Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

龍馬伝、第15弾 “龍馬の妻” 2010年9月12日

2010-09-12 21:23:49 | 日記・エッセイ・コラム

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三吉慎蔵と薩摩藩士達から成る救急隊によって伏見・薩摩藩邸に運び込まれたが、大量の出血と寒さで龍馬の命は危険な状態にあったがぜよ!じゃが西郷が送った医療チームによって緊急外科処置が施され☆お龍は龍馬に命の水を飲ませたい一心で口移しで飲ませた!その甲斐あって龍馬の命を取り留めることが出来たぜよ!☆

寺田屋お登勢のもとに「昨夜(ゆうべ)坂本龍馬が捕り方を殺したのだ!薩摩、長州のものと会っていたのか!」、『何のことか知りまへん!』、伏見薩摩藩邸にも幕府の捜査の手が廻った「坂本龍馬がここへ運び込まれたのを見たものがおる!即刻引き渡されたい!」、『そがんもんはここにはおりもはん!』・・・

お龍と三吉が昏睡状態の龍馬の枕元で朝を迎えた、龍馬の薄目が開いた!「坂本さん!坂本さん!」とお龍は呼びかけた、龍馬の視線がお龍の声の方に動いた!『お龍!』龍馬の顔に微笑が浮かんだ☆そこからお龍の献身的な臨床介護が龍馬に注がれていった☆龍馬の身体を抱き起こして薬を飲ませ、トイレに連れて行き、食事を用意し膳を運び食べさせ、髭もカミソリで剃って、包帯を取替え、梅の蕾(つぼみ)がほころび、春の陽が明るさを増す頃には龍馬の様態は徐々に回復して行ったがじゃ☆・・・

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そんなある日、お龍が包帯を取り替えていると、西郷が見舞いにやって来た、「失礼しもんす!まだ痛たかとごあんそなあ!」、『おお!西郷さん!』、「ああ~、続けやんせ!」とお龍を促した、「左手の傷がわっち!深かったそうで!兎に角、助かってよかった!」、『ありがとう御座います!あっ、木戸さんはどういたですろうか?』、「もう京を離れもんした、こいを坂本さ~に渡してくれっちと!」西郷が紐のかかった文箱(ふばこ)を差し出した・・・

「坂本どんも、もう京に留まちょったらいかん!どうぞ、薩摩に来(き)やってもんせ!そこでゆっくりと傷を治しやんせえ!」、『ありがとう御座います!』、お龍の顔が少し不安に曇った、西郷が去った後、龍馬は西郷が置いて行った木戸からの文箱を開けようとした、そこへ西郷を見送りに行っていたお龍が戻って来た「うちが!」お龍が箱から書簡の巻物を取り出し広げた、『すまんのう!』、龍馬が裏書すると木戸と約束していた薩長との密約を記した条文であった・・・

龍馬はその条文に目を通して行った『ここでええ!これが薩長が結んだ盟約ぜよ!』、お龍も目を通した、『お龍!筆と硯(すずり)を取ってくれや!』、それらを龍馬に渡すとお龍はその条文を裏返した、龍馬は筆を取り朱色の墨を着け書こうとする『お龍!紙を押さえてくれや!』、左手の支えが踏ん張れず苦戦する『お龍!布をきつう縛ってくれ!もっと!もっとじゃ!』そして左肘を突いて再度書き始めた、お龍がぐらぐら不安定な龍馬の上体を抱きかかえるようにして支えた、そして龍馬はその裏書を書き終えることが出来たがぜよ!・・・

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龍馬が書いたがは“この盟約は確かに薩摩と長州の間で交わされたもんであると言う証文”じゃった!突如、お龍が口走った「坂本さんはもう、うちがお守り出来るお方やおへん!」、お龍は改まって座り直し小さな紙包みを龍馬の前に差し出した「これは妹を取り返すために坂本さんから借りたお金どす!まだ全部は無理やけど!残りも必ずお返し致します!うちは寺田屋に戻りますさかえ!坂本さんは薩摩でゆっくり傷を癒しておくれやす!」・・・

『あっははは~~!』龍馬はその包みを手にして、そのことを懐かしく思い出した、「それしか有りませんさかえ!」とお龍は誤解した、龍馬の顔つきが真剣になった、『お龍!おまんも一緒に薩摩に行くがじゃ!このまま別れてしもうたら!わし等はもう一生会えんがかも知れんがじゃぞ!それでもええがか!?』、お龍は何度も何度も首を振って言った「いやや!いやや!うちも坂本さんと行きたい!」・・・

『お龍!わし等は夫婦(みょうと)になるがじゃ!』、「ほんまに?うちでええのんですか?」、『おまんじゃないと!いかんじゃけん!』、「はい!坂本さん!」、『龍馬と呼んでええ!』、「はい!龍馬さん!」、龍馬はお龍を抱き寄せたがじゃ、『ありがとう!ありがとう!お龍!』、「あなた!」お龍は龍馬の肩に顔を埋め嬉し涙にむせんたがじゃ・・・

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今朝このプログを書いていると、どこか聞きなれた声がラジオから流れてきた、もしかして福山雅治!?小生の予感が当たった!村上信夫アナと歌手・神崎ゆう子MCのNHKラジオビタミンに龍馬・福山雅治がゲストに招かれていた!?それは残念ながら生ではなく、忙しい撮影の合間の1時間の間に収録されたものであった!村上アナ曰く、このインタビューのあと魂の抜け殻になったらしい!・・・

主観と客観が遊離している間はその役になりきってない!龍馬をどう演じようと捉われずことなく、その場面場面に直面したときの感情と直感を大切にすると言う演技論から、番組中電話で繋がった父上役・八平の児玉清とはメル友でありオリンピック・ヲタクであり二人でアテネ五輪を観戦行き熱く燃えた仲らしい、また福山はおばあちゃん子で趣味が墓参りらしい、一つ違いの兄が居て毎日兄弟喧嘩に明け暮れ母親が見かねて包丁を突きつけて喧嘩の仲介に入いることは日常茶飯事だったらしい!ワオ~~

薄々感じていたが福山は41歳になる今も独身であった、さぞ真木よう子(27歳)もお龍を演じやすかったろう、この真木よう子は千葉県出身ながら京都弁を実に上手くこなしている!小生、あの二人が本物の龍馬とお龍になってくれと願っていたが、真木よう子は西宮出身の元俳優・片山怜雄(28歳)と2008年結婚して娘が一人居るらしい!・・・

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さあ!龍馬伝に戻ろう!・・・その頃、長州では戻んて来た木戸貫治が山口城に赴き第13代藩主・毛利敬親(たかちか、在位:1837~1868年)に薩長の盟約成立を知らせよったがぜよ!『これには中味が間違いないとの立会人の裏書が御座います!』、うぬ!?、『坂本龍馬に御座います!』、敬親は裏を返して確認したがや・・・

龍馬等が世話になった伏見の薩摩藩邸を去る日がやって来た、龍馬の無二の親友となる薩摩藩士・吉井幸輔がやってきて伝えた「坂本さ~!うちの藩士等が薩摩までシッカリと!お守りしもんで!」、『ありがとう御座います!』、龍馬とお龍は薩摩藩士等に守られながら、京を脱出したがじゃ!水路で住吉の港に出て薩摩の船に乗り一路、馬韓海峡経由でまず長崎に向かって行った・・・

京の薩摩藩邸では西郷と小松が幕府に薩長同盟を知らしめる策を講じていた、『坂本龍馬捕縛をやり損ねたこつで、幕府はおい達の疑いを強めちょっこつごあんそう!』、「長州攻めを止めるためには、薩長が手を組んだこつを幕府に知らしめらにゃならん!」、西郷が提案した『慶喜公の居る大坂で騒ぎを起こしもんそう!』・・・

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この西郷が木戸と組んで考案したアイデアが早速功を奏した☆大坂城は大騒ぎとなった!一橋さま~~!これらが大坂の街中に!薩摩と長州が手を組んだの!薩摩の軍艦が下関に入港しただのと!町人達が大騒ぎしております!大量の瓦版(かわらばん)が城内に持ち込まれて来たがじゃ!木戸もこれで幕府による第二次長州征伐は無くなったことを確信していた・・・

長崎奉行所でも「薩摩と長州の動きが不穏だと!あれほど知らせたのに、もっと確かな動きが掴めなかったのか!?」と朝比奈が隠密のお元を呼び、イラ付きを隠せないでいた!『申し訳有りません!』、幕府は全てゴテゴテじゃった!薩長の動きを警告する知らせも幕府の重臣等がは信じようとせんかった!・・・

土佐の高知城では容堂が相変わらず縁側から庭を眺めながら酒を飲んじょった、『あれほど憎みおうとった長州と薩摩が手を組むとはのう!』、立ち上がると盃を投げつけご機嫌斜めじゃった!座敷に上がって来て後藤象二郎の前に座った『おんしの言う通りになったのう!後藤!』、「ははぁ~~!」とかしこまった、『御公儀がうろたえちゅう嘆かわしいことじゃけんのう!世の風向きが変わって来たちゅうことじゃあ!』・・・

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私邸に後藤は京から戻り色々情報を流してくれた弥太郎を今日も呼んでおった、「今日、大殿様に褒められたがじゃけ!」、『おめでとう御座います!』、「幕府は今までの様には日本を支配出来ん!そんな大それた知らせを、よう手に入れて来てくれたのう!岩崎!」、『恐れ入ります!』、「まあ!飲めや!」、『はあっ!』、「けんど!公家から話を訊いたがは嘘じゃろう!ほんまは、どいて仕入れた?」、『はっ!ほんまは坂本龍馬に御座います!』、「おぬし!奴におうたがか!?」、『申し訳御座いません!』・・・

「どいて奴を捕えんかった!」後藤は弥太郎を投げ飛ばした、「わしは坂本を許せんがじゃ!下士の分際(ぶんざい)でわしを愚弄したがぜよ!」、『後藤様のお怒りはよう分かっちょります!けんど!坂本を下士じゃと一括(くく)りにしてはいかんがですき!薩摩と長州の間に立って手を組ませたがは坂本龍馬に御座います!』、「あっはは!あっははは~!おんし!何を言いゆう!?」後藤は弥太郎の頬をはたきながら言った・・・

『吉田様は、吉田東洋様は龍馬を認めちょりました!龍馬はわしに言うたがです!もう目先のことばっかり見ちょったらいかん!日本の国がどうなるか!どうするべきかを考えよと!くそお~!龍馬!』、弥太郎は人が変わったようじゃった、『後藤様!わしも藩のために!日本言う国のために働かせてつかわさい!わしはもう!材木屋は辞めるがですき!』・・・

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龍馬等を乗せた薩摩の船は馬韓を抜けて一路長崎へ向こうだがじゃ!・・・長崎に到着すると薩摩藩士等の護衛のもと、龍馬とお龍は直ぐ坂を登り亀山社中へ向こうた!『もう直ぐじゃ!それそこじゃ』、久しぶりの社中の前に立って龍馬は言った『お龍!ここが亀山社中じゃ!おまんが行って見たいと言いよったのう!こっちへ来いや!』龍馬はそお~~と玄関へ入っていった、そして『達者にしちょったがかえ!?みんな~~!』、「龍馬!」惣之丞がビックリした、お~~!龍馬!坂本さん!と仲間達が駆け寄ってきた!・・・

真っ先に惣之丞が訊いて来た「龍馬!何時長崎に戻って来たがじゃ!?」、『さっき港に着いて!真っ直ぐに、ここへ向こうたがじゃ!』、おお~~!、「身体は大丈夫ですろうか?」、「幕府の連中に襲われたと聞いた!」、「どこをやられたがか!?」と池が心配した、『心配いらん!わしゃ、もう大丈夫じゃ!』、ああ~~!その様子をお龍は玄関の外で目を細めて眺めちょった・・・

『それよりのう!皆んな!みんなに大事な知らせがあるがじゃ!遂に!薩長が手を結んだがぜよ!』、「誠っことかえ!?」、『西郷さんと桂さんがシッカリと約束を交わすがを、わしゃ、その場で見届けて来たき!』、池が感極まって涙して喜んだ「これで長州が救われる!日本が大きゅう変わるがぜよ!」、おおお~~~!・・・

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『それとのう!もう一つ知らせがあるがじゃ!』、何や!?、『お龍!こっちへ来いや!』と龍馬は呼び入れた、「はい!」お龍は笑顔で入ってきて挨拶をした「楢崎龍と申します!」、『わしの女房じゃ!』、にょう、女房!?、『お龍!上がりや!わしが寺田屋で命を拾うてくれたがは、このお龍のお陰じゃ!』、おお~~~!、『皆んな!仲良うしちゃってくれねあ!』、「よろしくお願いいたします!」お龍は丁寧に膝付いて挨拶した、おお~~!皆んなも一斉に膝ま付いて「こちらこそ~~!よろしくお願いします!」・・・

『そんなかしこまらんでもええけえ!皆んな、こっちへ来て座ってくれや!』、社中の仲間が広間に集まり龍馬に耳を傾けた、『実はのう!薩摩の助けで亀山社中の船を手に入れたがじゃ!』、おお~~!、『プロシア製のワイルエフ号ぜよ!』、惣之丞が嬉しそうに言った「亀山社中に船が!?わし等が船を持てるがか!?」、『そうじゃ!この船はのう!内蔵太!おまんに任せる!』、よかったのう!内蔵太(くらた)さん!、「これからは亀山社中の時代じゃ!」、そうじゃ!そうじゃ!『ほんなら、皆んな!頼むき!』、おお~~!・・・

お龍は庭先に落ちていたポッペンを見つけて拾い上げそおっと吹いてみた!すると龍馬が言った通りポッペン!ポッペン!と鳴った!そこへ龍馬が出てきて言った『お龍!わしゃ、ちっくと出かけて来るき!』、「えっ!まだ傷が治ってへんのに!そんなに出歩いては!?」、『大丈夫じゃ!おまんは皆んなとここで待っちょけ!』と言い残して何処かへ消えていった・・・

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龍馬はグラバー邸に来て、長崎の豪商達とマージャンの輪に加わっておった、そこにはグラバーの他にいつものメンバー、小曾根乾堂がおった「坂本さんは本当に運のよか人ばい!」、大浦慶が居た「うちも、あやかりたか!」、スイ!チィー!、『わしが幕府に捕まりかけた言うがを皆~んなは、もう知っちゅうがかえ!?』、「勿論!」、「薩摩と長州ば結び付けたとは坂本さんだと言うこつは!」、『まっこと!長崎の商人等は耳が早いのう!それじゃ!当たりじゃ!はははは~~!』・・・

「坂本さんは、これからなんばされるお積りですか?」とお慶が訊いた、「う~ん!是非それを聞きたい!」グラバーも興味深々じゃった、「わたし達の商売に深おう係わることですたい!」乾堂も乗り出してきた、龍馬が語り始めた『薩長を盛り立てて、いよいよ幕府を倒しにかからんといかんじゃけん!出来れば戦をせんとのう!』、「戦(いくさ)ばせんで!?」、『これから、わし等が動くためには益々金が必要になってくるけえ!その時はよろしゅう頼みますけん!』・・・

「高杉さんとよう似とるばい!」、「確かにそうですばってん!」、『高杉!?高杉さんがどういたがじゃ!?』、「あん人はねえ!今、長崎に忍び込んどると!」お慶が教えた、『まっことかえ!』、「He is here!」、「ヒア!」、『ヒアて何処ぜえ!?』、「ヒア!」、「Come with me!」、『オッ!すまん!』、グラバーと龍馬は席を離れて行った・・・

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高杉晋作が屋根裏部屋から姿を見せた!『お~~!高杉さん!』龍馬は梯子を登り始めた、「手は大丈夫でか?」、『大丈夫じゃ!』苦戦しながらも登りつめると部屋を見渡した、天窓もあった、『お~!クラバーさんの屋敷にこんな部屋があったとはのう!?』、「エゲレス行きの船が来るまで、ここに隠まって貰っています!さあ!どうぞ!どうぞ!」高杉は龍馬を寝室兼書斎の部屋へ通した、『高杉さんは留学するがかえ!?』、「藩が用意してくれた1000両で世界を廻って来ますよ!」、『世界を!』・・・

「坂本さんのお陰で幕府の長州攻めがのうなりましたから、戦を仕切る僕等は用無しになった!いや!はははは~~!」、『1000両もの大金を出す言うがは藩が高杉さんに期待しちゅう言うことぜよ!望みが叶て良かったねあ!』、「はい!世界にはきっと面白いことが待っちょるでしょう!この目でシッカリ観てきますよ!」、『そうじゃ!高杉さんには将来、日本を背負うて立つお人になってもらわんといかんがやき!』、「坂本さんもじゃ!」、『うん!?はっはははは~~!何を言いゆう!』・・・

「いいや!坂本さんは大それたお人になれますよ!きっとねえ!」、『高杉さん!』、「そん時が来れば、一緒に!面白いことをやりましょう!」、『うん!うん!』、「あっはははは~~!」、その時、突然!高杉が咳き込んだ!「ゴホ!ゴッホ!ゴッホ~~~!」、『高杉さん!大丈夫かえ!?』、「風邪をひいただけじゃ!」、『お~~!それはイカンがあ!これから長旅が始まるがじゃき!シッカリと治さんと!』、「はい!」・・・

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花街・丸山の引田屋では龍馬とお龍との祝言(しゅうげん)を兼ねてお龍の歓迎会が催おされちょった、「さあ!呑みや!お龍殿!」、「お龍殿は卓袱(しっぽく)料理は初めてじゃがかえ?」、『はい!』、「長崎名物じゃ!どんどん食ってや!お龍さん!」、『こんなこと、してくれはらんでも!☆』お龍は嬉しさを表わした、「何言う!今夜はお龍殿の晴れの宴ですけん!」、「さあ!呑みや!」、『はい!』お龍は盃になみなみ注がれた酒を一気に飲み干したがじゃ!おお~~~!・・・

その時、気難しく、理屈っぽい陸奥陽之助の愚痴がほとばしった、「わざわざ座敷を借りてまで持て成さんでも!坂本さんにはガッカリじゃ!こんな大事な時に何で女なんか!」、すると惣之丞が陽之助を戒めて言った「陽之助!龍馬じゃち男ぜよ!女に惚れるがは当たり前ぜよ!」、池内蔵太も続いた「ほうじゃ!陽之助!目出度い席で愚痴はイカン!」、「池さんはええなあ!船を任せて貰らえるんやから!」、「ワッハははは~~~!すまん!すまん!陽之助!お前も乗せちゃる!」、その場が和んでいった・・・

「失礼致します!」お座敷にお元が呼ばれて現れた、お~~!お元!「本日はお呼び頂きありがとう御座います!」、惣之丞がMC役を務めた、「あ~~!お元!今日はのう!龍馬の祝言ぜよ!☆こちらは龍馬の女房じゃ!お龍殿と言うがじゃき!別嬪(べっぴん)じゃろう!」、「坂本さんが羨ましいねあ!」、「お元!こっちへ来て酌をしい!」、「はい!」・・・

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「どうぞ!」お元はお龍の盃にお銚子を傾けた、「お龍さんは何んばしようなっとお方ですか?」と探った、「うちは伏見の船宿で働いておりました!」、「船宿!?」、そこへ龍馬が用を終えて戻って来た!『皆んな!待たせてすまんちゃ!』、お~~!待っちょったぞえ!「グラバーさんに挨拶するだけち言いよって!一体何をしちょったかえ!?」惣之丞が龍馬を迎えた、「わい等はもう始めさせて貰いましたよ!」と陽之助も迎えた、『あ~!すまんかったのう!』龍馬はお龍の隣の席に着いた、『ほりゃ!ほりゃ!お元!酌しいや!』・・・

「おめでとう御座います!」お元は龍馬の横に座り酌を始めた、「ばってん!龍馬さんの夫婦になられるお相手はお武家のお嬢様だと思っておりました!」、『わしゃ!脱藩浪士じゃ!武家の娘と夫婦になるらは考えもせんかった!』、それを聞いていたお龍が突っ込んだ、「脱藩浪士と違うたら、どない考えてはったんですか?」、『何を言うがじゃ!わしが今こうして生きているがはお龍のお陰じゃ!おまんには感謝してもし切れんがじゃ!』・・・

お元はその惚気(のろけ)ぶりに堪らず「これからもよろしくお願いいたします!お龍さん!」、「こちらこそ!お元さん!」、『そうじゃ!そうじゃ!仲良うしいや!のう!』、やがて三味線と小太鼓のお囃子(おはやし)に合わせてお元の華麗な舞いが始まった!何故かお龍とお元の間には激しいビーム光線の火花が飛び交っていたがじゃ!・・・

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龍馬が用を足してトイレから座敷へ戻ろうとすると、廊下でお元と鉢合わせになった!『お~!お元!どいたがぜよ!?』、「うちは、もう次のお座敷へ行かななりません!」、『そうかえ!残念じゃのう!ほんなら、またのう!』と龍馬が行こうとした、「あのう!そんお怪我は御公儀に追われることをしたとですか?」といつもの直球が来た!『お元!奉行所の遣いは、もう辞めたがやろうのう!』、「芸子にお説教ですか!?」、『説教らしちょうらせん!わしゃ、おまんのためを思うて言うがじゃ!』・・・

「うちのことば!?」、お元は近づき龍馬の負傷した左手を優しく取ったがじゃ!この時、小生の直感が不吉な予兆を察知した!お元がこの体勢になった時、いつもロクな事が起こらん!龍馬!油断してはいかん!この小悪魔!可愛い顔して何を仕出かすか分からんぞ!と小生は叫んだ!「そいやったら!うちば身請けして!」、小生の予感が的中した!お元は龍馬の左手を思いっきり捻ったがじゃ!『あっ!痛たあ~~~!あ~~!』、「出来ませんがいねえ!あんな綺麗な奥方もろうて!」お元は満面の笑みを浮かべて消えていった、『お元!おまん!痛い~~!』余りの激痛に龍馬の顔は歪んじょったがや!・・・

小曾根邸では篆刻(てんこく)の名人なる乾堂が自ら彫り上げた己の刻印を眺めておった、そこへ弟の英四郎がやって来て言った「兄上!坂本さんとお龍殿をお部屋にご案内しました!私は社中に帰りますけん、二人のことぱよろしゅうお願いいたします!」、『英四郎!坂本龍馬に余り深入りせんこと!商人は所詮、商人たい!お前が世の中を変えるために命ば捨てても!誰~~も褒めてくれんたい!』、英四郎は一礼して退いていった・・・

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英四郎が用意してくれた部屋で、お龍が龍馬の包帯を替えていた、「お元さんは龍馬さんに惚れてはるわ!」、『うん!?あっ!芸子が惚れるがはなみじの金持ちだけぜよ!焼餅を焼いちょるかえ?おまんにも、そういうとこが在ったとはねあ!』、「当たり前どす!うちかて女です!」と思わずお龍はきつ目に包帯を結んだ!あっ!『お元を呼んだがは社中の連中じゃ!おまんのことを精一杯持て成そうと思っちょったがや!』、「そやかて、うちのこと心良う思うたらへんお人もおいやす!うちは、ほんまに龍馬さんのお役に立っているのんやろうか?」・・・

『お龍!わしゃ、気が急(せ)いちゅうがじゃ!寺田屋で死に掛けた時、わしゃ、思うたがじゃ!時がない!急がんとイカンと!おまんが役に立たんがはとんでもないことぜよ!おまんが居ってくれるだけで!わしゃ、どればぁ心強いか!』龍馬は首にかけていたネックレスらしき飾り紐を外した『これをおまんにやるき!』、木製のペンダントに書かれた字を指して言った『ここに書かれちゅうがは“希(のぞみ)”言う字じゃ!』、「希!?」、『うん!わしを生んでくれた母親が下さったがじゃ!これはおまんのお守りじゃ言うてのう!』・・・

『これを観るたんびに、わしゃ、思うがじゃ!どんな時でも希はある!希がわしを生かしてくれちゅ!』、「そんな大事なもん、うちは頂けまへん!」、『おまんも一緒に戦こうて欲しいがじゃ!』、「えっ!?」、『この世の中を変える言う坂本龍馬の“希”を叶えるために!』龍馬はその飾り物をお龍の首に掛けたがじゃ!龍馬はお龍の手を優しくとって握り締めた!まるで、ここで二人の祝言の儀式が終わったようじゃった!『お龍!わし等は一つぜよ!』・・・

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けんど!この時!すでに世の中の風向きは変わり始めちょったがじゃ!何があったがか!?高杉晋作の心変わりがあったがじゃ!「No way to study abroad!?(留学を辞める!?)」、『世界を廻るがを辞めにした!』、「Why!?」、『藩から貰うた1000両で軍艦を買いたい!大至急決めてくる!その船で僕は長州へ帰るんじゃ!』、「How would you be chahged your mind!?Hell!you'll get!(何故気が変わった!馬鹿たれが!)」・・・

グラバー邸を出たとたん!ゲェボッ!ゲェボッ!高杉は大量の血を喀血(かっけつ)したがじゃ!『クッソォ~~!』、慶応三年四月十四日(1867年5月17日)、明治維新を見届けないまま、肺結核の療養中、27年間の生涯を終えるまで、高杉の生命に限りが見えてきちょった!また、幕府の反撃が今まさに始まろうとしちょったがじゃ!乞おうご期待!来週から始まる、第三部完結編“霧島の誓い!”を・・・

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