる、人体5のスタジオには、MCメンバー3人の他に、堺雅人の愛妻・菅野美穂40歳と芥川賞作家の又吉直樹37歳が招かれていた、まず、脳解析によって、白子の様な又吉の脳ミソから普通の人より3割増しで、2万人に一人と云われる大きさの言葉を司る“縁上回(えんじょうかい)”と云う脳ミソの一部が発見された、これだけでも又吉の非凡性が覗えるようだ!そして脳ミソの内部からタワシかフカヒレを思わせるような、一本一本の細い線維が束になったような正真正銘、又吉の脳の神経細胞が露呈された!このおよそ1000億セットの束が脳神経のネットワークを作っているのだ!・・・

  

このタワシの様な脳神経を観て行くと、“ひらめき”の極意が見えてくるという、さあ、神秘的で不思議な脳の世界を又吉さんの脳神経のネットワークで観て行くことにしょう・・芥川賞作家の又吉は、アイデアにつまると、深夜しばしば散歩に出かけるという、目に入る様々な風景が閃(ひらめ)きのヒントを与えてくれるようだ!何かを見た瞬間、脳の中では一体如何云う事が起こるのか?最先端の技術によって驚くべき脳の活動が、世界で初めてとらえられた、タモリさんの顔を観た瞬間、3秒後に稲妻の様に電気信号が走った!スローモーションで観てみると、脳の驚異的な働きが見えてくる、最初に反応するのが、目から入って来た情報を受け取る“視覚野”である、その信号が僅か0.2秒のうちに脳全体に広がって行った!・・・

    

視覚野では目から入った映像の大まかな輪郭を捉えているとされる、この時点では、まだタモリさん本人とはハッキリわからない、その後信号がやってくるのは、側頭部と顔領域である、ここで初めて誰の顔かを見分けて、タモリさんだと認識できたようである!更に信号は前頭前野へ進み、ここでは顔を観たときに湧き上がる好きとか嫌いとかの感情をコントロールしているようだ!これだけの処理を僅か0.2秒の間に行っているというのである!まるで稲妻の様な超高速の電気信号は、どの様にして伝わって行くのであろうか?そこで又吉さんの脳神経ネットワークのミクロの世界へ飛び込んで視ると、凄いカラクリが見えて来た!・・・

  

そこには網の目の様な神経細胞が広がり、細長い細胞から細胞へ電気信号がリレーされて行った!しかし良く観ると細胞と細胞の間に少し隙間が出来ていた?どうやって信号が途切れずに伝わっていくのか?電気信号が一つの神経細胞の端に辿り着くと、その隙間を埋める様に「電気を発生させて!」と言うメッセージ物質を放出した!そのメッセージ物質が次の細胞に受け取られると、再び電気信号が生まれ受け継がれていった!何と、細胞と細胞との隙間は、電気信号に代わってメッセージ物質が情報を伝えていたのだ!その受け渡しにかかる時間は、僅か1万分の1秒だった!電気物質からメッセージ物質へ、そしてまた電気信号へ途切れず、こうして次々とリレーしながら情報が伝えられていく!・・・

   

でも、わざわざメッセージ物質を使ってまでして伝える必要があるのか?実は脳では、こうしたメッセージ物質を数十種類も用いることで、電気信号の伝わり方に様々なバリエーションを生み出していた!例えば菅野さんのような素敵な女性が又吉の前に現れた時、脳の中では「一斉に電気を発生させるぞ!」とメッセージ物質が合図すると、脳の神経細胞が一気に活性化され広い範囲に強い信号が伝わり、その美人の表情がより強く印象に刻まれるカラクリが仕込まれていた!キラキラと光る電気信号を盛んに激しくリレーする神経細胞の姿を捕らえた貴重な映像も証拠として撮られていた!キラキラと光るのは一つ一つの神経細胞である、この中をメッセージ物質が駆け巡っていた!・・・

    

つまり1000億の脳の神経細胞と数10から100種類のメッセージ物質のなせる無限の組み合わせが、様々な発見や科学技術の閃きを生み出す鍵となっていたのだ!例えば、脂肪細胞が出すレプチンと云うメッセージ物質があるが、「エネルギーは充分だよ!」と云うメッセージ物質を、脳が脂肪細胞から受け取ることで、脳は食欲をコントロールしてくれているのである!脳は正しく複雑で柔軟性に富んだ閃きを生み出す究極のネットワーク臓器と云える!・・次回からは閃きを生み出すための取って置きの秘策を探っていくことにする、つまり又吉さんが閃くときの脳の仕組みを詳しく観て行くことにしよう!いよいよ、芥川賞作家・又吉直樹の閃きの秘密が明らかになる!・・・

   

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人体4、万病撃退!腸が免疫の鍵だった! 2018年2月1日

2018-02-01 07:20:37 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は3か月に一度の医療センター詣での日だった、10時前に採血室に入り、検体の尿を提出して、PSA検査のための採血をしてもらった、およそ90分後、検査結果が出て診察室に入った、前回のPSA値(Prostate Specific Antigen、前立腺特異抗原、4.000ng/mL未満が基準値)は1.737だったが、今回は1.440ng/mLと下がっていた、会計を済まして地階の外来カフェ“bien mall”で、ほっぺが落ちそうなBランチの“焼きブリ四川風650円”を頂いた!何と、その焼きブリ定食の旨かったなんのって、ありゃ~~~しねえ!(*^_^*)ジュルリ、ご馳走の余韻を味わいながら日岡山をジョグして家路を急いだ・・・

 

昨夜、否、厳密にいえば満月の二日前、十三夜の昨夜は、太陽・地球・満月が一直線に並び、“Super Moon(2014年3月以来、3年10が月ぶりに地球最接近した皆既月食)+ Blue Moon(2018年1月の後の青色満月)+ Blood Moon(赤銅色の皆既月食)”が重なって、1982年以来35年ぶりの天体ショーが世界各地で観測された!日本時間で云うと、9時51分頃に皆既月食が始まり11時3分頃まで皆既月食が観られた!小生が、8時過ぎに一度だけ、我が家のベランダから北東の空を仰ぐと、左下月面に少し地球の影が当たった満月を見届けていた、その時より以降は、皆既月食の事を忘れて、“相棒”を観ながら、うたた寝してしまっていた!残念・・・

さて、前回では修行僧たちに代表される食物繊維タップリの精進料理を好んで食して強く成長したクロストリジウム菌などの腸内細菌が、暴走しがちな迷える免疫細胞を『落ち着け!』とメッセージ物質を投げかけて優れた免疫力を備えたTレグ細胞に変身させていく免疫本部の仕組みを習って来た、修行僧でない我々一般市民の食生活でも、意識さえすれば食物繊維を中心にした食事が簡単に沢山摂ることができる、そのとってもいい例が、メジャーリーグで身を粉にして投げ込むマー君のために、毎日愛情籠めて愛妻・里田まいさんが作る手料理にあった!・・・

  

まいさんが使う食材はと云うと、食物繊維たっぷりのゴボウやキノコ類、スイートポテトなどが豊富に使われている、田中投手が摂る食物繊維の量は、何と、1食分17グラムにも及ぶ!神奈川県の曹洞宗大本山・総持寺の修行僧が摂取する食物繊維の量が1日20グラムに対して、1食分17グラムとは、ミセス里田の大勝ちである!自宅に居る時は、決まって妻・まいさんが食物繊維の量や栄養バランスを考えて料理してくれているようだ!毎試合、体調が良いのは妻・まいさんのお蔭であると、嬉しそうにマー君は、感謝しながらのろけていた!・・・

 

今や、全身の免疫力をコントロールする腸の驚くべきメカニズムの解明によって、病気の治療も変わろうとしていた、腸からやって来た免疫細胞の暴走によって、手足のしびれや震えが止まらず、歩くことも困難になり、遂には脳細胞まで攻撃すると云う多発性硬化症と闘っている尾崎真由さんは如何しているだろうか?今、その尾崎さんはある臨床治験に参加していた、何と、免疫細胞の暴走のブレーキ役を担うTレグ細胞に創りかえるためのメッセージ物質となる、人工的に作った白い粉を水に溶かして飲んでいた!その白い粉が腸に届くと、暴走する免疫細胞を鎮(しず)めて免疫力の強い味方・Tレグ細胞に再生してくれるのだ!既に動物での試験では、脳細胞への攻撃が抑えられることが確かめられていた!・・・

     

何と、臨床試験では11人の患者さんのうち、尾崎さんを含む9人の血液中でTレグが増加していたのだ!腸が免疫をコントロールする力を取り戻すことによって、多発性硬化症と云う難病を克服できる可能性が示されてきた!『腸が取り戻した免疫力によって近い将来、多くの難病を根本的に治療するような方法が出てくる!』と国立精神・神経医療研究センター特任研究部長の山村隆さんは確信をもって語ってくれた!・・腸内細菌と免疫細胞を従えた人体の免疫本部である腸だが、その機能は生まれつき備わっている機能では決してないのです!・・・

 

赤ちゃんの誕生の瞬間から、私達の腸には様々な細菌が初めて入ってくる、そして沢山な細菌の中から良い細菌だけを選んで育てていく最初の一歩を踏み出すことになる、実はそのことを母乳によって促(うなが)されることが分かってきている、赤ちゃんの腸に流れ込んできた母乳の成分をエサにして、まず急速に増え始めるのがビフィズス菌である、それを皮切りに、私達の腸は、大切な腸内細菌を選んで住まわせ、全身の免疫本部として機能を次第に成熟させていく!腸は貴方が食べるものを糧として、腸内細菌たちを養い、全身で働く免疫細胞を育て上げている!人体と云うミクロの世界で交わされ続けられている沢山のメッセージが、今この瞬間も貴方の命と健康を支えているのです!・・・

   

次回からは、人体第5集“徹底解剖、ひらめく脳の秘密”に移り、あの芥川賞作家、又吉直樹氏の脳を徹底的解剖(かいぼう)して、脳の秘密 “記憶とひらめき、そして認知症克服の鍵”を解き明かして行くことにしよう、では、ごきげんよう・・・

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