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森羅万象 ~ 歩く印象派

「1Q84」続編4月16日に発売

2010年02月05日 20時43分47秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2010年2月5日 17時37分共同ニュース

「1Q84」続編は初版50万部 村上さんの長編小説

 新潮社は、作家村上春樹さんの長編小説「1Q84」の続編「BOOK3」を、異例の初版50万部で刊行すると5日、発表した。4月16日に全国一斉発売する。定価は1995円。「BOOK1」「BOOK2」は昨年5月に刊行され、計230万部の大ベストセラーに。同社は「BOOK1、2の初版部数は計38万部だったが、予想をはるかに上回る売れ行きだった。予約状況によっては発売前の増刷も検討する」という。

故・忌野清志郎さんの作品、今年も 母校OBの美術展

2010年02月05日 18時09分07秒 | Rock 音故知新
故・忌野清志郎さんの作品も展示された都立日野高校の「OB展」=東京都国立市の「コート・ギャラリー国立」

2010年2月5日13時30分朝日COM

 昨年5月に58歳で亡くなったロックシンガーの忌野清志郎(いまわの・きよしろう)さんが、毎年作品を出品していた母校・東京都立日野高校OBらによる美術展が、東京都国立市のギャラリーで始まった。「有名人としてではなく、友達として静かに見守りたい」。そんな同窓生らの思いから、遺作はほかの作品と一緒に並んでいる。

 OB展は、同校の元美術教諭で、ヒット曲「ぼくの好きな先生」のモデルにもなった小林晴雄さん(78)を慕う同窓生らが集まり、30年ほど前から年に1度開いてきた。清志郎さんは10年ほど前から出品し、06年にがんの闘病生活に入っても続けていた。

 今年の清志郎さんの出品作品は、白と黒の2色で猫やフクロウなどを描いた3点。生前に描かれたもののなかから家族が選んだという。清志郎さんの同級生で、自身も作品を出品している鈴木洋子さん(58)は「(清志郎さんの本名の)栗原くんとして、OB展をともに過ごしたい」と話した。

 会場には清志郎さんをしのぶファンの姿も。小学生の時からのファンという東京都調布市の堀内佳津恵さん(44)は「私が思い描いていた、シャイで可愛らしい性格そのものの作風でした」と話し、別れを惜しむように見入っていた。(市川美亜子)

     ◇

 OB展は9日まで、JR国立駅前の「コート・ギャラリー国立」で。午前11時~午後6時(最終日は午後4時)。

軽井沢、野鳥のさえずり激減 約20年の録音記録分析

2010年02月05日 12時12分58秒 | 歩く印象派
軽井沢で野鳥の声の録音を続ける峯岸典雄さん

2010年2月5日10時15分朝日COM

 長野県・軽井沢で春に聞こえる野鳥のさえずりが約20年で大きく減少している。野鳥研究家の峯岸典雄さん(81)=東京都在住=が、現地で1989年から記録してきた録音を分析した。自然環境の悪化を反映した結果のようだ。

 峯岸さんは幼いころからの野鳥ファン。軽井沢へ70年近く通っている。「昔に比べると野鳥が減ってきたのでは」と感じ、89年からほぼ毎年、3~5月の繁殖期に数日、自分の別荘の庭で日の出前後の約1時間、野鳥の声の録音を続けてきた。

 録音を始めて間もない90年代は、1時間で16種程度のさえずりを聞ける朝があった。年間を通して軽井沢周辺にいる鳥も、夏に南から渡ってくる夏鳥も、にぎやかな声を響かせていた。だが、2000年代に入り数種の声しか聞こえないことが多くなった。ついに08年には、1時間のうちに鳥が全くさえずらない日もあった。

 さえずり回数を録音時間で割った「さえずり指数」で変化を量的に表してみた。カッコウなど夏鳥に加えて、キジやウグイス、アオジ、コガラ、アカハラなど身近な鳥の減少が顕著だった。峯岸さんは、別荘周辺での工事の記録などを調べて「開発など環境の変化が大きく影響している」という。

 軽井沢の自然に詳しい南正人・麻布大講師(野生動物学)は「15年ほど鳥の変遷を見てきたが、やはり減ってきている。同じ方法で続けられた録音で、信頼性の高い結果だと思う」と言う。録音方法について助言した大庭照代・千葉県立中央博物館主席研究員(生物音響学)は「さえずりは仲間とのコミュニケーションであり、密度が低くなっている状況の貴重な記録だ」と評価する。

 峯岸さんは今月、軽井沢別荘団体連合会が東京都内で開いた会合で、この内容を説明した。参加者からは「林の伐採がひどくなった」「昆虫や哺乳(ほにゅう)類も減っている」といった声が聞かれた。

 連合会の小林徹代表は「軽井沢の環境をなんとかしたいと、一昨年夏にこの連合会を発足させた。峯岸さんの報告は私たちの心配を如実に示している」と話している。(米山正寛)