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森羅万象 ~ 歩く印象派

星野五輪代表監督の早稲田野球部監督への言動について

2007年03月05日 23時50分43秒 | 歩く印象派

メジャーリーグの話題で松坂大輔の名を聞かぬ日はないくらい、毎日松坂ニュースが流れ続けている。その中で、「おや?」と思ったことがある。先日、松坂が初先発を果たしたのは松坂の所属するレッドソックスとボストン・カレッジとの対戦。そのボストン・カレッジはその名の通り大学(カレッジといっても実際は総合大学)の野球チームである。

『柳川事件』から40年以上経ち、日本でも最近ようやくプロとアマの交流(昨秋のヤクルトとの交流戦)が進んできた。しかしプロとアマの(不信の)壁はまだ完全解消には至っていない。

そんな中
「2008年北京五輪の星野仙一日本代表監督(60)が1日、早大・応武監督に苦言を呈した。早大に進学する早実・斎藤のプレ五輪(8月・北京)出場に拒否の方針を打ち出している同監督に対し、「野球界全体を考えていかないとだめ」と言い切った。」(3月2日8時1分配信 スポーツ報知その後、:発言は撤回しないが斉藤への執着は消えたようだが。)

星野氏のこの発言には違和感を覚える。
もし6大学から投手を選抜するのであれば、昨年秋に行なわれたヤクルトとのプロアマ交流試合でプロ相手に実力を証明し、ドラフト上位指名候補にもなっている慶応・加藤、明治・久米、法政・小松といった各校のエースに、まず声がかかるのが自然なのではないか。それが何故、彼らを飛び越えて、斎藤なのか?

星野氏発言は「野球界全体を考えていくと斉藤になる」と言っているのと同じで、そうなる頭の構造がおかしい。

いきなり斉藤を選ぶこと自体、星野氏の選考基準はおかしい。まだ大学での実績もないのだから早大監督が拒否したのも当然。

星野氏はなにかときな臭い人物である。こういう輩をもてはやすマスコミはもっと危険だと私は思っている。

星野氏は京都の「財界セミナー」で『夢と勇気を育む人づくりとリーダーの役割』と題して講演した際、「韓国、台湾は兵役免除と引き換えにメジャー選手を代表チームに呼べる。日本はそうはいかない」「日本も徴兵制を作ってくれ、といいたくなる」と発言。(Wikipediaより。)

なんか野球の監督よりも自民党安倍内閣に入閣したほうが似合っているんじゃないのかな?