予定されていました春場所ですが、協会で協議の結果、予定通り、開催することにいたしました。
大相撲の八百長問題が深刻化するなか、場所の開催を中止すべきではないかとの声もありましたが、わたくしどもは、このような時期だからこそ、中止してはならないとの判断に至りました。大相撲界の問題は確かに徹底究明が求められても致し方ないものでしょう。ですが、国民の中には、定期開催される本場所を楽しみにされている方々も大勢いらっしゃいます。そのような方々のためにも、まらずもうまでが中止すべきではない、せめて残されたわれわれまらずもうだけでも、相撲ファンの皆様にお楽しみいただこうと、そのうように考えました。
大相撲に合わせて開催してきたまらずもうゆえ、単独開催となりますと番付編成や優勝ラインの確定など、これからさまざまに詰めなければならない問題が山積していることは十分認識しております。ですが我々は、自覚と責任を持ってこの難局に立ち向かい、国民の皆様に本場所をお届けすることをお約束いたします。参加力士各位も、この機会に大相撲を食ってやろう、といった気概も結構ですが、大相撲に勝つとか負けるとか、そういうこと以前に、同じ相撲として、大相撲の分まで頑張らねばならない、国民の皆様にお楽しみいただける相撲を誠心誠意取らねばならないとの自覚を持って土俵に向かってほしいと考えております。
まらずもう初の単独開催となりますが、全力でまらを奮い立たせてまいる所存ですので、春場所もご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
日本まらずもう協会理事長 大黒柱堅太夫
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<まらずもう春場所開催日程>
・各種届出締切(引退届・改名届・入門届) 2月20日(日)
・番付発表 2月28日(月)
・初日 3月13日(日)
・千秋楽 3月27日(日)
春場所の開催要項については後日改めて告知いたします。