Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

BNCT、身体に優しい最先端中性子照射ガン治療! 2013年1月6日

2013-01-06 14:11:59 | 日記・エッセイ・コラム

『エルユーエス』

リパーフェシリーズ

昨日3週間ぶりに国際交流センターへ出向いた、年末の20日からインド・カルカッタに帰郷していたアシトさんが、4日金曜日に最低気温8℃最高15℃と温暖なカルカッタから、零下1度に冷え込んだ明石に帰ってきて、ズルズルと風邪気味だった、なんとアシトさんは小生のために、インド特有のエスニックなデザインが施された書類入れと、独特のスパイスの効いたニューデリー産砂糖菓子“Soan Papdi ”を土産に買ってきてくれた!How nice and sweet it is!感謝感激雨あられ・・・

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今朝、読売新聞の1面に目を通すと、“ホウ素使いガン細胞狙い撃ち!~がん中性子療法 実用化へ!”の見出しが躍っていた!この様な情報はNHK総合情報番組“あさイチ”がいち早く取り上げるものであるが、恐らくまだ取り上げていないだろう!?このガン細胞だけを狙い撃ちして破壊してしまい、身体に優しいと言われる、小生、聞いたこともない画期的な最先端ガン治療技術“BNCT(Boron Neutron Capture Therapy :ホウ素中性子捕捉療法)”を取り上げていた!・・・

その記事を入念に読解したあと、BNCT治療法のメカニズムを小生ながら次のように理解してみた、どうやら、ガン細胞が好んで取り込む習性がある“ホウ素化合物”をガン患者にあらかじめ投与しておくと、正常な細胞は見向きもしないが、案の定、ガン細胞だけが「パクリ!」と食いつきホウ素化合物をガン細胞内にガッつり取り込んでしまう!しめしめ、高周波電磁場のサイクロトロン(Cycrotron)加速器をブンブン回転させ、そこから0.5eV(electron-Volt)とエネルギーの低い中性子(Neutron)を発射~~~!照射~~~!そのガン細胞を狙い撃ちする!命中~~~!・・・

薬剤師ではたらこ

するっていと、0.5eV中性子とホウ素10がぶつかると核分裂が起こり“α(アルファ)線”が生成され飛び散る!ボ~~~ん!爆発~~~!ガン細胞は木っ端微塵に破壊され死滅していく!この爆発時、α線が飛び散る飛距離はガン細胞一個分と非常に短く、正常細胞には殆ど悪影響を及ばさず、余分な低エネルギー中性子は正常細胞を通り抜けていく!重粒子線治療ではガン細胞の外から重粒子腺を照射するのに反して、BNCTではガン細胞の中から破壊してしまうので、更に副作用が少なく、身体に優しい最先端がん治療法として注目されるなったようである!・・・

そもそも、このBNCTの始まりはアメリカで起こった、1932年にチャドウックによって中性子が発見されて4年後の1936年にアメリカのLocher によって“中性子捕捉療法の原理”が提唱されてた、それ以来、世界が研究開発して来たものらしい、1950年にはアメリカのブルックヘブン国立研究所で医療用原子炉が完成されてから、脳腫瘍の治療が行われるようになっている、日本では1959年に、東大病院放射線科などで基本研究が始まった!・・・

1968年には帝京大学医学部教授と日立製作所が提携して第1号医療用原子炉が完成し、13例の脳腫瘍臨床治療がなされ、アメリカの医療成績を上回る結果を得られるようになっている、1975年には京大と住友重機が開発した京大炉が完成し、良質の中性子照射が可能になった、今では一般病院の100平方mの部屋にでも設置可能な、長さ18m、幅15mの小型中性子発生装置“NEDOプロジェクト”が開発された、京大原子炉実験所には高速サイクロトロン加速器も備わっている!・・・

保険マンモス

1975年以来これまで、脳腫瘍と肝臓ガンの400例近くの臨床治療が行なわれきて、BNCTによる治療成果が証明されて来た!iPS細胞(人口多能性細胞)同様、BNCTが“次世代産業の柱”と捉えられ、大学医学部と企業による協業開発が進んでいる、ステラファーマと住友重機工業が共同出資して、ガン細胞にだけ取り込まれる“ホウ素薬剤”の開発も進んでいる、京大原子炉実験所の小野浩公二教授は、日本はBNCT実用化に向けて世界より5年は先行していると豪語する!・・・

福島市にある総合南東北病院にはBNCT治療装置が設置され2014年には治験が始まる、筑波大と三菱重工業がBNCT用加速器共同開発して2015年には治験に入る、BNCT実用化に向けた大学とステラファーマと企業の取り組みが“関西イノベーション国際戦略総合特区”による支援対象に指定された、1年でも早い薬事法に基づくBNCTガン治療の実用化承認が待たれる!・・・

今夜8時から幕末のジャンヌ・ダルク、新島(旧姓山本)八重の波乱の人生を描いた“八重の桜”が始まった、蓋を開けてみると、思いの外、よく出来ている!小生、第1話“ならぬことはならぬ”を観ていて、完全に“八重の桜”の虜になった、会津藩当時から受け継がれてきた“什の掟(じゅうのおきて)”が誠実で正直な実直な会津藩士気質をつくり現在の福島県人の中に脈々と受け継がれてていることを強く感じて感銘した!また黒船が浦賀沖に来襲した折、信州松代藩士の兵学者・佐久間象山(1811~1864年)に群がる、八重の兄・覚馬も含めて幕末の志士達の動向も面白い、次回の第2話“やむにやまれぬ心”と、これからの展開が楽しみである!・・・

バイトルドットコム

マタニティウェアのエンジェリーベ

コメント
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