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秋場所の見どころ

2017-09-09 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

 大相撲でも3横綱の出場が危ぶまれている秋場所、まらずもうでも早々に記事のストックが切れるなど、今一つ盛り上がりに欠けるまま場所直前まで来てしまった。
 白鵬、稀勢の里、鶴竜が不調とあって、大相撲は混戦が予想され、優勝ラインは下がりそう。となると、まらずもうの優勝ラインも下がる。優勝ラインが下がろうが下がるまいが、毛呂乃の全勝で終わりじゃないか、と思われるかもしれないが、今場所はそうもいかない状況。

 理事長・毛呂乃は「少子高齢化への抜本対策を」「日本を元気に」といった思いからこの夏「シコ医院」を開業、日々シコの指導や吸引を行い大忙し。入口すぐに「イッたばっかしの液を!!前しかダメ!!」と注意書きがでかでかと掲げられており、鮮度へのこだわりと、尻使用の禁止が述べられている。今回のシコ医院にとどまらず「後ろしかダメ!!」という専門施設も別に作るつもりなのだろう。理事長として社会貢献活動に乗り出した今、はたしてどこまで本業に打ち込めるのかは未知数で、今回は優勝できないのではないか、という声も多い。毛呂乃といえば全勝優勝が当たり前に思われるが、そもそも秋場所で全勝できたことは一度もなく、ここまでの力士生活、秋場所成績で最も多いのは13勝2敗。1敗でとどめることもできない場所が多いという意外なデータがあり、先行きは不透明。そもそも大相撲の横綱たち同様、場合によると出場自体も危ぶまれるかもしれない。

 となれば玉椿の優勝か、となるが・・・。平成25年以来、5年連続でカド番として迎える秋場所。カド番脱出は慣れたもので、むしろカド番に強い大関。毎年カド番で秋場所を迎えては、昨年全勝優勝、一昨年は14勝で決定戦出場と秋のカド番にはめっぽう強い。毛呂乃に隙がみられれば、玉椿が抜け出して7回目の優勝をさらう、という展開も、過去のデータからは考えられそう。だが、関係者の評価は芳しくない。生活習慣・運動量などの改善に努めているにかかわらず、ここのところ稽古場で勝てていないというのだ。あと2勝で通算500勝に手が届くところまで来ているが、それだけ長く相撲を取っているということで、衰えが来ていることも想像に難くない。今までカド番の秋に強かったにもかかわらず今年の場所前評価はいつにもまして低い。ある理事は「今場所はカド番脱出するにしても、すんなりとはいかないのではないか、5勝5敗とか、6勝6敗ぐらいまで追い込まれたりするかもしれない」と予想。去年まですんなりと白星を重ねていた秋場所で、今までのようにいけるのか、あるいは衰えたのかを測られる場所になりそうだ。大相撲の横綱・白鵬は、周囲の「衰えた」という声に抵抗し、眼つぶし、ひじ打ちの新境地を拓いた。玉椿もこれを参考にして周囲の声に抵抗してほしい。

 このように上位陣が不安を抱えており、今場所の優勝予想は難しい。昨年5月以来の「優勝なし」の可能性も見え隠れしている状況。大相撲でも混戦が予想され、大相撲中継解説でおなじみの舞の海氏は「御嶽海の優勝もありうる」、北の富士氏にいたっては「俺が出ようか?」と言い出す始末だという。舞の海氏の言をまらずもうにあてはめるなら、この状況、金精山に期待できるということになろう。上位が不安定の中、イキのいい新顔が一気に優勝をさらい世代交代、というシナリオ。昨年の秋新十両で10勝を挙げ、その後もあこがれの毛呂乃の尻を追い続けて先場所入幕、今場所自己最高位の8枚目にまで番付を上げてきた入幕2場所目のこの男だけは稽古も十分、「豪快な白い雨を降らせます!!」と意気込みも十分。先場所新入幕での三賞を期待されながらも惜しくも受賞には届かなかった金精山。唯一の三賞受賞候補であることを越えて、優勝候補としても注目したい。

 もう一人の大相撲解説、北の富士氏の場所前発言も大いに参考になる。大相撲においては年齢制限や引退者の復帰禁止などの事情から、場所直前になっての参加というのは極めて難しい。しかし、まらずもうは場所直前であっても、なんなら場所中であっても参加できるよう、常に門戸を開いている。年齢制限もなければ引退者の復帰も妨げない。かつての大横綱・汚痔の初土俵も途中参加だったのだ。混戦模様の秋場所。本場所の様子を見て「俺が出ようか?」の精神から頂点に駆け上がることだって十分ありうる。協会一同、いつでも、どこからでも、何人でも「俺が出ようか?」の声が上がるのを心待ちにしている。みなさまぜひご一報を。

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