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森羅万象 ~ 歩く印象派

自分フィギュアに注文殺到 「世界で一つだけ」に満足?

2010年02月08日 18時38分25秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2010年2月8日17時11分

 自分や身近な人の顔そっくりに仕上げたオーダーメードのフィギュアがヒットしている。結婚式で飾るカップルを中心に、子どもの入学式や親の還暦・退職時にプレゼントする人も。「世界で一つだけ」のプレミア感が受けているようだ。

 「一生に一度の結婚式だから、オンリーワンのものがほしいな、と」

 神奈川県伊勢原市の会社員橘川(きつかわ)正人さん(35)は2007年夏の結婚式で、妻の優美さん(26)と並んだフィギュアをつくった。それぞれタキシードとウエディングドレスで、体長8.5センチの3頭身。計2万3千円かかった。

(橘川正人さんが結婚式でつくった夫婦のフィギュア=橘川さん提供)
 結婚情報誌の広告でフィギュアのことを知り、優美さんを驚かせてやろうと、顔写真をこっそり業者へ送った。約1カ月後に商品が届き、優美さんの第一印象は「これがわたし?」とやや複雑。式場に置いたところ、招待者らから「似ている」「いや、微妙」と評判に。自宅に飾っているうち、花嫁姿の自分が気に入るようになったという。

(橘川さん夫婦)
 このフィギュアを手がけたのは、大阪市中央区の玩具製造・販売会社「戎(えびす)」。

 お菓子のおまけの人形などをつくっていたが、04年に注文者の顔に仕上げるフィギュアの取り扱いを開始。最初の半年は注文ゼロだったが、いまは多い月で1300~1400体の注文が舞い込む。

 「世界で一つだけというプレミア感はもちろん、『自分自身』の安心感に癒やされる人も多いようです」と営業企画部の担当者。業界では、ちゃんちゃんこ姿の退職・還暦記念、ランドセルを背負った入学記念など用途も多彩になってきているという。

 玩具大手の「バンダイ」(東京都)が昨夏発売した、仮面ライダーのボディーに注文者の顔がついた「自分魂」は、用意した計3千体が発売日に売り切れた。1体1万3650円で、購入者の多くは30代の男性。「あこがれのヒーローになりきれるという『コスプレ感覚』が人気の要因では」と広報担当者。昨年10月には、第2弾としてアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクター「シャア・アズナブル」になれるフィギュアを発売した。

(仮面ライダーのボディーに、自分の顔がつくバンダイのフィギュア=同社提供)

(「シャア・アズナブル」をモデルに、バンダイが発売した「自分魂」のフィギュア=同社提供) 
フィギュア文化に詳しい作家の唐沢俊一さんは「自己愛の強い世代が大人になり、不況などで思い通りにいかない現実のなかで、『幸せな自分』『理想の自分』を偶像化している」と分析。こういった「自分」をターゲットにした商品の開発が、ネット上のバーチャルな世界などで進んでいくと予想している。(青田貴光)

ルノワール展 国立新美術館にて

2010年02月08日 06時23分34秒 | 歩く印象派
 昨日は「ルノワール~伝統と革新」を観覧してまいりました。
会場は国立新美術館、ミッドタウンや六本木ヒルズがすぐ近くですね。
ミッドタウンに車を置いて、徒歩で5分の距離。
まだ10時前なので人影もまばらでした。

「伝統と革新」というタイトルが気になりましたが、
どうやら先日、日経新聞に掲載されたこの記事で
紹介されたものが特別コーナーにて展示されていました。
なかなか興味深いものです。

たしかにヴィリジャンという絵の具は透明性が高いようで
発色もきれいでした。
「レースの帽子の少女」

光学調査の成果だそうですが、すごいものなのですね。

あと、驚いたのが下の絵。
「舟遊びの昼食」と題された名作。
左下の少女は後年、ルノワールの奥さんになるアリーヌ・シャルゴだったんですね。

音声ガイドは女優の松坂慶子さんで、簡潔でわかりやすい解説でした。
もし、行かれる場合は音声ガイドおすすめです。