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森羅万象 ~ 歩く印象派

70年代フォーク新録音 畑仕事のしとも歌ってるって?そうだ!館林ロスト25周年コンサートだ

2007年03月13日 18時48分40秒 | Rock 音故知新
詳しくは上の記事を読んでください。

私の興味をひいたのは
「地方で畑仕事をしている人もおり、企画からCD発売まで1年半かかった。」というくだり。
「地方で畑仕事をしているしと(人)・・・・・・」?????

てっきりG県T市に住むオ・寒さんのことかと思った!

そういえば、オ・寒さんたちは今年の6月24日に結成25周年記念コンサートをやることが正式に決まったそうだ。
(詳しくは館林ロストシティランブラーズ・フォークソングシングアウトをクリック)

ときおり上野で笠木透さん呼びかけの憲法九条コンサートなどに出演はするもののオ・寒さんたちは普段は地元での演奏にこだわり続けている。26年目を迎えたあかんべ山コンサートに代表されるように地域に根ざし、地域と連携し、G県T市から頑固なまでにフォークソングを発信し続けている。いわば「定点観測」のフォークグループでもある。近年その輪は次第に広がりつつある。お隣のT県S市のグループや復活なったSヒルランブラーズらと手を携えながら、70年フォークとかの回顧趣味ではない新しいフォークソングの地平が見えてきたのではないかと私は思っている。

ニューミュージックの台頭やロックの軽薄化に押し流されてしまったかつての反骨のフォーク、ロックの志を感じる。時代におもねず、自分達の立ち位置を簡単には変えない姿勢に心から拍手を贈りたい。今、iPodやケータイでイヤホンで聴くという「個聴」全盛の時代に、自ら楽器を爪弾きながら生の声で聴衆とともに音楽を共有するというスタイルは音楽(音を楽しむ!)の原点復帰の最たるものといえる。「音楽は何を(どんな機械を使って)聴くか」ではなく「誰とどうやって聴く(演奏する)のかが重要」なのだと私は思う。パンクなフォークに期待大だ。

6月24日が今から待ち遠しい。