All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

「天下り」は永遠に不滅です

2011年05月19日 21時24分07秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

「天下り」は永遠に不滅です

2011/5/18 10:15 J-CAST NEWS

   原発事故の影響もあってか、今になって電力会社と霞が関の不透明な関係がクローズアップされている。経産省の発表によれば、過去50年で68人もの経産官僚が全国の電力系会社に天下っているそうだ。

   両者の癒着が安全管理に何らかの影響を及ぼしたかどうか、現時点ではまだ何とも言えないが、国民の間に天下り規制を求める声が高まるのは間違いないだろう。

>>29歳の働く君へ・記事一覧

「流動的な労働市場政策」セットにできるか

   ただ、夢を壊すようで悪いが、この国から天下りがなくなることはないだろう。というのも、天下りは終身雇用と表裏一体のものなので、終身雇用にメスを入れない限り、なくすことはできないからだ。

   今のところ国民の多数派はその気がないわけで、だから天下りは今後も安泰だろう…。なんて話はいつもしているので、たまにはOBの話でも引用しておこう。元大蔵官僚の榊原英資氏の言葉である。

——「天下り根絶」は、また、実現不可能かつ、意味のない政策である。「天下り」という言葉を再就職と置き換えてみると、この点 がはっきりする。日本の大組織の場合、民間でも官庁でも終身雇用、年功序列が人事の基本になっている。(中略)多くの人たちが50歳前後から関連組織に出 ることによって、年功序列を維持しながら、人事がまわっていく訳である。こうした慣行を、官庁の場合だけ「天下り」といって非難する理由は見あたらない ——

(榊原英資『公務員バッシングの愚』2011年3月28日WEBRONZAより)

   国際競争にさらされる民間企業の日本型雇用は、海外流出と非正規雇用置き換えでどんどん希薄化し、終身雇用も年功序列も減っていくだろうが、官についてはそういった心配は一切ないわけで、下手をすると永遠に残り続けるかもしれない。

   「無理やりにでも天下りを厳禁すればいいじゃないか」と素朴に考える人もいるだろう。でもそんなことやったら、マトモな人材は誰も官僚なんてならないだろうし、そうなったら彼らに政策を作ってもらっている政治家も困るので、強行突破は実現不可能だ。

   要するに、天下りせずとも報われるようになる「流動的な労働市場政策」もセットにしない限り、天下りは絶対になくならないということだ。

有権者自らが変わる覚悟を抱くまで

   終身雇用のせいで、少子化や世代間格差、経済の停滞が続いているという話は、いつも書いている通り。でも、官民の癒着による不始末のコストまで含めるなら、終身雇用を維持するためのコストというのは、我々の想像よりはるかに大きなものかもしれない。

   それでも、世の中には終身雇用の方がいいという人もいるだろう。

   でもよく考えて欲しい。終身雇用で確実に守ってもらえるのは、公務員や大企業の正社員といった、何があっても身分を保障される「雇用の2階建 て部分」の住民だけだ。そして、そのためのコストは、中小零細企業の従業員や非正規雇用も含めたみんなで負担しなければならない。

   原発事故で潰れた零細企業従業員は放置しつつ、東電が税金で救済されるのが典型だろう。その費用は、三陸の被災者や飯舘村の避難住人も含めた国民みんなの負担である。

   「天下り禁止」というのは大衆受けが良いので、今後も与野党問わず多くの政党がマニフェストに掲げるだろう。そしてどこが与党になろうが、その公約は実現せずにだらだら時が経つだろう。

   有権者の多数がこういった矛盾に気付き、自らが変わる覚悟を抱くまで、この国から天下りが消えることはない。

城 繁幸


太陽系外に「生命が存在できる」惑星 仏のチーム発表

2011年05月19日 02時59分00秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

2011年5月18日14時20分

写真拡大赤色矮星グリーゼ581(右上)と、公転する惑星グリーゼ581d(左下)の想像図=欧州南天天文台提供

 フランス国立科学技術センターは、地球から20光年離れた太陽系外惑星に、地球型の生命が存在できる可能性があることがわかった、と発表した。低温の惑 星と考えられていたが、大気による温室効果を計算すると、液体の水が存在できる温度になり、「第2の地球」候補に浮上する可能性があるという。

 この惑星は、恒星の一種である赤色矮星(わいせい)グリーゼ581を公転するグリーゼ581dで、質量は地球の7倍ほど。2007年に発見されたが、矮星までの距離が遠すぎて寒く、生命が存在できる環境の惑星の候補には入っていなかった。

 ところが研究チームの計算では、地球や金星など岩石惑星と同様に二酸化炭素を含む大気がこの惑星にもあれば、海や雲、雨が存在できる温度まで安定的に上がることがわかった。

 矮星が出す赤い光は、惑星の大気に邪魔されず地表まで透過して暖める特徴がある。チームは「生命存在に適した惑星として最初の確認例になり得る」としている。

 グリーゼ581は、この種の惑星の候補を複数持つとして注目されている。昨年9月には、米カリフォルニア大サンタクルーズ校などがグリーゼ581gとい う別の惑星を「有力候補」として発表した。しかし、今回の研究チームによると、この惑星は存在しないらしいことが判明している。(ワシントン=勝田敏彦)


3号機 “燃料に水届いておらず”

2011年05月19日 01時55分04秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

TBS系(JNN) 5月18日(水)18時33分配信

 福島第一原発の3号機については、先月からたびたび炉心の温度が上がっていますが、複数の政府関係者はJNNの取材に「3号機でもメルトダウンが起きて いるとみられる」としています。東京電力は、注水量を増やしたり、別の配管も使ったりして炉心に水を送り続けていますが、まだ不安定な状態が続いていま す。

 現在、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して水が注がれていますが、このすき間が詰まり、底に溶け落ちた燃料に十分に水が届 いていない可能性が高いことが新たにわかりました。専門家は、この状態が続いた場合、燃料が発する高い熱で圧力容器の底が抜ける可能性がある「深刻な事態 だ」と指摘しています。東京電力では当面、3号機への注水量を増やして監視を続ける方針です。

 一方、2号機の原子炉建屋に18日午前、3月の爆発以来、初めて作業員が入りました。ロボットでの調査と同様、温度と湿度が高く、内部で作業したのは14分間でした。(18日16:51)

最終更新:5月19日(木)1時19分

TBS News i


岡本太郎壁画に原発の絵 渋谷駅、美術家集団が掲示

2011年05月19日 01時50分07秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

 

2011年5月18日 22時43分 (2011年5月18日 22時46分 更新)

 故岡本太郎さんの壁画「明日の神話」に張り付けられていた原発事故の絵(中央)(岡本太郎記念館提供)

[拡大写真]

 今月初め、東京・渋谷駅構内に飾られている芸術家の故岡本太郎さんの壁画「明日の神話」 に福島第1原発事故の絵が付け加えられる騒ぎがあり、東京の若手美術家グループ「チンポム」が18日、自分たちが掲示したことを明らかにした。都内のギャ ラリーで、壁に絵を張り付ける様子を写した映像と原画を公開した。絵は爆発した原子炉建屋を板に描き、壁画の右下に接続する形で、壁面にテープで張り付け ていた。


もう、こんなに洩れちまってるゼ・・・

2011年05月19日 00時51分09秒 | 歩く印象派