「Nのために」再放送第1話・第2話の感想

メインキャストのうち2人がやらかしたせいか、再放送がなかった「Nのために」が再放送されている。BS-TBSで日曜夜23時から。

僕のテレビドラマ視聴史上の最高傑作なので、録画してまた見てる。多分2年ぶり6回目くらい。

すでに2話まで放送してしまっているのだが、せっかくなので軽く感想などを。

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10年前のタワーマンション夫婦殺害事件の犯人、西崎真人が刑期を終えて出所。青景島の元駐在・高野が、その殺人事件を再調査する。当時現場には西崎含む4人の若者が居合わせており、そのうち杉下希美と成瀬慎司は高野の知り合いだった。

高校時代。杉下と成瀬は青景島で過酷な家庭環境に喘いでいた。父の愛人が住む生家に放火しようとする杉下を成瀬が止め、大量のライターオイルを没収。直後、売りに出されていた料亭（成瀬家）が火事で全焼。呆然と見守る成瀬と手を繋ぐ杉下。放火を疑われた成瀬のアリバイを作るために杉下が嘘をつく。さらに、もう成瀬君とは話さないという。警察が2人をマークしてるから。

4人目のN、安藤望が海外赴任先から帰国。早速高野に質問される。高野は妻が失声症になった原因が放火事件にあると思っているらしい。

というのが2話までのざっくり説明。

久しぶりに見て、成瀬君の疑われ方が記憶以上に激しかった。島の無名の人たちにも疑われてるし。

ツケで買い物した杉下母と杉下が揉めてるのを成瀬が見てしまうシーン。心の支えがお互いしかいない状況に、おじさんは泣きそうになったよ。成瀬君優しいからもっと頼ればいいのに、杉下は「下は見ない、上を見る」とか言う強い子なんだよなあ。

警察に嘘の証言をする杉下の表情がいい。榮倉奈々は大根だったのに、この作品で一気に演技が上手くなったとうちの奥さんが言ってた。高野巡査には疑われず、でも視聴者には嘘をついてる顔を見せないとならない。それをとても上手くやってる。