曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

いつか見た政局

2020-09-01 17:18:39 | 社会

先日の記事で僕は菅義偉について書くのを忘れていた。が、どうせ出馬しないだろうとも思っていた。それがこの数日で一気に情勢が変わった。無所属というか無派閥の菅を二階派、麻生派、細田派が支持。もうほとんど菅総理誕生の状況になってしまった。

菅義偉は福田康夫とイメージがダブる。どちらも官房長官として有能だった。安倍晋三の辞任を受けて立候補するのも同じ。福田康夫も対抗馬(麻生太郎)の派閥以外の全派閥の支持を取り付けて総裁になっている。大した戦いらしいものがないまま決まったなー、でも総理の右腕としてやってきた人だから後継としてはいいのかなー、と当時は思った。福田康夫内閣のその後はご存じのとおりである。

小泉”セクシー“進次郎も言ってるが、そういう風に選ばれた総理は求心力がなく、長続きしない。今回は来年9月の総裁選までの繋ぎだからいいのかもしれんが、組閣していきなり支持率20%とかだったら、さすがに「政権がもたない」ってことになるのでは。

菅義偉が福田と大きく違うのは、二世議員ではなく、筋金入りの叩き上げだということだ。河井元法相夫妻との関係が気になるが、叩き上げパワーでコロナ対策や経済の立て直しに成果を上げれば、次もあるかもしれないし、好き嫌い抜きでそのほうが国民のためにはなる。期限が決まっている繋ぎの内閣なんて、国民にとっては迷惑でしかない。


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