Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

別府川探索(2)~幻の白ヶ池を求めて~ 2011年10月1日

2011-10-01 17:28:59 | 日記・エッセイ・コラム

9月29日、この日は五ヶ井用水路・大野第一分水ゲートに架かる穴バリ1号橋(あなばりいちごうきょう)を出発して、産ノ道2号橋→産ノ道1号橋→氷丘中南の大野28号橋→池ノ内橋→下代橋(しもだいはし)の順に新別府川を南に下っていった、左手に広がる加古川卸団地の西に架かる水足二号橋を過ぎると直ぐに、そこにはあの大プロジェクト“加古川中央JCT架橋大工事”が進む加古川バイパスの下を新別府川はくぐっていった・・・

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そこをくぐると直ぐ、前の日に目の当たりにした白ヶ池川が旧別府川に合流する地点、すなわち、そこは新別府川の起点と旧別府川の北端が分岐する地点となっている!加古川バイパスの南側に廻るには加古川卸団地を貫けて、白ヶ池川橋山ノ越交差点を渡ってバイパスの側道へ出なければならない、白ヶ池川が流れ込む白ヶ池川橋の下辺りは、新井(いんゆ)用水路の埋没管(サイフォン)が交差して複雑な水門となっている・・・

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白ヶ池川をさかのぼって白ヶ池を突き詰める前に、加古川バイパス南側に渡ったところにある工事現場事務所に立ち寄った、そして、この加古川中央JCTと東播磨南北道路と、そして今、連日、大渋滞を引き起こしている加古川バイパス迂回道復旧工事も合わせる、工事完成予定年月を現場監督に尋ねた・・・

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監督曰く、「加古川バイパス西行きは明日(9月30日)開通し、東行きは間もなく10月15日に開通する予定である、しかし加古川中央JCTを含め東播磨南北道路完成予定に関してはまだまだ先のことで、小野まで全線開通するには、少なくてもあと5,6年は掛かるのでないだろうか?」と教えてくれた・・・

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それから山ノ越交差点北側に戻り、今日本来の目標、もう一つの別府川の水源池である“白ヶ池”を求めて加古川バイパス北側沿いを東に向かってスタートした、白ヶ池川橋から白ヶ池川をさかのぼり100mほど来たところに野口1号橋が架かっていた、そこから先に目を向けると白ヶ池川が分岐して流れてきていた、太い方の流れ白ヶ池川と思いそこを辿っていった、北野北町内を通りぬけ、更に先を進むと、小生が62歳まで勤めたシスメックスが在る加古川工業団地の入り口あたりに出た、そこには北野橋が架かっていた・・・

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そこを過ぎると“北野土地改良記念公園”があって、そこのトイレで用を足した、そこには10人ほどの子供達が楽しいそうに遊んでいた、そこにフラフラと杖を突き、入れ歯ガタガタで、耳が遠い90歳近い一人のじっちゃんがやって来た、待ってましたとばかりに取材を懸けた、その老人はなかなか要領を得なかったが、この水路の水源池は兵庫短期大学横にある“寺田池”であるとキッパリと教えてくれた!その池ならツーデーマーチで何度も通り、小生には御馴染みの池であった☆なっとく、なっとく、かんしゃ、かんしゃである・・・

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そこから先を進むと、ななな~~~んと!その水路が消えた!加古川バイパスの下をくぐってバイパスの南側へ消えてしまった、そこで小生、この水路は白ヶ池川でないことを疑い始めた!?直ぐ、そこに通りかかった熟年主婦に尋ねると、この水路は“北野川”であって白ヶ池川ではないと教えてくれた!そして長年北野の水利組合長をやっていた85歳位の長老が近くに住んでいると言って、その人の家へ小生を案内して行ってくれた、その長老の奥さんと掛け合ってくれ、家に入れてくれて晴れてその長老との取材会見が実現する運びとなった・・・

その長老は白ヶ池のことを知っている限り全てを教えてくれた☆小生が白ヶ池川と勘違いして北野川を追って来ていた、小生が北野川に沿って、通り過ぎてきたその低地一帯には100年ほど昔まで、浅いが大きな白ヶ池があった、しかし低地にあるため、よく氾濫を起しその低地一面は水浸しになっていた、そこで、その白ヶ池は埋め立てられ農地となって蘇った、その後、近年になって、その農地一帯は住宅地に変貌して字白池(あざしろいけ)の地名で残っていると教えてくれた・・・

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夕闇迫るなか、小生はその辺りに戻って、芝管理事務所と看板のある建物の傍に仕事から帰ってきたばかりの50歳前後の男性を発見した☆その長靴と作業着服姿の男性に白ヶ池のことを尋ねると、なんとその当り一帯が字白池であり、もう少し西に行けば、まだその白ヶ池の名残が残っていると言って親切にも案内してくれた☆そこら一帯はギッシリ密集したベッドタウンになっていた、“白池東ハイツ”の集合住宅もあった、途中、大木の下に昔の名残を思わせる古いお堂もあった!きっと白ヶ池の袂にあったのだろう!・・・

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白ヶ池のほんの一部が残っていると言われる、その場所に着くと、上流から新しく設置された水路が流れてきていて、うっそうと茂った雑木林の中に隠れるようにして白ヶ池の水辺があった、それとは別に、北野川が寺田池から流れてきて白ヶ池川に合流していたことも新しい発見だった!名残の白ヶ池の水辺からは、昔と同じ様に今も途切れることなく白ヶ池川の水路の流れが出ていたのである☆・・・

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感動!『白ヶ池よ!よく残っていてくれた!☆』、思いもよらない感動の大発見だった!思わずフラッシュの光を頼りにしてシャッターを切った☆写っていればお慰め~~!今日も暗闇の中の帰宅となった・・・

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