Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

人体5、脳が記憶力を高める極意! 2018年2月11日

2018-02-11 17:40:53 | 日記・エッセイ・コラム

昨日からここ加古川の冷え込みは緩み、ベストを脱いで教会まで少しジョグしただけで汗ばんだ、今朝の日曜礼拝のメッセージは、“二心(2Hearts)”のテーマで、ヤコブの手紙1章1~8節『主イエス・キリストのしもべヤコブが国外に散っている十二の部族への挨拶のなかで言った・・貴方方は様々な試練に会う時、この上ない喜びと思いなさい、そのとき信仰が試されると、忍耐が生じると云う事を知っているからです、貴方方の中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、誰にでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい、そうすれば、きっと与えられます、ただし、少しも疑わずに信じて願いなさい、疑う人は風に吹かれて揺れ動く海の大波のようです、そういう人は主から何かを頂けると思ってはなりません、そういうのは二心のある人で、その歩む道の全てに安定を欠いた人です。』が、タッド伝道師から通訳を介して伝えられた・・・

礼拝後いつものように昼食を摂って、カフェでJグループの兄弟たちとコーヒー飲みながら談笑したあと家路についた、早速、NHKにチャンネルを合わせて吹雪の中で行われた男子ノーマルジャンプ決勝を観ていたが強風のため競技続行が困難をきたしていた!そのうち始まった“クロスカントリー男子スキーアスロン15km+15km”に釘付けになった、先頭集団の中には北欧勢が切磋琢磨していた、この種目は北欧が強すぎる、何と、ノルウェーのクルーゲルが1°16′20″で優勝し、ノルウェー勢が金・銀・銅メダルを独占した!日本から一人出場した吉田圭伸は2°03′00″で25位に終わった、開会式からまだ3日目だが日本勢は皆、伸び悩んで苦戦を強いられている、このあとの日本勢の躍進を期待したい・・・

さて、人体第5集“脳”へ進もう、前回で閃きの極意とは、どうやら、ぼ~~っとした状態で大脳皮質に散らばっている記憶を結びつけることの様だった、と云う事は、閃くためには記憶の断片をシッカリ蓄えておくことが必要である、そこでお次の手順は記憶力を高める極意が必要になってくる、ではその極意なるものを徳と拝見させて頂くことにしよう!・・すさまじい記憶力を持つケネス・ロングさんと云う人物が、ロンドンにあるヘビーメタルロックンロール・コンサート会場の入り口に立って居た!同じ能力を持つ仲間と共に、指名手配されているテロリストの顔を記憶し、群衆の中から見つけ出す仕事についていた、その日は全然見つからず難航していた、ロングさんには人の顔を一度、観たら二度と忘れないという並外れた能力が備わっていた!ロングさんらはスーパー・レコグナイザ(Super Recognizer)と呼ばれていた・・・

    

スーパー・レコグナイザーの能力が注目を集めたのは、7年前の2011年にイギリスで起きた暴動事件にあった、一部の若者が商店や車を襲い、放火し略奪を繰り返した!この時、ロングさん達は防犯カメラに残された映像などから、200人を超える犯人を割り出し検挙につなげた、「当初、私達はAI(人工知能)の顔識別技術が犯人捜しに役立つと期待しました、そこで防犯カメラに映った全ての顔画像を機械にかけました、4000人以上照合にかけたのですが、AIが割り出すことが出来たのはたった一人でした!」とロンドン警察元警部のミック・ネビルさんが苦笑いしながら明かしてくれた!・・・

 

あっ、いかん、明日は第九コンサート本番の日だ、そろ、そろ、寝なくっちゃ、ならなくっちゃ、市民会館に朝10時半までに行かなくっちゃ、我等が歌うのは第九4楽章だけではないよ、“Ave verum Corpus”も“気球に乗ってどこまでも”、“大地讃頌”もおまけに着くよ、我等が加古川第九合唱団と一緒に、アムサティーク合唱団も赤穂高校合唱団も歌ってくれるよ、加古川第九30周年記念と指揮者・川辺甲子郎先生傘寿記念コンサートだ、そしてエレクトーンのスペシャリスト・神田将(ゆい)氏がバックを盛り立ててくれる第九コンサートだよ!また、いつもは加古川第九合唱団の伴奏をして下さる河岸先生と、神田将氏との 二人によるラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲演奏も聴けるよ、もしよければ、皆さんも、加古川市民会館まで足を運んでみてください、さあ、寄ってらっしゃい、観てらっしゃい、聴いてらっしゃい!一般3500円と安いよ・・・

あっ、フリースタイルスキー男子モーグルで原大智 (20歳、日大)が、五輪男子モーグルで初となるメダルを獲得し、モヤモヤした日本勢に渇を入れる今大会初メダルとなる銅を獲ったぞ~~~!あっ、スキージャンプ女子個人ノーマルヒルで、高梨沙羅(21歳、クラレ)が待望の銅メダルを獲ったぞ~~~い!あっ、高木美帆(23歳、日体大助手)が、得意のスピードスケート女子1500mで、金メダルにたった0.2秒及ばない1°54″55のタイムで銀メダルに輝いたぞ~~~え!このメダルダッシュで日本勢に勢いが着くこと間違いなしだ!・・それにしても、満席近い加古川市民会館中ホールで行われた第九コンサートは大成功の感触をつかんだ!そのあと小ホールで行われた打ち上げ会も大いに盛り上がり、大成功の余韻に慕った・・・

      

今度こそ、人体5の“脳”にマジ戻ることにする・・人の顔を記憶するとき脳の中では何が起きているのか?スーパーレコグナイザのケネス・ロングさんの脳の中をMRIで覗いてみると、ロングさんは目の前のモニターに映し出される画像を観て、次々と記憶を作り出していった、その時、ロングさんの脳で活発に反応していたのは歯状回と云う場所だった、歯状回とは脳のネットワークの真ん中にある海馬と云う部分の中に位置していた、その臓器そのものを観たところ、5,6cm前後ぐらいの大きさだろうか?その中には約4000万個もの細胞が詰まると云う!海馬の断面を観ると、青く光っているのが歯状回の細胞で、紫色がそれ以外の海馬の細胞である、歯状回と云う名前は並んだ細胞が歯のように見えることから名付けられた!・・・

          

この様な細胞が如何やって記憶を作り出しているのか?想像が着かない、最先端の科学では、ロングさんの目が一つの顔を捕らえた時、その顔は電気信号となり、海馬の中に張り巡らされた糸のように細い神経細胞を通って歯状回へと伝わっていった、すると、歯状回の細胞が電気を発生させ、次の細胞へ、更にそれが次の細胞へとリレーされて行った、こうして電気信号が流れる一つのルートが出来上がって行った!実はこの電気信号のルートこそが、記憶の正体だった!一つのルートに一つの記憶が対応すると考えられている!歯のように並んだ歯状回の細胞が、次々入ってくる情報を異なるルートに振り分けることで、様々な記憶が作り出されて行く仕組みになっていたのだ!こうして作られた記憶は、数年のうちに、脳の表面にある大脳皮質へと移され生涯に渡って蓄えられると考えられている!・・・

         

超相貌認識師なるスーパーレコグナイザのケニス・ロングさんは、この日もロンドンの街角で警戒に当たっていた、類い稀なロングさんの記憶力は、歯状回の活動が極めて活発なことと深い関係があると考えられている!次回は海馬(かいば)の中に潜む、歯状回の記憶力アップの極意を追い求めていくことにしよう・・・

  

コメント
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