ここ２,３日、あの連日３４～３５℃にもなる猛暑続きの夏が加古川からはどうやら去ったようだ、３０℃が涼しく感じられる、昨日の水面ロードには真昼の２時に出かけたが、スッカリあの真夏の面影は薄れノースリーブの肌を水面からの風が優しく撫ぜた、薄曇りだった空が掻（か）き曇り、まとまった雨粒が落ちてきて心地よかった・・・
昨夜は睡魔に襲われ９時に寝てしまった、０時ごろ猛烈な雨音に起こされた、慌てて出窓のを閉めた、長かった猛暑でヒートアイランド現象化した加古川の大地を冷やし全ての汚れを洗い清めるような豪雨だった、NHKニュースセンターからの知らせによると、兵庫県南部には１時間７０mm～８０mmにもなる恵みの雨だった、処によっては１２０mmにもなっていた・・・
３時過ぎ足元がスースーするので目が覚めた、もうあの恵の豪雨はあがっていた、あちこちに出ていた大雨警報が解除になって行く知らせがラジオから流れていた、足元に掛けていたタオルケットがはがれ下半身だけパジャマで上半身ランニングシャツの身体がむき出しになっていた、直ぐタオルケットを下半身だけにかけ直した・・・
小生、家内が下で寝るようになってから、いくら暑苦しく寝苦しい真夏の夜であってもクーラーはかけず、足元から扇風機を首振りにして寝るのを常にして来た、クーラーは冷え過ぎてイカンちゃ！しかし、その扇風機もここ３～４日かけていない、このままで行くと、もう扇風機は要らないのではないだろうか☆・・・
いつの間にか、サクラがあがって来て、ベランダに通じる開け放たれた網戸のそばで寝ていた、ラジオから昭和初期から中期にかけて一世を風靡（ふうび）した伊藤久男（１９１０～１９８３年）の特集が流れていた、小生もテレビがなかった頃、ラジオからよく聴かされていた懐かしい歌ばかりが次々と流された、彼のヒットした歌は古関裕而（こせき ゆうじ）作曲のものが多い、オペラ歌手でもあった彼の声量豊かな歌いっぷりは小生の記憶にもはっきり残っている・・・
昭和初期のもは軍歌や戦争にまつわるものが多いが、中期以降のものは小生の耳にも鮮明に覚えている、“イヨマンテの夜”、“あざみの歌”、“山のけむり”、“オロチョンの火祭り”、“君、いとしき人よ”、“ブラジルの太鼓”、“数寄屋橋エレジー”など映画産業華々しい時代の映画テーマ曲としても馴染みが深い、全国高等学校野球大会の行進曲“栄冠は君に輝く”を伊藤久男が歌っていたことは小生も知らなかった・・・
昨日、野田佳彦財務大臣から異例の２兆円規模の円売り・ドル買いの国内単独市場介入（先進諸国と提携し大きく長続きする効果が望める協調介入と言うものあるらしい）を日銀に発令したことを発表した、６年半ぶりの政府・日銀の為替市場介入になったらしい、今回の円高は世界が弱いドルもユーロも買い控え円買いに走った所為で自然発生したものと以前から言われているので、日本の経済力云々（うんぬん）のものでないらしい、どうやら政府の介入の遅れも、政府が協調介入を避けたのも、そこに在ると小生は診（み）ている・・・
昨晩のANN“そうだったのか！池上彰の学べるニュース”でもやっていたが、政府が外国為替資金特別会計を担保に“出資証券”を日銀に発行して、日銀が各都市銀行から円でドルを買い集めると言うシステムらしい、今回の介入では、政府は各金融機関に渡った多額の円資金を回収しない“非不胎化”措置を取って金融緩和に宛てることにした策をとった、８２円台の円高は昨夜１０時ごろには円安・ドル安傾向が進み８５円７８銭まで達したらしい・・・
これは１日で２円５０銭以上の円安傾向へ動いたと言うカンフル剤効果が早速出てきている、輸出メーカーから安く叩かれ薄利を耐え続けてきた下町の下請け業社にとっては嬉しい福音となった、彼等にとっては、９０円代以上１００円位までが望ましいと口を揃えて言う・・・
日本国家の財産である“国庫”の金庫番である日銀ではあるが、自ら政策委員会を持ち、政府から独立した法人であるのである、総資産１１２兆円以上、貸出金残高２３兆円以上、預金残高１１兆円以上もの財源があるのだから、もっと臨機応変に政府からの指示なしに単独で為替介入出来るようにならないものだろうか？・・・
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