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森羅万象 ~ 歩く印象派

高校などに3億円賠償命令=落雷訴訟、差し戻し審判決-高松高裁

2008年09月17日 19時21分13秒 | カミナリ(雷)は怖~い!
9月17日14時40分配信 時事通信

 大阪府高槻市で1996年8月、サッカー大会の試合中に落雷に遭い、重度の障害を負った私立土佐高校(高知市)の元生徒北村光寿さん(28)と家族が、同校と大会運営に関与した高槻市体育協会を相手に損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であり、矢延正平裁判長は同校などに3億円余の支払いを命じた。
 最高裁は落雷事故の予見可能性を認定、差し戻し審では、引率教諭がどのような措置を取ることができたかや、事故を回避できたかが主な争点となった。
 原告側は、グラウンドの周囲に10メートル間隔で立つ高さ7、8メートルのコンクリート柱周辺に落雷を回避できる「保護範囲」が存在し、そこに誘導すれば、事故は防げたと主張した。
 被告側は「保護範囲」はあいまいで、安全性も十分でなく、5分程度で生徒を安全な場所に避難させるのは不可能だったと反論した。
 土佐高1年のサッカー部員だった北村さんは96年8月13日、高槻市で開かれた大会に出場。試合開始5分後に雷が頭を直撃し、両目失明や下半身不随などの障害を負った。当時、府内には雷注意報が出されていた。

いちばん嫌いなのは道徳教育 (河合隼雄「『「出会い」の不思議」)5

2008年09月17日 07時13分50秒 | 読んだ本・おすすめ本・映画・TV評
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「『それはなぜかというと、お説教の時間になるからです。』と児島(邦宏)教授(東京学芸大)の言葉」を引用している。いわゆる「心の教育」にかんして行なわれた中央教育審議会でのひとコマである。

河合は言う。
「そこで『心の教育』、『道徳教育』を考えるにしろ、それは『説教』と結びつかないものを見出していく必要がある」と。

とはいえ、河合は道徳教育推進の一環としての『心のノート』の作成において作成協力者会議の座長をつとめた。このことへの批判は多い。

以下を参照
「心の先生?」河合隼雄氏のあぶない動き

『カタくはないが決しておれない』道徳教育が持論のようだ。