太鼓さんのCDが発売されたのでその話を書こうと思ったが、実はまだ肝心のCDが手元に届いていない。これからAMAZONに問い合わせてみるところだが、その前に分野の異なるCDについてお話したい。
今日の朝日COMに『脱「非正社員」へ支援、高校生に予防策 厚労省予算化』という記事があった。(朝日COMをクリック。)「正社員との賃金などの「格差」が表面化し、将来設計が描けない若者の増加が出生率の低下を招き、少子化を加速させているとの危機感」によるものだが、厚生労働省側は「非正規雇用から正社員への移行を促す政策へ加速する。」が「ただ、肝心の企業側との間には温度差が大きく、実効性は不透明だ。」と効果に対してはかなり怪しい。これを裏付けるように、記事の最後は「日本経団連のアンケートでは、フリーターを正社員として積極的に採用したい企業は、わずか1.6%と温度差は大きい。」と結ばれていた。
経済のグローバル化(海外との直接のコスト競争)とか資格商売と言われるISOの導入強制の中で、企業は安い労働力を求めて、極力「固定費」となる正規の社員の雇用を低減し、「変動費」(業績に応じて調整可能な)としての非正規社員(パート、アルバイト、派遣)の導入を積極的に推し進めてきた。これに対して、働く勤労者の側の労働組合などは正規社員の既得権確保に走り、非正規社員についてはまともな対応を怠ってきた。(というか労働者の立場に立つ労組は80年代以降、確実に切り崩されてしまった。)
現在「25~34歳で97万人(05年)とされる層」(朝日COM)が現在も就職が困難なままとなっている。雇用者の4人に1人にがパート従業員というのは、今この国に暮らす者は、毎日の生活のなかで実感されていると思う。
私の知っているとある(非常に零細な)会社でも正規社員の雇用はここ数年行われていない。従業員の募集もパートさんのみである。あとは派遣会社からの人材で賄っているという。先日、専務さんに「どうして正社員を入れないのですか?」と訊いてみた。すると「うちでは、新規に正社員を入れる実力はないんです。退職する正社員が出たときに、非正社員の中から選抜して引き上げるのが精一杯で新卒なんてとてもとても」と漏らしていた。ちなみにこの会社の正社員と非正社員(パート)のの比率は2対3で非正社員の方が上回っている。「雇用者の4人に1人」どころではない。専務さんが言うには「親会社のコストダウン(CD)がきついのが最も大きい。」のだそうだ。年で4%のCDを平気で要求してくるところもあると語っていた。「CDというのは毎年なんですか?」と訊いてみたところ。「毎年です。まるで乾いた雑巾を絞るようなもんですよ。新しい受注でもあれば別なんですけれどもね。」CDに訪れる担当者は「上(上司)から言われた。」の一点張り。これじゃジリ貧ですよ。」とこぼす。「文句は言えないんですか?こんな理不尽な要求に」。私は思わず身を乗り出した。
「とんでもありません。本当は値上げしてもらいたいくらいなんですが、親会社のさらに上の親会社からの上意下達ですから、私どもが四の五の口を挟めるわけがありません。」。ほとんどあきらめ顔であった。
問答無用に近いCD(コストダウン)要求が未だにまかり通る日本の中小企業の実態をまざまざと見せ付けられたようで、なんだか物悲しかった。ただただ、「値段を下げろ。」という物言い、こういうのって違法なんじゃないだろうか?
こんなこと続けているから、保険の加入者だって先細りの一途をたどっているのだろう。
今日の朝日COMに『脱「非正社員」へ支援、高校生に予防策 厚労省予算化』という記事があった。(朝日COMをクリック。)「正社員との賃金などの「格差」が表面化し、将来設計が描けない若者の増加が出生率の低下を招き、少子化を加速させているとの危機感」によるものだが、厚生労働省側は「非正規雇用から正社員への移行を促す政策へ加速する。」が「ただ、肝心の企業側との間には温度差が大きく、実効性は不透明だ。」と効果に対してはかなり怪しい。これを裏付けるように、記事の最後は「日本経団連のアンケートでは、フリーターを正社員として積極的に採用したい企業は、わずか1.6%と温度差は大きい。」と結ばれていた。
経済のグローバル化(海外との直接のコスト競争)とか資格商売と言われるISOの導入強制の中で、企業は安い労働力を求めて、極力「固定費」となる正規の社員の雇用を低減し、「変動費」(業績に応じて調整可能な)としての非正規社員(パート、アルバイト、派遣)の導入を積極的に推し進めてきた。これに対して、働く勤労者の側の労働組合などは正規社員の既得権確保に走り、非正規社員についてはまともな対応を怠ってきた。(というか労働者の立場に立つ労組は80年代以降、確実に切り崩されてしまった。)
現在「25~34歳で97万人(05年)とされる層」(朝日COM)が現在も就職が困難なままとなっている。雇用者の4人に1人にがパート従業員というのは、今この国に暮らす者は、毎日の生活のなかで実感されていると思う。
私の知っているとある(非常に零細な)会社でも正規社員の雇用はここ数年行われていない。従業員の募集もパートさんのみである。あとは派遣会社からの人材で賄っているという。先日、専務さんに「どうして正社員を入れないのですか?」と訊いてみた。すると「うちでは、新規に正社員を入れる実力はないんです。退職する正社員が出たときに、非正社員の中から選抜して引き上げるのが精一杯で新卒なんてとてもとても」と漏らしていた。ちなみにこの会社の正社員と非正社員(パート)のの比率は2対3で非正社員の方が上回っている。「雇用者の4人に1人」どころではない。専務さんが言うには「親会社のコストダウン(CD)がきついのが最も大きい。」のだそうだ。年で4%のCDを平気で要求してくるところもあると語っていた。「CDというのは毎年なんですか?」と訊いてみたところ。「毎年です。まるで乾いた雑巾を絞るようなもんですよ。新しい受注でもあれば別なんですけれどもね。」CDに訪れる担当者は「上(上司)から言われた。」の一点張り。これじゃジリ貧ですよ。」とこぼす。「文句は言えないんですか?こんな理不尽な要求に」。私は思わず身を乗り出した。
「とんでもありません。本当は値上げしてもらいたいくらいなんですが、親会社のさらに上の親会社からの上意下達ですから、私どもが四の五の口を挟めるわけがありません。」。ほとんどあきらめ顔であった。
問答無用に近いCD(コストダウン)要求が未だにまかり通る日本の中小企業の実態をまざまざと見せ付けられたようで、なんだか物悲しかった。ただただ、「値段を下げろ。」という物言い、こういうのって違法なんじゃないだろうか?
こんなこと続けているから、保険の加入者だって先細りの一途をたどっているのだろう。
鉄筋の量、半分に減らしといたから。
以来、あの橋には近付くな、とか
あの建物には入るな、とか、色々と
噂になります。
勿論、Situationにもよるんでしょうけども。
例えば「20パーセント値段を下げないなら取引しないぞ!」とか、極端な例ですけど・・・
日本の経済は中小企業の存在は絶対に無視できないのに、何故、こうなるんだろとやりきれない気持ちになりますね・・・
>f本氏からこのような「硬派」のコメントがいただけるとは・・・
感慨深いものがあります。裁判では勝てるけど会社をたたむ覚悟、至言です!これまた、まったくその通りなんですもの。
>NOB様
海外でやったら大問題になる行為が国内では公然とまかり通る。この辺が、日本経済の停滞と歪み,不透明性をあらわしています。もともと税金のかけ方が問答無用ですから、それを踏襲しているのかもしれませんね。
>RESANDO様
とある専務さんの業界だと4つ付く丸いゴム製品を2ヶに減らすと「走れない」のでバレバレです。
とすると・・・・残るのは・・・「燃料革命」だ!
http://blog.goo.ne.jp/resando/e/f05a007375ec7e6458fb03fc83ceb224