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森羅万象 ~ 歩く印象派

ヒヨコじゃなくてごめんなさい!「これは何でしょう?」(9月19日)の答え

2008年09月23日 07時38分29秒 | 歩く印象派
F本さんのいう「OLFAスーパーAL型」ようするにカッターナイフでした。
ちょいとみると持ち手の基部のあたりが鳥の嘴っぽく可愛かったので載せて見ました。
tateyokonanameさんの「ミ、ミズ・・・」???は面白かったです。

ニホンウナギ 世界初の親魚捕獲 マリアナ諸島西方で

2008年09月23日 03時45分39秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議
9月22日21時20分配信 毎日新聞

産卵海域で捕獲されたニホンウナギ(全長約51センチ)=水産庁、水産総合研究センター提供
 生態に謎の多いニホンウナギの親魚が、マリアナ諸島西方の太平洋で、世界で初めて捕獲された。水産庁と水産総合研究センターが22日、発表した。現場の水温や塩分濃度も分かり、養殖技術の向上にもつながるという。

 ニホンウナギの産卵については、東京大のチームが05年、同じ海域で大量の赤ちゃんウナギ(仔魚=しぎょ)を捕獲。産卵場所はほぼ特定されたが、親ウナギや卵は見つかっていなかった。

 同センターは、漁業調査船「開洋丸」(2630トン)で、今年6月と8月、大型の網を使って調査した。この結果、約150キロ離れた2地点から、ニホンウナギの雄2匹と雌1匹、性別不明な1匹の計4匹、オオウナギの雄1匹を捕獲した。この雌を調べたところ、卵巣が収縮し、残った卵もあったため、産卵後の雌と考えられた。また、9月には近くでふ化後2、3日程度の仔魚(約5ミリ)も26匹見つかった。

 親ウナギが捕獲されたのは水深200~350メートル付近(水温13~25度)、仔魚は同100~150メートル(同26.5~28度)と推定している。

 現在の人工ふ化技術では、卵から仔魚に育つ数が少なく、安定供給にはほど遠い。養殖は天然のシラスウナギに頼っているが、シラスウナギは減少している。同センターの張成年・浅海生態系研究室長は「親の生理状態や生育環境を調べることで、人工ふ化技術の向上につながるかもしれない」と話す。

 調査の詳細は、10月に横浜市で開かれる世界水産学会で発表される。【下桐実雅子】

新人賞はジェロ! 今年のレコ大もすでに決定済!?

2008年09月22日 20時39分54秒 | 歩く印象派
以下コピペ

日刊サイゾー - 09月09日 11:10より

 本サイトでも何度かお伝えしてきた、今年の日本レコード大賞の行方。大賞はEXILEであることは、すでに春の段階で決まっていたといったが、混戦といわれた新人賞もジェロに決まったという報が入ってきた。8月末に、レコード大賞に甚大な影響を及ぼす芸能界の実力者たちによる会談が行われたからだ。

「その会談というのは、8月27日に長野県の大浅間カントリークラブで開かれたゴルフコンペです。これは、20年以上も事実上、レコ大を支配してきた芸能プロ・バーニングプロダクションの周防郁雄社長と、もうひとりのドンといわれる長良プロの長良じゅん会長の主催で数年前から行われているもので、レコード会社の関係者だけが招待されます。今年も、各社の幹部クラスがずらりと顔を揃えて、音楽業界の談合ともいえる会談を行いましたよ」というのが、某音楽プロデューサー。

 そこでは、売り上げ的にも、またエイベックスがかなりの力を入れていることからも規定路線どおりEXILEを受賞されることが決まったそうだ。また、青山テルマや羞恥心などを押さえて、最優秀新人賞はジェロに受賞させることが決まった。

「CDの売り上げ枚数では、テルマや羞恥心のほうが上ですが、各社演歌市場を盛り上げたいという思惑もあり、今年はジェロで行きましょう、ということになった」(前出プロデューサー)

 審査は最終的には、スポーツ紙の芸能記者からなどからなる審査委員で決まるが、芸能マスコミに甚大な影響を持つ、前出のドン2人が決めれば、それに逆らえる者はいない。今年も、業界主導のユーザーを無視したレコ大になることは間違いなさそうだ。

日経「春秋」9月19日付けより

2008年09月20日 04時51分39秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
春秋(9/19)

 雷鳴がとどろき稲光が走る空に凧(たこ)を上げ、凧糸に伝わる電気を感じ取って雷の正体を突き止めた――。米国のベンジャミン・フランクリンが1752年に敢行した命がけの実験は広く知られている。彼はそれをもとに避雷針を発明した。

▼大昔から、人類はこの天変を大いに畏怖(いふ)してきた。日本語でも雷の語源は「神鳴り」とされ、古語の「いかずち」も魔物という意味らしい。今や避雷針はもちろん、魔物と向き合う科学はずいぶん進歩したようだが、やっぱりゴロゴロッとくると恐怖が先に立つ。結局は雷鳴を聞いたら逃げ出すしかないのだろう。

▼そういう常識に従っていたなら、と思わせる判決が出た。サッカーの試合中、高校生が落雷に遭って重い障害が残った事故の訴訟である。高松高裁は学校などに約3億円の賠償を命じた。12年前のその日、上空には暗雲が垂れ込め雷鳴も響いていた。落ちるぞ。引率の先生がそう予見できたはずだという指摘だ。

▼課外活動中の自然災害で、これだけハッキリと学校の責任を認めた判決は例がない。現場への影響も大きそうだが、こと相手が雷となればまず避難、ということだ。最近はゲリラ豪雨に伴う落雷も頻発している。250年も前にフランクリンが素顔を見破っているのに、この魔物に翻弄(ほんろう)される歴史は終わらない。

「氷食症」って知ってますか?

2008年09月20日 04時51分22秒 | 歩く印象派
氷の食べ過ぎは貧血のサイン?
君はバリバリ食べていないか!?
ナゾの病気「氷食症」に迫る

重度の氷食症だと、ファミレスのドリンクバーで氷だけを大盛りに持ってきてバリバリ食べることもあるとか。さらに進行したケースでは、氷を毎日8kgも食べ続けた人もいたらしい
みなさん、“氷食症”という病気をご存知ですか? なんでも、毎日氷を大量に食べてしまう病気なんだとか。…でも、ジュースの氷をポリポリ食べることくらい、普通にある気が…。氷食症に詳しい『あいあいキッズクリニック』の北島晴夫先生、そんな病気があるんですか?

「その程度なら誰でも食べますし、気にしなくても大丈夫ですよ。ただ、本当の氷食症というのは、無性に氷が食べたくなり、毎日製氷皿1皿くらい食べてしまうんです」

ええっ! 製氷皿1皿って…。確かに異常かも。原因は何なんですか?

「詳しい原因は解明されていないのですが、鉄分が不足し、鉄欠乏症になるとこのような症状が出ます。ほかにも、精神的な症状として起こることもありますが、ほとんどが鉄欠乏症によるものでしょう」

でも、鉄欠乏症と氷に何の関係が??

「鉄分は、体中に酸素を運ぶ役目がありますが、脳の働きを助けるという役目も持っています。なので、鉄分が不足すると、集中できなかったり、記憶力が落ちたりする症状が起こるんです。その症状の一つとして、脳の何らかの働きに異常が起こり、普段絶対に食べないものや、食べ物ではないものを食べたくなってしまうのでは?という説があります。また単純に、鉄欠乏症の人は健康な人に比べて口内の温度が高くなってしまうので、それを冷やすために氷を食べたがるのでは、ともいわれています」

なるほど…。ところで、それだけたくさんの氷を食べるなんて確かに奇妙な症状だとは思いますが、氷を食べ過ぎると何か悪いことがあるんですか?

「まあ、体が冷えたり、お腹を壊したりする程度ですね(笑)。氷食症自体は生死に関わる病気ではないんですよ。ただ、氷食症の人は高い確率で鉄欠乏症を起こしているので、放っておくと重症の貧血になる恐れがあります。ですから、氷を毎日食べたくなるなどの症状が出たら、早めに病院へ行って血液検査をするか、鉄分の錠剤をもらいましょう。1カ月くらい飲めば体内の鉄分が増え、氷食症も治まります。また、女性は生理が原因で鉄分不足になることがほとんどですが、男性で氷食症になっている人は、胃腸から出血して鉄欠乏症を起こしているケースも多いです。その場合、深刻な病気の可能性もあるんですよ」

こ、怖い…。氷食症は、貧血や何かしらの病気のサインだったりもするんですね。みなさんも、氷を妙に食べたくなったら気をつけてくださいね!

(富永夏海/short cut)

外国のタイヤ会社の評価を意識する老舗なんてない!「ミシュラン京都版」に壁 「一見さんお断り」の文化

2008年09月18日 07時05分27秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2008年9月18日0時46分朝日COM

 東京版ガイドの発売で大きな話題を呼んだ「ミシュラン」が、日本料理の老舗(しにせ)や名店が集まる京都でひそかに調査を進めている。しかし、古都が培った食文化を「世界標準」で評価されることに抵抗感が強く、ガイドへの掲載申し入れに「拒否」「保留」と答える店が続出。「ミシュランは『一見さんお断り』の文化にそぐわない」との声も上がっている。

 「星の数の判断基準は、皿の上の料理そのものです」

 今年春、京都市内にある老舗の京料理店に、ミシュランの調査員を名乗る人物が現れ、店主にこう話しかけた。ミシュランが得意とする覆面調査はすでに終えた様子で、写真の提供かカメラマンによる店内の撮影を認める承諾書にサインを求めた。しかし、同店はサインをしなかった。

 店主は「星」の評価を拒んだ理由について、「料理だけで判断する姿勢が気に入らなかった」と話し、「京料理は打ち水された玄関や手入れの行き届いた庭など、もてなしのすべてが文化。フランスの調査員が、我々の文化や伝統を学んでいるとは思えない」と不信感を募らせる。

 日本料理の「京都吉兆嵐山本店」(京都市右京区)にも、ミシュラン調査員のフランス人男性と日本人女性が来店。総料理長を務める徳岡邦夫さんは、個人的な意見と前置きしたうえで「これからは世界基準で勝負する時代。ミシュランという一つの基準で評価するのはフェアだし、最初に星がもらえなければ一つ付くように、一つなら二つを目指して努力すればいい」と理解を示す。

 だが、同店も料理の写真撮影などの協力を拒否。京都吉兆としての経営判断や他店の動向をにらんでの対応のようだ。

他の有名店数店でも、ミシュランは調査を進めているが、どの店も「各店が末長く共存していくことが大事で、一冊の本に優劣を付けられるのは納得いかない」「外国のタイヤ会社の評価を意識する老舗なんてないのでは」と違和感を抱き、各店とも撮影承諾のサインを拒否したり保留したりしている。「ミシュランの調査は行き詰まっている」(老舗の店主)との見方もある。

 京都府料理生活衛生同業組合の佐竹力総理事長は「数百年の老舗の仕事が駅伝だとすれば、1年ごとの評価を気にするのは100メートル走。とても一緒には走れない」と語る。

 日本ミシュランタイヤ広報部によると、昨年11月発行の東京版を皮切りに毎年アジアから1都市を選んで新版を出す予定という。担当者は「いくつかの都市で可能性を調べている」と暗に京都での調査も認めるが、「京都版を出すかどうかは未定」と話す。

 ミシュランガイドに関する著書もある料理評論家山本益博さんは「東京版では和食の三ツ星は3店だったが、京都なら15店はいくだろう」と見る。しかし、料理研究家の服部幸應さんは「ミシュランが掲載したい店の写真がそろわなければ、京都版は出せないだろう」と予想したうえで、「世界のグルメが和食を食べに日本に来る国際化の時代。観光都市・京都の名店がミシュランの評価をボイコットするなら残念な話だ」と語る。

 一方、京都出身のジャーナリスト有田芳生さんは「ミシュランの評価を受け入れない姿勢こそ、京都らしい対応ではないか」と話し、「京都に多い『一見さんお断り』の店は誰でも入れないのが魅力。かつて首相の来店希望を断った店もあり、各店にポリシーがある。同じ基準で評価するミシュランとは相いれない文化だ」と指摘する。(上田明香)

     ◇

 〈ミシュランガイド〉 フランスのタイヤ会社「ミシュラン」が1900年、地図とドライブに役立つ情報を載せたガイドブックを発行。各地の歴史や文化を紹介した緑表紙の冊子など数種あるが、レストランやホテルを格付けした赤表紙が有名。07年発行の東京版は、三つ星レストラン8店、二つ星25店、一つ星117店が掲載されている。

高校などに3億円賠償命令=落雷訴訟、差し戻し審判決-高松高裁

2008年09月17日 19時21分13秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
9月17日14時40分配信 時事通信

 大阪府高槻市で1996年8月、サッカー大会の試合中に落雷に遭い、重度の障害を負った私立土佐高校(高知市)の元生徒北村光寿さん(28)と家族が、同校と大会運営に関与した高槻市体育協会を相手に損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であり、矢延正平裁判長は同校などに3億円余の支払いを命じた。
 最高裁は落雷事故の予見可能性を認定、差し戻し審では、引率教諭がどのような措置を取ることができたかや、事故を回避できたかが主な争点となった。
 原告側は、グラウンドの周囲に10メートル間隔で立つ高さ7、8メートルのコンクリート柱周辺に落雷を回避できる「保護範囲」が存在し、そこに誘導すれば、事故は防げたと主張した。
 被告側は「保護範囲」はあいまいで、安全性も十分でなく、5分程度で生徒を安全な場所に避難させるのは不可能だったと反論した。
 土佐高1年のサッカー部員だった北村さんは96年8月13日、高槻市で開かれた大会に出場。試合開始5分後に雷が頭を直撃し、両目失明や下半身不随などの障害を負った。当時、府内には雷注意報が出されていた。

いちばん嫌いなのは道徳教育 (河合隼雄「『「出会い」の不思議」)5

2008年09月17日 07時13分50秒 | 読んだ本・おすすめ本・映画・TV評
P27
「『それはなぜかというと、お説教の時間になるからです。』と児島(邦宏)教授(東京学芸大)の言葉」を引用している。いわゆる「心の教育」にかんして行なわれた中央教育審議会でのひとコマである。

河合は言う。
「そこで『心の教育』、『道徳教育』を考えるにしろ、それは『説教』と結びつかないものを見出していく必要がある」と。

とはいえ、河合は道徳教育推進の一環としての『心のノート』の作成において作成協力者会議の座長をつとめた。このことへの批判は多い。

以下を参照
「心の先生?」河合隼雄氏のあぶない動き

『カタくはないが決しておれない』道徳教育が持論のようだ。




 煙草をすう男 (河合隼雄「『「出会い」の不思議」)4

2008年09月16日 22時30分40秒 | 読んだ本・おすすめ本・映画・TV評
以下は 河合隼雄「『出会い』の不思議」P307~310より

「アメリカ・インディアン(先住民と今は呼ばれている)のジョシュア族には二人の創造主がいる。一人はコラワシと呼ばれ、もう一人は名前がない。コラワシは人間をつくったり、動物をつくろうとしたりするが、いずれも失敗してしまう。そこで名無し男が三日間煙草をすっていると、その間にひとつの家が出現し、そこから美女が一人出てくる。彼は煙草をすうことによって生み出したこの女性と結婚し、16人の子どもをもうける。この16人からアメリカ先住民のすべての種族が生じてくる。」

河合の説明:これはアメリカ先住民に伝わる創造神話であるが、「この創造神話でもっとも注目すべきことは、いろいろ努力を重ねたコラワシはすべて失敗し、三日間煙草をすい続けた名無し男の方が創造に成功している点である。そういえばアメリカ先住民では、煙草をすうことが重要な儀式として現在も残っているところがある。この神話の眼目は、真の創造というのものは、外見的によくわかるような努力からではなく、むしろ、徹底した無為から生まれる、ということである。古代の知恵がよく示されている。

続けて河合はアメリカの禁煙運動についても触れる。
「こんな話をした後で『今回の参加者はアメリカの方が多いようですが』と前置きしてアメリカでは現在、禁煙運動が非常に盛んであるというと聴衆の中に笑いが起こった。煙草は体に悪いというので、アメリカ人は禁煙に躍起になっているが『煙草をやめることに熱心になりすぎて“煙草をすう態度”までなくしてしまうと、それは人間のたましいには悪いのではないでしょうか』と言うと、これはなかなか受けたようである。」
「正しいことをしようとやっきになって努力しすぎると大切なものが失われてしまう。」

「それにしても、ちょっとアメリカ批判になりすぎたかなと思っていると、アメリカの女性がちょっと話があるとやって来た。また、何か“正しい”ことを言いに来たのかと思って身構えていると『お前の話を聞いて思ったことが、アメリカで禁煙運動がだんだん盛んになるのと青少年の凶悪犯罪が増加するのが、まさに並行して生じていることに気がついた』とのこと。このことに因果関係を認めるのは性急にすぎるが、面白い視点だと思った。」


「正しいことをしようとやっきになって努力しすぎると大切なものが失われてしまう。」
河合のこの考え方は、先日紹介した「推敲は文章を殺す」の「『完全』を狙って努力を続けているうちに生命力を失ってしまう」と同じように思える。

ちなみに河合自身は「子どものときから煙草をすったことは一度もない。」そうだ。