Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

ガッテン!総悪玉コレステロール大検証! 2017年11月24日

2017-11-24 10:06:38 | 日記・エッセイ・コラム

ここ加古川も、最低4℃/最高12℃と気温は下がり、今年一番の冷え込みに襲われた!・・前回、総悪玉は“LDL+レムナント・コレステロール、もしくは総コレステロール(マイナス)HDL”ではじき出せると習ったが、“総悪玉コレステロールだけで危険度基準値に入っている人っているの?”その疑問に答えるために、NHKは『総悪玉コレステロール大検証』と称して、悪玉も善玉も総コレステロールも全て正常値である40代~70代までの男女60人に、各自の健診検査表を持参して集結してもらった!・・・

   

早速、大検証が始まった、まず、極悪玉レムナントの数値を割り出していく、総コレステロールからHDLを差し引き、そこから更にLDLを引くとレムナントが求められ、LDL+レムナント=総悪玉コレステロールが簡単に出される、覚えていますか?総悪玉の危険度基準値があって、150以上がやや危険で、170以上が間違いない危険となる!係員が各自の総悪玉と危険度基準値を電卓ではじき出し、各自に丸印とバツ印の札を差し出して、その結果を判定して行った!◎の札をもらっ人は総悪玉150未満でセーフ、しかし中には総悪玉が150を超えてアウトとなる✖の札を貰った人もかなり出ていた!その最終結果は60人中8人が危険と判定され、総悪玉要注意となった!・・・

    

しかも、その8人の中には、72歳の佐藤さんの様に、かなり問題ありの人も居た!首の血管をエコーを使って詳しく調べてみると、血管の壁に瘤(こぶ)の様なものが出来ていた、いわゆる血管内皮の中にコレステロールが取り込まれたプラーク(塊)と云われているものだ! 本人にとって予想もしなかった結果となり、とうとう来たかと、かなりのショックを受けていた!HDLもDLDも正常値なのに、気付かないうちに極悪レムナントに侵されて、総悪玉の危険度基準値を越えてさ迷い、知らず知らずのうちに、命の危険に曝されていたのだ!そういう人が7人に一人の割で居ることになる!・・・

     

ここで、スタジオにはコレステロールの専門家である増田大作・大阪大学医学部特任助教が招かれた、コレステロールが高そうな、でっぷり肥満体の先生だった!彼のコレステロール値を訪ねると、「一応、正常範囲内です」と返って来た、志の輔が「24年前からレムナントと云う第3のコレステロールがあると云う事は聞いていたが、何故、表記もされずに来たのか?そしてレムナントが極悪であるとも指定しないままに、HDLとLDLの2項目だけしかなかった時代が、続いて来たのは何故でしょうか!」と先生に尋ねた、先生、答えて曰く『一つはレムナント・コレステロールの測定が難しく、それには時間とコストがかかるため、健康診断では取り上げにくいため広がって行かなかった!』ようだ・・・

 

また、増田先生は続けた『レムナントと云う新しいコレステロールを評価するには、non-HDLコレステロールと云う項目を計算で出すことが可能です??』とも、宣(のた)もうた、何だ?スタジオ内が戸惑いのモードが流れた?そんなことをここで持ち出す必要はあるのか??大作先生は言葉足らずで分かりにくい!実はnon-HDLコレステロールとは、ハッキリ言って、LDLとレムナントを足した総悪玉コレステロールのことであった、そうなら、non-HDLなぞと言わずに、総悪玉コレステロール=non-HDLコレステロールと、最初から言えばいいだろう!?150以上だの170以上だの危険度基準値を表わす総悪玉コレステロールの出し方なんぞ、とっくに教わっている!端折って行こう・・・

どうやら学界では、ガッテンが名付けた総悪玉コレステロールと言わずに、non-HDLコレステロールと呼ぶのが通常のようだ、日本動脈硬化学会の新しいガイドラインの中にも、総悪玉コレステロールと云う呼び名でなく、non-HDLコレステロールの名で、総コレステロールからHDL善玉コレステロールの値を引くだけでレムナントのリスク評価の説明が施されているらしい!そんな説明だけでレムナントの評価が説明できるってか??・・そうなんです、専門家の間では総悪玉コレステロールは、non-HDLコレステロールとして知られてきていた、ひつこい!“動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017”の中にもnon-HDLコレステロールの名前で明記されている、ひつこい!・・・

 

しかも、今、学会で大注目のnon-HDLコレステロールは、LDL悪玉Cholesterolよりも、動脈硬化の発症予測能力が優れているとして大注目である、ひつこい!これから学会では、non-HDLコレステロールが高い人を早く見つけて、正しい治療を施すことを目指しているようである!いいね、いいね・・行政でもnon-HDLコレステロールの項目をきちんと入れて健診をやっている処が一カ所だけ出てきている、それは我等が兵庫県の尼崎市である、確かにここでは検査項目の中には、脂質の欄に総コレステロール(220mg/dl未満)/LDLコレステロール(120mg/dl未満)/non-HDLコレステロール(150mg/dl)/LDL-C/HDL-C比(2.4未満)という具合で採用・印刷されていた!・・・

   

尼崎市企画財政局部長の野口緑さんは『今までは、何故この人は心筋梗塞で倒れたのか分からないという方を、もう一度振り返って見ると、やっぱりnon-HDLコレステロールだけが高かった方がいらっしゃった!これからは、このnon-HDL値を診るだけで、容易に保健指導が必要な人に出会うことができるようになり、この項目を結果表に取り入れてみました!いくつかの検査項目が、一つの入り口として自分の身体を理解し、大事になる前に予防すると云う行動に繋がって欲しいです!』と話してくれた!・・・

スタジオの増田先生によると、肥満気味の人、中性脂肪の高い人、糖尿病の人は、non-HDLコレステロールが上がる傾向にある故、この項目は欠かせないと付け加えた!また極悪玉のレムナント・コレステロールを減らすには、油濃ゆい食事を避け、食事の摂り過ぎには御用心、御用心!レムナントを下げるには、肉よりも魚を食事に摂り入れれ、運動で適切な体重をキープするように心がけるのが肝要ですぞ!non-HDLコレステロールの数値を知って、自分の健康管理に役立てよう!まずはこの総悪玉コレステロールとも呼ばれるnon-HDLコレステロールが、一日も早く、全ての行政区の健診結果表に採用されんことを祈りたい!・・・

また、健康診断検査項目に詳しい黒沢一東北大教授によると、コレステロール対策には、これまで5年間ぐらいの健康診断結果表を見返し、過去の数値の変化を見比べて観ることが重要である、総悪玉も大切だが、10数年前から血液検査の必須項目であるLDL悪玉コレステロール値の変化も見逃せない、LDL数値が100→105→遂には120と段々数値が上がってくるのが見えたら、LDLは自分の身体の変化を知るのにうってつけである!・・次回は山寺宏一(56歳、宮城出身、東北学院大卒、アクロス・エンタテインメント)ナレーターらよるコレステロールの対策編のまとめを観て行こう・・・

  

夜9時から始まった10chの金曜ロードショー”山崎貴監督・脚本~ALWAYS三丁目の夕日'64(2012年作)” に釘付けになった、テレビのサスペンスは時々観るが、映画作品は何十年ぶりだろう?第18回東京夏季オリンピック(1964年10月10日~24日)を舞台にして、高度経済成長期真っただ中の東京下町に暮らす、ある小説家の家族と、向かいに住む整備工一家の心温まる日常の生活模様が生々しく描かれていて、ごっつう感動した!出演者の吉岡秀隆、小雪、須賀健太、堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、森山未來、もたい まさこ、大森南朋(なお)、温水洋一、ピエール瀧、高畑淳子、三浦友和、米倉斉加年らの、透明で屈託のない演技が映(は)えていた!また、このような心和む映画があれば見逃さないようにしたいものだ・・・

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HDLでもLDLでもない謎のコレ... | トップ | ガッテンでえ!コレステロー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事