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ロシアの潜水艇、北極の海底に国旗を立てる

2007年08月03日 21時55分51秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
<ロシア>北極点の海底を初探査 資源獲得狙う

8月2日19時35分配信 毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】タス通信などによると、北極圏の海底を調べるロシアの学術調査団の有人潜水艇「ミール1」と「ミール2」が2日、北極点の深海で探査活動を行った。両潜水艇はモスクワ時間正午(日本時間午後6時)過ぎ、深さ約4300メートルの海底に到着した。うちミール1は、チタン合金製のロシア国旗を海底に打ち立てた。北極点で海底調査が行われるのは史上初めてという。
 世界的な天然ガス・石油輸出国であるロシアは、将来の北極圏の海底資源開発を考慮して今回、海底調査を行った。北極圏の開発は国際法で制限されており、米国など周辺国の反発を招く可能性もある。
 ロシアの調査隊は、砕氷船「アカデーミク・フョードロフ」で北極点まで到着。潜水艇2隻を次々と海上に下ろした。潜水艇には、オブザーバーとしてロシア下院議員2人も搭乗した。
 国際法では、北極圏に領土を持つロシア、米国、カナダ、ノルウェー、デンマークの経済活動は、各国の北端の沖200マイル(約320キロ)までとされている。
 ロシアのラブロフ外相は同日、訪問先マニラで「今回の探査の目的は、ロシアの(領有の)権利を示すためではなく、我々の大陸棚が北極点まで続いていることを示すためだ」と語った。ロシアは北極点が自国の大陸棚の延長だとして、開発権の主張を強める構えだ。

>しかし、この写真、海底4,300メートルとは驚きだね。「2001年宇宙の旅」かと思った。